トマトは好きにならなかったけれど
子供が小さい頃、区の畑を借りていた。
トマトが嫌いの子供たち。
採れたてなら好きになるかなと思った
母の思惑は、実らなかった。
ただ、このときの畑の記憶は
子供たちにとって、印象深いようで
会話にもよく出てくる。
「畑…良かったよね、またやりたい!」
「さつま芋ほり楽しかったなー」
「あの時のスイカ小さかったよねぇ」
でも、水やりに行っていたのは、ほぼ母。
楽しい以外にも大変なことが
たくさんあるのが畑。
娘はまだ幼稚園前だったので、
一緒に水やりに行っていた。
自転車で10分程度だが、
真夏は水やりが大変だった。
畑を借りるのも、回を重ねると色々と知恵がつく。
1年目。
とにかく好きなものを植えた。
トマトにとうもろこし。
ルッコラ、二十日大根など、てんこ盛り。
2年目。
あまり日当たりが良い場所ではなかったので、
それでも育つものを選んだ。
3年目。
水やりが大変な中、子供たちが希望するものを
植えていた。
ただ3年目は、父の闘病もあり畑どころでは
なくなり、あまり手をかけないまま
終わってしまった。
4年目
トマトは諦め、子どもが食べるものを中心に。
ムシとの戦いが印象的だった。
どの回でも、気にしていたのは組み合わせ。
野菜たちにも相性がある。
コンパニオンプランツといって
組み合わせると美味しくできる、虫がつかない
など…調べれば調べるほど、奥深い。
私がやっていた組み合わせ。
トマトとバジル
さつまいもと枝豆
かぼちゃとネギ
そして、畑の四隅には
マリーゴールドとナスタチウム。
周りからは何で花を植えるの?と聞かれたが
土の中のムシ対策とアブラムシ予防のためだった。
アブラムシは強敵。
一番効果があったのは、テントウムシの幼虫。
ものすごい勢いで、食べてくれる。
いまでも、バルコニーにアブラムシが出ると
テントウムシの幼虫を、公園から連れて帰る。
そうすると畑を思い出す。
小さかった子どもたちと、
ニンジンやさつまいもを収穫したこと。
真夏に汗だくで水やりをしたこと。
闘病中に色んな種類のトマトを作り、
父に持っていったこと。
トマト。
ベランダで育てても、子どもたちは
何年経っても好きになってくれない。
それでも、親子で畑を楽しんだ記憶だけは
しっかり残っている。
🫛畑シリーズ ▶︎枝豆泥棒との闘い
🌱たかっちさんにご紹介いただきました!🌱
自分では気づかなかった視点で
読み解いてくださり、とても嬉しかったので
ご紹介します。

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