見出し画像

【不完全さのデバッグ】鼻毛と牛乳と茶の湯。1%の「隙」が最強の愛着を生む論理

この記事は商品リンクを含みますんが、
忖度なしの内容です。


完璧な直線よりも
ふとした「揺らぎ」が心を繋ぐ



鼻から牛乳エピソードから「ギャップの美学」を考察する


先日こちらの記事を書きました。

僕としてはめずらしく恋愛についての記事。

このなかで僕が中学生のとき、ステキだなって好意を寄せていた女の子と席がとなり同士になったときのエピソードを書きました。

そのとき僕はすっかり舞い上がっていて、給食の時間にその子を笑わせることに全集中していました。

その結果、その子は笑いすぎて、鼻から牛乳。ドバっと。

その瞬間、僕の胸がキュンとした。というおはなし。


僕は上の記事で「人は相手のマイナス部分からも惹かれるのではないか」と書いてるんですが。

記事を書き終えた後、そういえば僕は20代前後の頃、「プラスの印象をもった相手のなかの1%マイナス面に惹かれる現象」をなんとか言語化しようとして、「ギャップの美学」とネーミングしました。

鼻毛の衝撃。完璧な人が見せた「隙」


また僕自身のエピソードなんだけど。

学生時代に清潔感のある女性がいまして。

ある日その方とすれ違いざま、顔をふとみると、鼻毛が一本、飛び出しているのがみえました。

偶然、ほんの一瞬、みえてしまった感じで。

いつも身なりも髪型もお化粧も言葉遣いも、佇まいすらも、キチンとされている方の鼻から。いま、鼻毛がでている。

これまで近寄りがたいというか。
神々しくて話しかけづらかったのに。

人間らしさが飛び出していたというか。
急にその方に親近感が湧いたというか。

その方の「隙」にときめいてしまった記憶があります。


さて、この「ギャップの美学」。

1%の「隙」に惹かれてしまう魔力とはいったいなんなのか。
あらためて大人になって考察しました。


ヴィンテージの古着に共通する「風合い」と「もち味」

ギャップの魅力とはなんぞや?
仮説その1。

「ギャップの美学」はヴィンテージの古着の価値に共通するもの。

デニムの色落ち(ヒゲ、ハチノス)やミリタリーウェアの生地の風合い(パッカリング)のように、経年変化が「味」としてプラス評価されるジャンルも存在します。

下記リンクより

まさにこれ。

何度も何度も洗いざらしたデニムのように。

まっさらな新品にはない、オリジナルとしての魅力が備わる。

100%パリッとキレイなものよりも、ささやかな欠点があるもの、「隙」があるもののほうが、より人間味あふれる「味」になる。

そういうことではないか。


アイドルの未完成性に共通する「愛着の設計図」


仮説その2。

日本にはアイドル文化がある。

アイドルの決定的な特徴は、その未完成性にあります。

下記リンクより

アイドルの価値は、進化を続け、完成を拒む姿勢にこそあるのです

同上

そう。

どこからどうみても、パーフェクトでパリッときまった人よりも。

ちょっと抜けている。
隙がある。

そういう「不完全さ」や「未完成さ」、ちょっとした「隙」を備える人にこそ、僕たちは惹かれてしまうのではないか。


さらに、上記の記事からまた引用。

「オーディション」「人気投票・選挙」「選抜戦」といった現代的な仕組みは、私たちがアイドルの未来に積極的に参加し、応援することを助け、それを通して彼らの未来に貢献する体験を生み出す。

