心理学とソーシャルワークの視点で描く、異世界ファンタジー。|自己紹介
現実世界では、公認心理師・精神保健福祉士として、教育現場に近いところで、保護者や、学校関係者の皆さんとともに、日々お子さんの支援に携わっております。
現場で出会う、「人の心の機微」「社会の割り切れなさ」など、それらを物語の力で、少しでも救いのある形に。
理想や願いをいだくのであれば、ファンタジーというフィルターを通して、普遍的な心の救いや、人や社会が変わっていくプロセスを描きたい。
そんな思いで、「小説を書く」を再開したのが一年半ほど前です。
創作大賞をきっかけに、noteで一年間記事も書いてきましたが、あらためて、これまでの歩みと創作への想いを整理し、自己紹介記事にしました。
稿 累華|こう るいか|Ko Ruiqua
創作実績
note×TALES主催|創作大賞2025「ファンタジー小説部門」入選(文春文庫推薦)
『魔法が使えない魔導師と、霧の大陸の教え子たち』物語投稿サイトTALES「総合累計ランキング」1位(2026/05/02時点)
同作にて
かつて魔法が使えなかった魔導師シェイラと、魔法が使えない王子や、子どもたちと、なぜ、魔法が使えないことが困るのか、を問う物語
その他作品|TALESクリエイターページ
どんなに長くても完結させるがモットーです!
完結させることの難しさや、読者に届けることの大事さから、現在は完結させることを第一の信条としています。
小説家になろうは、2025年までの過去作品(異世界恋愛)が中心。
好きな作家(敬称略)
上橋菜穂子
小野不由美
乾石智子
多崎礼
辻村深月
上記憧れの作家さんたちのように、緻密な世界構築と深い人間洞察を両立させたハイファンタジーを目指しています。
でも、道のりはまだまだ……!
なぜ書いているのか
小説執筆のはじまり
ファイナルファンタジーXが好きすぎて、「同じような世界を作りたい!」と思った12歳から小説を書きはじめる。
はじめて完結させたのは、15歳の時『アイシスの物語』という手書き10万字ファンタジー。電撃大賞に応募しようとしたけど、文章がひどすぎて、「勉強しなきゃやばい」と気づき、「耳をすませば」よろしく、月島雫と同じ結論に至って、それまで勉強サボってた人生を改心。


心理学との出会い
高校生になって、知的発達症(知的障害)の姉が統合失調症を発症し、精神科病棟に措置入院。
家族全体に大きな影響を及ぼし、少なからず私自身にも影響。「心とはなにか」について考えはじめ……つつも、ファンタジーを書きたい欲はひたすらあり、高校3年生の時に、「小説家になろう」で『センドラ連合王国史』というものを書きはじめたのが投稿サイトデビュー。
(当時のジャンル分け「ファンタジー」の月間50位とかに載った覚えが……記憶ちがいか)
受験勉強からの回避で小説執筆に明け暮れていたところ、浪人決定。1年後、大学に入学したものの、入った大学の小説家目指す勢のすごさに自信を失い、執筆活動を一時中断。
臨床心理学、認知行動療法を修めつつ、文化人類学や、神話、文芸批評、物語論など文学系の科目を取って、妄想だけはどんどん深まる。
ソーシャルワークとの出会い
臨床心理士を取りたくて大学院を目指していたなかで、家計がピンチに……! リーマン・ショックの波及的な影響で、社会のできごとが個人に与える影響というのを体感。やむを得ず大学院進学を断念する。
ゼミの先生から「精神保健福祉士」という職業を教えてもらい、アルバイト代で学費を払える、通信制の専門学校で単位取得して資格取得。
執筆再開のきっかけ
現場実習をしたら、現場に出たい気持ちが高まり、現在の会社に就職。
10年間のワーカーホリックのはじまり。休みの日に執筆をつづけるも、産育休で再度執筆中断。復職後は、念願だった公認心理師を取得する。
仕事づけの毎日で、お子さんや保護者、保育園や学校の先生と関わり、支援をするなかで、目の前でお子さんにできることに限界を感じ、自分ができることはなにか、を考えた結果、「小説を書こう」と思い立って、執筆再開。
現在に至る。
創作における専門的強み
神経発達症(発達障害)・知的発達症児への療育・特別支援教育
▷キャラクターの特性や人物像を描く時に、リアルな強みと葛藤を伴った人物を描く観点に。応用行動分析学(ABA)
▷キャラクターの行動原理や動機づけのリアリティに。精神科ソーシャルワーク|特に福祉・教育現場へのアウトリーチ
▷社会の影響や枠組みなど、物語の構造や、異世界を俯瞰する力に。マインドフルネス認知療法(MBCT-D)
▷書きつづける時に自分自身のメンタルを保つ助けに(笑)
取得資格
精神保健福祉士
公認心理師
児童発達支援管理責任者(実践研修済)
仕事の実績
放課後等デイサービスの支援を通じて、対人援助職のバーンアウト予防の研究・学会発表(2年間)
社内福祉サービス標準化のためのプロジェクト参画。アセスメントツール開発と研修構築、実装(3年間)
▷影響規模2,000人近くのプロジェクトで、この時の経験が創作の資料やプロット作り、物語構成の助けになっている
仕事のポリシー
目の前の人を決めつけず、今をアセスメントしつづける
できない、ではなく、どうやったらうまくいくか
依存させない。自分じゃない誰かもできる共通言語を探す
振り返ってみると
人生のさまざまなできごとが、今に行き着いていたな、と思います。
ファンタジーを好きでいつづけたこと、個へアプローチする心理学、環境調整を行うソーシャルワークという視点を学んだこと、その過程で出会ってきた方々や、なによりお子さんや、保護者や先生方が、自分を成長させてくれたのではないか、と思います。
できない、ではなく、どうやったらうまくいくか。
これは自分のなかで大切な心情であるけれど、世の中には、やろうとがんばってもできないことがある。
現場で過ごしていると、そういったどうしようもないことに出会ってしまうことがあるなかで、それでも、支援者として、どうすればいいのか考えつづけること。
大好きなファンタジーにそういった願いを託していきたいです。
今、なにを書くのか
まだまだ書きはじめたばかりですが、昨年度の反省を踏まえて、14万字で完結するハイファンタジーを執筆中です。
人と人の関係が悪くなってしまうことを、「糸のもつれ」という言葉で表現をすることがありますが、教育現場近くにいると、お子さんを中心とした保護者や関係者のあいだに起きる〈もつれ〉を間近に見ることがあります。
だれも悪いわけではないのに、もつれてしまう。そういうどうしようもなさをどうにかしたいと思って、書きはじめた物語です。
ファンタジーのフィルターを通して、〈もつれ〉をどう〈ほどく〉のか。問うていきたいな、と思っています。(創作大賞2026に参加中)
以上、自己紹介記事でした。
いいなと思ったら応援しよう!
いつも応援いただき、ありがとうございます。いただいたチップは、物語創作の参考資料となる書籍代に使わせていただきます。