『未来を想い描いて(仮)』#18
◀︎『未来を想い描いて(仮)』#17
アンは、超高速《穴掘り》飛行?、改め、《super fast scoop fly》、略称《s.f.》²(エス・エフ・スクエア)のためのウィンドシールド作製に取り掛かった。
まず、《ウィンドカッター》で近くの大木を切り倒した。
《ウィンドカッター》で平らな面を作り、《穴掘り》の移動対象に木材を指定して回転させる。それを繰り返して4面とも平らな面に仕上げたら、幅1m、長さ1.5mほどの板状に切り分けていった。ぜんぶで6枚ほどの木の板が完成した。
1人につき3枚。座るための底板、風と虫を防ぐシールド、それから壊れたときの予備。アンとガルドの分で、ちょうど6枚だった。
「ガルドさん、ウィンドシールドできたよ!」
「《姉さん》、これただの木の板ですぜ……」
「まぁ、いらないなら、ガルドさんの顔が、潰れた虫だらけになるのを見られそうだから、いいけどね(笑)」
「《姉さん》、それは勘弁してくだせぇや……」
「でも、《姉さん》、この板を盾にして飛行したら、前見えないですぜ……」
「ガルドさん、心配ないよ。前にも言ったけど、この超高速《穴掘り》飛行?、改め、《super fast scoop fly》、略称《s.f.》²(エス・エフ・スクエア)には、自動回避機能がついてるんだよ!」
「《姉さん》、自動回避機能があるので、前を見なくてもいいのはわかりましたが、毎回、その長いの言うんですかい?」
「我々だけなら、《s.f.》²(エス・エフ・スクエア)で通じるかもしれないけど、他の人にはわかんないだろ?」
「《姉さん》、他の人、ここにはいませんぜ……」
「街に行ったときに、他の人が話を小耳に挟んでもわかんないだろ?」
「《姉さん》、飛行スキルの名前かなんかということで、《s.f.》²(エス・エフ・スクエア)で押し切ればいいんじゃないですか?」
「まぁ、そうだな。超高速《穴掘り》飛行?、改め、《super fast scoop fly》、略称《s.f.》²(エス・エフ・スクエア)じゃ、長い上にダサいしな」
「……」
「で、ガルドさん、匠の街フェリアはどっちの方向なんだ?」
「と言われましても、《姉さん》、こんな見通しの利かない森の中では……」
「見通しが利けばわかるんだな! なら――」
「《姉さん》!待ってください!まさか、森の木ぜんぶ切り倒さないですよね!」
「そんな面倒なことはしないよ。こうして、《穴掘り》飛行?で上空へ行けば見渡せるだろ!」
「《姉さん》、ダサい名前のままでいいんじゃないですか……」
「いや、だめだ!《s.f.》²(エス・エフ・スクエア)だった!」
「あーっ!《姉さん》!あっし、高いの苦手なんですよ!」
「どっちの方向だ?まだ高く上がるか?」
「もう、十分です!こんな高いところから落ちたら、アイアンゴーレムだって、ひとたまりもないですぜ!《姉さん》!」
「あっ!あっちの方角ですぜ!《姉さん》」
「……」
「ガルドさん!凄いぞ!これでアイアンゴーレムを倒せるぞ!」
「《姉さん》、フェリアに行くんでは???」

※ featuring シンフォニム「危険を力に」
「危険、解釈、破壊力」
※ このオリジナル創作小説をイメージしてSunoにつくってもらった曲です。
それぞれのことばが、
迷いながら創るあなたの、小さな創作のヒントでありますように。
#創作のヒント
#思考のヒント
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Photo: Unsplash
(c) s.f.出版
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