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ショパンコンクール ひとくちメモ ファイナル編

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10月18日から20日にかけていよいよショパンコンクールファイナルが開催されます。

ファイナルでは協奏曲を演奏するのが恒例となっていましたが、今回は協奏曲に加えて幻想ポロネーズの演奏が求められました。

では各曲を簡単に紹介しましょう。

1 幻想ポロネーズOp61

元々は幻想曲として作曲を開始した作品。なので幻想曲Op49のように自由な構成を持ち、所々にポロネーズリズムが散りばめられている曲になっている。Op49のように演奏する側にとっては暗譜が大変。イメージ的には様々なピースの集まりを一つにまとめたような曲。晩年のピアノ独奏曲最後の力作。

2 ピアノ協奏曲第1番Op11&ピアノ協奏曲第2番Op21

第1番

第2番

2作とも祖国ポーランドを離れる直前に作曲された作品。作曲された順番でいえばOp21の方が先であるが、出版順が前後したこともあり、第1番の方に若い作品番号が付けられた。

つくりは共通しており、第1楽章は協奏ソナタ形式。第2楽章は緩徐楽章で中間部に劇的な部分を置いてある。第3楽章はロンド形式で作られている。しかし、ソナタ形式の第1楽章は古典派の定型のソナタ形式の枠組みからは外れており、調の扱い方においてそれは顕著である。

ショパンの協奏的作品はオーケストレーションが弱いとたびたびいわれてきており、他の作曲家のピアノ協奏曲と比べてオーケストラが単なる伴奏にまわることが多く、ピアノとオーケストラの対話というつくり方ではない。これらはショパン本人によるものかも怪しいとも言われており、どこまでがショパンのアイディアなのかは今でも議論されている。

個人的には第2番の方がショパンなりにオーケストレーションを工夫したのではないかと思っている。それでもわずかな差であるが。

ショパンコンクールにおいては圧倒的に第1番が選ばれがち。今回は第2番を選ぶピアニストは何人いるだろうか。


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