同上

推し活って未完成な人に手を指し伸ばしたい。応援したい。なにか貢献したい。って、コミットしたくなる衝動に駆られちゃう現象なのでは。


ペルシャ絨毯に刻まれた不完全の哲学


仮説その3。

とある芸術では神こそ完璧である、という考えからあえて作品は不完全のままにする、という話を本で読んだことがあります。

AIのGeminiに聞いてみると見つかりました。

まずはペルシャ絨毯の話。

多くの手作りペルシャ絨毯やカーペットには、意図的なミスが見られます。

イスラム教徒はアッラーのみが完璧なものを作ると信じており、完璧な絨毯やカーペットを織ることはアッラーへの冒涜となります。

下記リンクより

「あえて不完全のままにする」じゃないんですね。
 「意図的に」ミスをする。

私たちは365日24時間、一寸とも狂わずに太陽が昇りそして沈む地球そして壮大なリズムを刻みつづける宇宙といった大いなるものに畏敬の念を覚えます。

それとは対照的に、不完全なもの、「隙」に人間性を感じるのかも。


「茶の本」が教える真理。不完全な僕たちが、誰かと繋がるための余白


仮説その4。

不完全さに惹かれるのは茶道の美的感覚だった。

岡倉天心(1863年〜1913年)が、日本や東洋の文化を欧米人に伝えるために英語で書いた本が1906年に出版された『The Book of tea(茶の本)』

下記リンクより

この本のなかで以下の一節が。

真の美はただ「不完全」を心の中に完成する人によってのみ見いだされる

同上

「不完全」を心のなかに完成する、
うーん、ムズカシイ。


こちらも上の記事の引用。

自分の手を離れるときは、「不完全な状態のもの」であっても、受け手に渡ったときに初めて「完全な状態になるもの」になるよう設計する。

同上

つまり、単独では不完全であっても、相手の存在があることで、はじめて「完全」になる。

今回の話に当てはめると、ささいな失敗や欠点をもつ相手に対して自分が関与したい。関与することで「完全」なるものにしたい、という衝動が日本人のこころの根底にあるのかも。


ひとの「不完全さ」と、それに惹かれる衝動と


なははんて。

人の「ギャップ」「不完全さ」「隙」になぜか惹かれてしまう理由を、プレミア古着、アイドル、そしてイスラム絨毯から茶の湯まで。

つれづれと思いつくままに仮説をAIに投げて、引用をふくめてまとめてみました。

「不完全さ」って、一見すると、不足している、未熟、中途半端など、マイナスな印象を持つことが多いけど。

見方をかえれば、発展途上、伸びしろがある、人間味がある、のようにも受け取れる。


もちろん
「鼻毛のばしっぱなしOK!」
「毎回鼻から牛乳OK!」
ってことじゃないですよ。

前述の例でいうならヴィンテージの古着も絨毯も、もともとの素材の良さあってこそ。

最低限のきちんとした佇まいがあってこそ、「隙」が光る。


人のちょっとした「不完全さ」に、手を差し伸べたい、応援したい、って心理も、人間味があっていいですよね。

人のもつ「不完全さ」も、それに惹かれる衝動も、僕は好きです。


あなたの心がふと動いた、ささいな『隙』は何ですか?


関連記事

【実質1万円】Chromebookを最強の執筆マシンへ。楽天モバイルのキャンペーンで「どこでもnote」を実現する

中古品、でもサクサク動く初Chromebookがお気に入り
楽天モバイルのSIMを挿してnoteの執筆の旅にでよう


【サイズ感レビュー】ネイチャーハイクのダウンパンツ。ユニクロ・MUJI基準で選ぶ正解と「蒸れ」対策

寒い冬の朝に自分だけの「適温」で足元を包んでくれる一着です


【掃除機デバッグ】マキタ卒業。5,000円台のツインバードが「体感」一番軽くてハイパワー

毎日の掃除を羽が生えたような軽やかさに
掃除機のデバッグ記録です


【脱バッテリー】充電の管理、疲れません?「バッテリーレス」がもたらす自由と長寿命

重いバッテリーをそっと置いて
身軽でパワフルな自由を手に入れよう


【実体験】モバイルバッテリーとバイク廃バッテリーの捨て方。リサイクル施設と2りんかんであんしん完了

役目を終えたモバイルバッテリーを
スマートに安全に見送りました

いいなと思ったら応援しよう!

ryosukewexer うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。