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過多月経だった私が、身体の声に向き合ってピルを飲んだら人生が変わった話①

※以下、生理中の体験や血について書かれた文がございます


そもそも「過多月経」って一体なに?

あなたには、1日に血だらけのナプキンを何枚も取り替えた経験はありますか?

ナプキンの間に血の塊が付着していたことや、大きめのナプキンを付けて眠ったのに経血が漏れ出ていたことは?
生理が来る度、貧血の症状に悩まされることはあるでしょうか?

1つでも「ある」と感じたあなたへ。

もしかしたら、あなたのそれは、「過多月経」かもしれません。

過多月経は1回の生理の経血量が140~150ml以上、または8日以上続く(過長月経)状態のこと。

もし、この記事を読んでくれている人で1~2時間おきにナプキンを交換しないと経血が漏れたり、日中でも夜用ナプキンが必要なくらい血が出るという人がいたら、過多月経の可能性が高いです。

私が過多月経について知ってほしい理由

私は昔、過多月経でした。

中学生の時に判明し、高校生になった今も、ピルを飲み続け、生理を止めることで過多月経を改善しようとしています。

今は、あの頃の私が嘘のように、自分の身体をコントロールできている感覚があります。

過多月経は、単に生理の時にたくさん出血する状態ではないんです。

過多月経に気を付けてほしい理由。
それは、裏に婦人科系の病気が隠れていることがあるからです。

婦人科系の病気とは、子宮筋腫や、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ、子宮内膜症、子宮頸がん、子宮体がんなど。

もちろん、そういった器質的な問題が原因ではなく、ホルモンバランスの乱れや止血機能の異常などの機能的な問題が原因だったりもします。

10代には後者の「機能的な問題」の方が多いと言われていて、私もその1人でした。

自分がどちらなのかはお医者さんに診てもらわなくては分かりません。
もし、今現在の時点で自分の身体に何か違和感があったり、不安があるなら、迷わず病院に行くことを強くおすすめします。

過多月経は、それ単体で「悪い病気」ではないですが、決してスルーしてほしくない体のサインです。

身体の「声」に耳を傾けること

生理というのは、本当に難しいなと思います。

基本的に保健の授業でしか習わないし、初潮が来てからも、人と比べる機会もなければ、「これが平均」なんて教えてもらうこともないですから。

ほとんどの女性は、大っぴらに自分の生理について語ったりすることは恥ずかしかったり、抵抗を感じると思います。

そういった女性の気持ちもあって、過多月経や女性特有の病気に関して直接話してくれる人はネットを探しても意外と少ないのが現実です。

だからこそ、私は体験者としてあなたに伝えたい。

「なんか変な感じがするけど、きっと体質だろう」
「生理には個人差があるって言うし、多分これはよくあること」

そう思い込んで身体が一生懸命発する「声」を無視してしまうのは、とても危険なことなんです。

これから書く私の体験談は、私が自分の身体が伝えてきた「過多月経」という声と向き合い、治療をし、その後の人生がどう変わったかを描いた記録です。

私がクリニックで「過多月経」と診断されるまで

生理によって生まれたトラウマ

それは、私が中学生になってしばらく経った生理中のある日のこと。

朝目覚めると、パジャマのお尻の部分が湿っている感触がしました。

「まさかお漏らし?」

中学生にもなってそんなことあるのかと驚きながら、こわごわと手を当てます。

そして、胸の前で開いた手を見て、思わず目を見開きました。

そこには、鮮やかに赤い経血がべったりと付いていたんです。

慌てて飛びのくと、布団にはシーツだけでなくマットレスまで染み込んだ拳大くらいの血の跡がありました。

寝相は悪くないから動いて漏れたわけでもない。
量は多い方だという自覚は前からあったが、今までこんなことはなかった。
昨日は夜用の大きなナプキンを付けて眠ったのに。
汚してしまった。どうしよう。

焦る頭の中でぐるぐると思考が巡りました。

血の付いた布団を見ながら途方に暮れ、その後、色々悪戦苦闘したもののどうにもできず、結局恥ずかしい気持ちを我慢して母を呼びました。

母はなんとか血痕を落とそうと努力してくれたが、結局、完全には落ちず。

その後も同じようなことが何度も起こり、生理中は腰の下に畳んだタオルを置いて眠るようになりました。

でも、また血を付けたらどうしようという心配で、寝返りを打つこともできず、夜中に起きては電気を付けて血が付いていないか確認し、また眠るということを繰り返すようになりました。

あの日、手に付いた赤い経血がずっと私のトラウマでした。

クリニックに行くことを決めた経緯

そんな不安な気持ちを抱いていたことで、眠りはどんどん浅くなっていきました。

そのせいで、学校でもずっとぼんやりしたり、授業中、知らない間に眠ってしまっていたりと悪い影響が出始めていました。

普段の生活にも、かなり支障が出ていました。

友達と一緒に外を歩いていても、血が出ていないか、後ろ姿を確認したいという衝動に駆られてしまう。

着る服も、明るいパステルカラーが好きだったのに、いつの間にか、血が漏れた時に目立たないようにと、クローゼットの中は灰色や黒など暗い色の服ばかり並ぶように。

寝不足のせいで笑顔も減り、「大丈夫?」と心配そうに声を掛けられることも多くなりました。

一番危なかったのは、睡眠不足で周りの様子に不注意気味になっていたせいで、車と接触しかけたことです。
轢かれはしなかったものの、その時は心底肝を冷やしました。

「これじゃだめだ。なんとかしなきゃ」

そう強い気持ちを抱き、私はちゃんと自分の身体に向き合うことを決めました。

学校から帰ってきて、家にいた母に婦人科を受診したいという思いを相談したところ、母も私の経血量の多さには違和感を抱いていたようで、すぐに予約をとってくれました。

こうして、私は婦人科系のクリニックに行くことになりました。

その日知った「過多月経」という言葉

静かなクリニックの待合室。

ふかふかのソファーに座りながら、看護師さんに手渡された問診票を書きました。

初めて来る婦人科系の病院にドキドキしながら、問診票を受付に提出しに行き、また座り直して、自分の名前が呼ばれるのをそわそわしながら待ちました。

しばらくして、看護師さんが私の名前を呼んだので、慌てて返事をして、母と共に看護師さんに付いて行きました。

看護師さんが診察室の前で立ち止まり、扉を引き開け、中へ入るよう促してくれました。

緊張しながら診察室の中に入ると、そこには、穏やかな表情の優しそうな女性の先生が椅子に座っていました。

椅子に座るよう言われ、先生から、生理の時の症状や悩みなどについて聞かれたので、緊張しながらも自分の言葉で一生懸命伝えました。

しばらく私の話を聞いていた後、先生は座っていた丸椅子ごとくるりと回り、私に向き合ってこう言いました。

「あなたのその出る経血が多い状態は、
『過多月経』というものです」

この時初めて、私は「過多月経」という言葉を知りました。




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