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テストのご褒美、クリープとドクターマリオ

中間テストに期末テスト。

私の楽しみは、テスト勉強中に食べる
ひと休憩のカップラーメン。

普段は食べないようにしていたので
「眠くなった」(と言い訳して)
食べるラーメンは格別。


もう1つの眠気覚まし。
それは、ゲームボーイでやる
「ドクターマリオ」。


2色の薬のカプセルが落ちてきて
色が揃うと消える積み上げ系のゲーム。


(うーん‥‥‥‥)


明日は英語がある。
苦手だからこそやりたくない。



手にはゲームボーイ。



___チッチッチッチッチッ



静かな部屋に秒針の音が響く。

時計の針は
夜中の2時過ぎを指している。


「あと、少しだけ頑張るか!」


紅茶でも入れよ‥‥



ポットの脇に置かれた瓶。
黄色の紙にまかれた
黄色の蓋の瓶と目が合ってしまった。



そう、クリープ。

森永 クリープ



クリープをたくさん入れると
クリーミーで甘くて
おいしいミルクティーになる。


多めに入れるとおいしい。


夜中×テスト。
この組み合わせのテンションは危険だ。


なぜか、手にクリープを出していた。


‥‥‥ペロッ



(!!!)



「うま‥‥」



クリーミーな味が口に広がる。
最高においしい!



たくさん入れるとおいしいクリープ。
ダイレクトに食べたら
もう、何とも言えない。

たまらなく幸せな気持ちになる。


やめられなくなってしまった。
ティースプーン1杯の予定が
3杯くらい口にしている。



…もうやめよう。

英語の教科書を開く。

でも頭に浮かぶのは、
黄色に輝くあのボトル。


あぁ…
クリープが食べたくてたまらない。



英語の単語より、Creap
Yellow Color のあのボトル…


あぁ、食べたい…


ちょっとなら、いっか。

中学生の私の心は、
すっかりクリープに支配された。



夢中になって気が付いたら1/3近く食べていた。

英語の勉強が進んだのか
クリープが減るのが進んだのか。




______朝。


「母さん!クリープ、すごい減ってるぞ!」

父の驚いた声。



「へへ、あれ美味しいんだよ。
    そのまま食べると…」


「‥‥‥」
父も母もあきれた顔をしている。


まさか、娘がクリープを
ダイレクトに食べるとは
思わなかったのだろう。



その日のテストはどうだったか。


クリープの食べ過ぎで「胸やけした」せいにして
本調子が出なかったことにしておいた。

クリープが悪いわけじゃない。
親がびっくりするほど、食べた人が悪いのだ。


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