『未来を想い描いて(仮)』#17
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アンは、3体のアイアンゴーレムのうちの1体を、深さ30mの落とし穴の底で、近接攻撃の届かない距離から《穴掘り》の移動対象に指定し、ダンジョンの宝箱の部屋に移動し、移動対象を解除した。
攻撃されないように、再び落とし穴の底へ《穴掘り》飛行?で移動し、同様のことを残りの2体にも繰り返し、3体のアイアンゴーレムをダンジョンの宝箱の部屋に戻した。
ダンジョンから、落とし穴を越えて、アンがつくった地下通路へと降り立った。そこで《穴掘り》でダンジョンと地下通路を繋ぐ穴を塞いだ。
しばらくすると、3体のアイアンゴーレムは敵がいなくなったと判断し、壁際に移動して、《気配察知》の《Map》画面からその反応を消した。アイアンゴーレムが壁際で石像に戻ったとアンは理解していた。
これで、ダンジョンの復旧作業は終わった。
「《姉さん》、ほんとにアイアンゴーレム戻したんですね……」
「宝箱が復活したとき、守ってくれるからね」
「まぁ、そうなんですけどね……」
「ゴーレムたちも自分たちの役割に違和感があるんじゃないですかね?」
「まぁ、宝箱守るのが役割だから、合ってるよ、きっと」
「はぁ……。《姉さん》がそう言うんなら、そうなんですね……」
「ガルドさん、次は《穴掘り》飛行?の準備だけど、この言い方、あんまり格好良くないよね?」
「あっしも、そんな感じはしていたんですけど……《穴掘り》だし……」
「《anahori fly》なんてどうだ?」
「《姉さん》、見た目は格好良さげですが、聞いた人は《穴掘りフライ》ですぜ……」
「そうだな、変わり映えしないな……」
「……」
「あっ!《scoop fly》なんてどうだ!」
「《姉さん》!よくわかんないですが、なんか格好良さそうですぜ!」
「超高速《scoop fly》だな!」
「《姉さん》、《super fast scoop fly》ですね!」
「あっ!ガルドさん、合わせて来たね!《s.f.》²だね!」
「これで、超高速《穴掘り》飛行?の名称も、《super fast scoop fly》、略称《s.f.》²(エス・エフ・スクエア)に決まったし、次はウィンドシールドを準備しようか」
「《姉さん》、風の盾なんて持ってるんすか?」
「違うよ!《s.f.》²をすると、虫とかが高速でぶつかってくるんだよ!」
「ひょっとして、そのウィンドシールドってのなしだと、顔面が虫の潰れた死骸でいっぱいになるってことですかい?」
「やったことないからわからないけど、試してみるか?」
「《姉さん》、あっしにもそのウィンドシールドを用意してもらえやせんかね?」
「ちょっと、ガルドさんの虫だらけの顔、見てみたかったけど、まぁ、いいよ。ウィンドシールドつくってあげるよ」
「《姉さん》、ありがとうございます!」

※ featuring シンフォニム「邪魔なものも有用に」
「機能、解釈、用途」
※ このオリジナル創作小説をイメージしてSunoにつくってもらった曲です。
それぞれのことばが、
迷いながら創るあなたの、小さな創作のヒントでありますように。
#創作のヒント
#思考のヒント
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Photo: Unsplash
(c) s.f.出版
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