ピルって結局何?ピル服用習慣5年の高校生のリアルな答え
ピル(経口避妊薬)は、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンを配合した飲み薬です。毎日服用することで排卵を抑制し、99%以上の高い避妊効果を発揮します。避妊目的(OC)のほか、生理痛の軽減、生理不順の改善、PMS(月経前症候群)の緩和、治療(LEP)としても用いられます。
……なんて、ピルについてネットで検索すれば、AIが堅苦しい言葉と一般論と共に、数行にまとめて教えてくれます。
でも多分、この記事にたどり着いてくれた人は、そこよりもっと深い所が知りたくて見てくれてるんじゃないでしょうか?
本気で悩んでるから。不安だから。心配だから。
その気持ち、とてもよく分かります。
私も、5年前はそうやって「ピル」というものに戸惑ってスマホで検索しまくったものです。
この記事では、今も毎朝ピルを服用し続けている私が、この5年間のリアルな経験をもとに、ピルとはどういうものなのかについて書いていきたいと思います。
検索では分からないピルの「ホントのところ」
ピルはなぜ排卵を抑制できるのか?
そもそものところから書いていきますね。
ピルは妊娠中と似た体のホルモンバランスにすることによって、排卵を抑え、子宮内膜が厚くなることを防ぎ、痛みなどの症状を和らげる薬です。
妊娠中って生理が来ませんよね?
その状態を、毎日一錠飲むことで保ち、生理が来ない状態を長く続けよう!というのがピルというものの仕組みです。
ピルを飲むことで身体に問題は起こらない
よく誤解されてるので言いますが、副作用は別にしても、基本的にピルを飲むことが身体にとって害になることはないです。
将来の妊娠・出産時に、昔飲んだピルが原因でトラブルが起きたりすることもないです。
さきほど、ピルは「偽の妊娠状態を作り出す薬」だと説明しました。
女性の身体にとって、妊娠はいわば想定内の出来事で、普通のこと。
なので、ピルを飲んでいる状態は体にとって異常ではなく、むしろ自然に受け入れられるものなんです。
というか、生理自体が、妊娠してもいないのに子宮に内膜を作り出し、一定期間経ったら引っぺがすというものなので、実はこっちの方が負担は大きいんですよね。
何もしなければ、生理は人生で400~450回くるといわれています。
つまり、ピルを飲まないままだと、それだけの回数、痛みや苦しさを感じたり、貧血になりやすくなったり、身体に負担をかけ続けることになるんです。
毎月買う生理用品代もばかになりません。
ピルは、飲むだけで生理の回数を少なくしてくれるので、身体に優しい上に、お財布にも優しいと言えます。(かかるお金は飲むピルの種類によって変わりますが)
飲むのをやめたら身体は元の状態に戻るだけなので、個人的には、服用することにプラスはあれど、マイナスはあんまりないと思います。
私が飲んでいるピル紹介
私は「ヤーズフレックス」という名前の超低用量ピルを飲んでいます ↓

三面あるうちの一番下の面に並んだピンク色の丸いのがピルです。
表から押し、裏から取り出して飲みます。
薬の服用に慣れていない人のために、服用習慣をつけさせるべく、毎シートに必ず偽薬(ホルモンが入っていない薬)を入れてるものもあります。
ですが、私のは28日分すべて実薬です。
私は飲み忘れるのが嫌なので、朝起きたらすぐにピルを水で飲みこむようにしてます。
毎日同じ時間に飲むことを推奨されてるので、休日も学校がある平日と同じ時間に起きて飲んでます。
おかげでちょっと早起きになりました🌞
真ん中にあるのは飲み方の説明ですね。
書いてある通り、どっちの方法でも休薬期間が設けられてます。
休薬期間を設けずにピルの内服を継続すると、予期せぬ時期に出血するというトラブルが高い確率で生じるそう。
定期的に休薬期間を設けることによって、一定の時期に「消退出血」(ピル服用中の休薬期間に起こる、生理のような出血のこと)を起こすことができ、生活をより快適にすることができるんだとか。
また、内服から3か月も経過すれば、ほとんどの方はこの消退出血は、もともとの生理よりも痛みや出血が少なく、出血期間も短くなるらしいです。(私も体感ではそんな感じがしてます)
いや、「超低用量ピル」って何?
さっきの文の冒頭に、いきなり「超低用量ピルを飲んでいます」と書いたので、戸惑われた方もいると思います。
私、さくねこは、医者でもなんでもない文系高校生なので、超低用量ピルについてちゃんと医学的に解説するのはできないのですが、オリジナル説明でいいならこんな感じです ↓
ピルには大きく分けて中容量ピルと低用量ピルの2種類あり、細かく分けると、避妊を目的に服用される低用量ピル、生理日移動のために服用される中用量ピル、性行為後の緊急避妊薬であるアフターピルなど、5種類ある。
超低用量ピルは低用量ピルの中の一種類。
主に月経困難症や子宮内膜症の治療薬として使われる。
超低用量ピルの特徴としては、
①避妊効果を目的としていない
・海外の研究では一応、排卵を抑制するため避妊できるらしいが、日本では「あくまで治療薬」のため、そもそも効果が検証されていない
・なので、ピルに避妊効果が欲しい人には処方されない
・治療のために超低用量ピルを処方された場合は保険が効く
②含まれてる女性ホルモン量が少ないので副作用が出にくい
・低用量ピルよりも入っているエストロゲンの量が少ないので、身体の拒否反応である副作用が出にくい(確率は低めだが出る人は出る。個人差あり)
かなり簡略化して書きましたが、概要としてはこんな感じ。
ちなみに、私は処方されると決まった時、一粒飲んで院内で安静にし、様子見をしましたが、副作用(吐き気や頭痛、血栓症など)は全然出ませんでした。
ピルを飲んで良かったこと3つ
①ストレスが減った!
