【社会福祉士】ギリッギリの「誇り」と「プライド」が、ガタ崩れした国家試験発表
第38回社会福祉士国家試験の結果が出た。
合格率60.7%
合格基準点 50点(129点満点)
この数字を見た時、自分の中で何かが崩れた。
今まで自分が唯一保ってきた、社会福祉士としてのギリギリの「誇り」と「プライド」が、ガタガタと崩れ落ちていく感覚をはっきり感じた。
①福祉系資格では「難関資格」だった
福祉系の国家資格は、「3資格」と呼ばれる資格がメジャーどころです。
🌸社会福祉士
🌸介護福祉士
🌸精神保健福祉士
中でも介護福祉士は、受験のハードルが比較的低く、筆記試験の難易度も高くない事から、福祉系の施設であれば、介護福祉士保有者は多いはずです。
精神保健福祉士は、役割も活かし方も特殊な事から、よほど興味を持つ、もしくは精神病院のMSW等で勤務していて業務に必要が無い限りは、私の周りでは精神保健福祉士保有者は比較的少ないです。
そして社会福祉士。
受験資格を得る為のハードルも高く、国家試験も膨大な科目と出題範囲があるため、国家試験を合格するハードルもそこそこ高かったのです。
福祉系の資格では、難関資格
こう言われていましたし、実際、私は10年前位に受験して合格しましたが、当時の合格率で20%前後でした。
そこから徐々に合格率も上がり、4年前位は30%前後にまで上がりました。
そして、昨年の新カリキュラム導入により、合格率は50%を超え、今年はついに合格率60%を超えてきました。
私は、受験した当時、年末年始休日も返上して、普通の休日も返上して、朝から晩まで必死に勉強しました。
家庭と勉強だったら、勉強を優先していた程です。
合格率20%前後の社会福祉士国家試験に合格した
この事実だけが、「底辺」と呼ばれ続けている福祉職で勤務してきた私の、唯一の「自信」と「誇り」だったのだと思います。
「社会福祉士」という資格が、合格率60%超えの、もはや難関資格でも何でもない、「ただの福祉系資格」として、社会から烙印を押されたような気がして、合格発表以降、私の心がポカーン・・・と空きました。
②「人手不足」と「質の低下」
ただでさえ福祉職は、「万年人手不足」です。
そして、介護職の低賃金を引き上げる為に、処遇改善手当などで、政府は一生懸命介護職の給料の底上げをしようとしています。
それによって、福祉職の人材が確保出来たり、若い世代の人でも福祉職に就こうと思う人材が増える事は、喜ばしい事だと思います。
社会福祉士も、おそらく人材が足りていないのでしょう。
でも、私は思ったのです。
人材不足だからって、「量産」して良い資格なの??
私は、福祉施設勤務20年、管理職勤務5年ですが、社会福祉士の資格を活かしてソーシャルワーク実習指導者としての業務も行っています。
ケースワーカーの役割として、
✅相手の真のニーズを汲み取る
✅必要な社会資源を提案する
✅関係機関とコミュニケーションを図っていく
✅相手が本当に必要なサービスを提案する
これらは、管理職・サビ管業務としても必要なスキルですが、社会福祉士として勤務するのであれば、無くてはならないスキルです。
極論を言えば、時に生命に関わる事案もあるのです。だからこそ、、
🍀「社会福祉士」だけは、量産する方向で動いて欲しくない。
この想いが私にはずっとありました。
勘違いしないで欲しい事は、合格率が上がっている事が問題だと思っているわけではない、という事です。
「合格基準として、全得点の6割前後の得点」が必要だと明記されているにも関わらず、約38%の得点で合格させてしまっている事。
これが、私が今回一番残念だった結末なのです。「量産」する方針を決定づける結果だと思ったから。
③全て「私」の問題
私の職場では、今回の国家試験を受験した職員から、次々と「合格」の報告が届きました。
実習生で来月から就職予定の学生の子からも、
「さくらさん、合格しました!!」
とそれはそれは嬉しそうに私に報告の連絡を入れてくれた時は、私もすっごく嬉しかったです。
🌸仲間が増える
🌸社会福祉士が増える
この事自体は、とても喜ばしい事なのです。
要は、「私自身」の問題なんだな、と初めて気付かされました。
きっと、心のどこかで、私はいつまでも、社会福祉士を持っているというだけで、
🍀認められている
🍀「努力」する人だと信じてもらえる
🍀「私は底辺なんかじゃない」って思える
これらの気持ちを、無意識に抱いていたんだろうなって。
業務を行うにあたり、利用者支援をするにあたり、保有資格の有無なんて全然関係も意味も無いのに、
大切なのは、コミュニケーションを図って関係性を築く事だってわかっているのに、、
私って、結構最低な人間だったんだなってすごく思わされました。
だから、最近、ちょっとブルー入って過ごしてました(笑)。
さいごに・・・
今日は、いつもの記事とは違い、私の「感情」と「気持ち」「想い」を書きました。
いつも強気な感じで、パワフルに記事を書いていますけど、どうしてもその「みなぎるヤル気」が湧き出てこなかったのです。
意味不明な、私の中でのギリギリの「プライド」と「誇り」がガタガタと崩れた気持ちになっていたと同時に、ヘタな「プライド」と「誇り」が福祉職としての自分を邪魔してたんだな、と気付かされていました。
だから、単純に、「元気」も無かったです。
私にも、そんな時、あります(笑)
何をどう思っても、周り・・・というより、社会の動向にいちいち振り回される事なく、凛として生きていきたい、常日頃そう思っています。
社会福祉士の国家試験が、今後どうなっていこうとも、「私自身」を否定されているわけではないのだから。
この記事を書くにあたり、私の中ですごく葛藤がありました。
✅新カリキュラム以降で合格された方が読んだら、気分悪くされるかな
✅難易度がどうであれ、しっかりと努力して勉強して合格した方が読んだら、イヤな気持ちになるかな
って。
でも、同時に思いました。
今、私と同じような気持ちを抱いている社会福祉士も絶対に居る。
そんな方と、ちょっぴり「共感」したくて、今回の記事は勇気を出して書きました。
でも、書いてちょっと「スッキリ」しました。
なんだか、また明日から気持ち入れ替えて頑張れる気がします。
私がnoteを書き始めたきっかけは、「社会福祉士国家試験を受験する方を応援したい」という気持ちでした。
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私の記事を購入して下さり、今回合格された方が居るかもしれないって思うと、それはそれでとても嬉しく思いますし、私の本望です✨
決して、今回合格された方を、どうのこうの、と思っているわけではない事だけはご理解頂ければ幸いです。
そして、最後に声を大にして言います。
第38回社会福祉士国家試験に合格された皆様、本当におめでとうございます!!!
今日もお読み頂き、ありがとうございました!
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