生理って普段と違う状態なので、何かと不快感を感じたり、イライラしやすいじゃないですか。
ピルを飲んだらそういったことがそもそも減るし、消退出血のタイミングが大体分かるので、心の揺れが小さくなるんですよね。
自分の体と心を上手くコントロールできてる感覚がして、かなりストレスが減りました。
②肌がきれいになった!
サブ的な効果ですが、これも良かったことですね。
肌荒れにも小学生の頃からかなり悩まされていたので、無くなった時の感動は今でも覚えてます。
③自分自身の健康に気を遣う習慣ができた!
これが一番大きい気がします。
それまでは、若さを理由にかなり不摂生な生活をしていたのですが、ピルを飲んでからは、気を遣えば気を遣うだけ、自分の状態は良い方向に改善すると分かり、体や心の変化により気を配るようになりました。
若いうちから健康を意識する行動(バランスのいいご飯を食べることや運動など)がとれるようになったのは、かなりメリットだと思います。
そもそも、さくねこはなんでピル飲んでるの?
なんで私がピルを飲むことになったかは、以下の2つの記事に詳しく載っているので、気になる人は読んでほしいです。(宣伝みたいになって申し訳ない)
②には、お医者さんからしてもらった、ピルのもっと詳しい説明も載ってます。
長くなるので省きましたが、同じ悩みを抱える人や、生理やピルについてもっと知りたいという人の役に立つと思います。
ピルの気になるお値段
私の場合は、母が毎月ヤーズフレックスを病院で買ってきてくれてます。
1シート2300円らしいです。
聞いたところ、私の場合は治療目的のため、保険適用になるとのことで、払うお値段は総額の3割負担のみになってるんだとか。
ですが、自費診療だと、これよりも高くなることは十分あり得ます。
それに、私が薬を処方されてる病院が2300円という価格設定をしているだけなので、他のところでは治療目的の処方でも値段がより高くなったり安くなったりすると思います。
あくまで私の場合は、という話なので、他の種類のピルだとまた値段も変わるかもしれません。
ピルにまつわるQ&A
Q1.ピルを飲んだら肌がきれいになるって聞いたけどホント?
A1.まあ、ホントです。
個人差はありますが、私は飲み始めて3か月くらいから肌がきれいになりました。
ピルでホルモンバランスが整ったからですね。
お医者さんからもそういう効果はあると言われました。
でも、私の場合は、肌をきれいにするために飲み始めたわけではなく、治療をする中でおまけとして肌が改善されたって感じなので、あまり期待しない方がいいと思います。
あと、ピルを飲んでるからと食生活を乱れに乱れさせたり、不規則な生活を送ったり、肌を清潔に保たなければ、普通にニキビはできますのでご注意を。
Q2.ピルを飲むと本当に出血しなくなるの?
A2.部分的にそうですね。
飲み始めてすぐの時、3日ほど生理の時のような出血が続いたことがありました。
よくあることらしく、最初に飲んでから24日間は服用を止めてはいけないというのもあって、その時はそのまま飲み続けました💊
以降、予期せぬ出血はなくなったので、ピルをちゃんと飲み続ければ本当に出血はなくなると思います。
ただ、ヤーズフレックスは含まれるホルモン量が少なめなので、飲み忘れで服用が中断されると、慌てて再服用を始めても2日後くらいに血が出てきます。
Q3.ピルで生理を遅らせたり早めたりはできる?
A3.飲み方を調整したらできます。(おすすめはしない)
私には、このままじゃどうしても学校行事の日と休薬期間が被る!となったときに、早めに服用を中断して、消退出血を数日間起こさせ、再服用して被りを防いだという過去があります。
でも、生理日移動は超低用量ピルの本来の目的ではなく、普通は中用量ピルや低用量ピルを用いてやるものなんだそう。
なので、あんまりおすすめはできないです。
Q4.ピルを飲んだら太るらしいけどホント?
A4.ピルが原因で太ることはないです。
なぜかピルについて調べる時に検索欄に現れる「太る」の文字。
これ、全然一般論じゃないので、信じないでください。
ピルの服用でホルモンバランスが変わる→それがもとで食欲が増進される→いつもより多くご飯を食べる→体重が増加する、というのはあるかもしれません。
ですが、全員に起こる話ではないので、一般論として言うのは違うと思います。
誤った情報に惑わされないように注意してください。
QOLを上げたいならピルがおすすめ
私の人生はピルによって良い方向にしか向かっていないので、皆さんにもぜひ体験してほしいなと思っています。(製薬会社の回し者ではございません)
もし、あなたがピルの服用を後ろめたく思ったり、恥ずかしく感じるなら、誰にも言わずにいておけばいいんです。
誰がどんなピルを飲んでて、そのピルにはこんな効果があって……なんて、相手が薬剤師さんじゃない限り、いや、そうじゃなくても、言わなきゃ誰も気づきませんし。
避妊のために飲むのもよし。
PMSを落ち着かせるためや、子宮内膜症などの病気の治療のために飲むのもよし。
そういう目的だって他人に明かす必要は全くないです。
だから、自分の心と体を守るためのお守りとして、ピルの服用を考えてみるのはいかがでしょうか?
ピル服用歴5年の私にとって、ピルは人生のQOLを上げたい女性たちに、とってもおすすめのアイテムです👍
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次は事前予告通り、私の大好きな推し本と、なぜ私がこんなにも本を好きになったのかについて書く予定です。
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