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枝豆泥棒との闘い

区の畑を借りていたころの2つ目のお話です。
人が植えたものを、虎視眈々と狙っているヤツがいた。


狙われていたのは、枝豆。
いや、正確には枝豆になる前だった。



タネのカタログやネットで買った
美味しそうな枝豆のタネ。


出来る時期をずらして、たくさん食べたい。
なぜなら、採れたてが一番おいしいから。


厳選したタネたちを植え、帰宅した。



_____次の日。


(…??あれ?)


水やりに行った私は、畑の異変に気が付いた。


・・・なんか所々、穴?が開いてる?


よく見ると、鳥の足跡。



(あ!やられた)



そう、植えた枝豆のタネをほじくって
食べられていたのである。



(せっかく植えたのに、鳥めーーー)

きっとまた植えても同じだな…
苗でも買うか。
タネをあきらめて、ふたばの出た苗を買って
植え付けた。




______数日後。

雨で水やりに行かなかったけど
ちょっと大きくなってるかな?


成長を楽しみに、畑に向かった。



周りの畑は、少しずつ緑が増え始めている。


(あ、もう支柱を立ててる)

(こっちはじゃがいも??)


私の畑に向かうまでも、緑が増えてきている。

(あれ??)


すこしは緑になっていてもいいはずの
枝豆を植えた場所。



‥‥緑の棒が刺さってる??


え?何これ??


よく見ると枝豆のふたばの葉だけきれいに
食べられて、茎だけが残っていた。



(うわぁぁぁ!またやられたーーー!)



こうなると、もう育たない。




枝豆が食べたい!
枝豆。
枝豆が食べたいのに!



鳥が先に食べている。


(もう一度、タネまくか?)
(いや、奴らは狙っているハズ)



上を見上げると、近くの家の屋根に
カラス。

別の場所には
違う鳥。


(ねぇ、絶対にさ
 アイツまた植えるぞって見張ってるよね?)


アイツらには、負けていられない。
だって、枝豆が食べたいから!



______数日後。

片手にタネ、片手にあるものを
持って畑に向かった。


(次は、やられないからな)
屋根の上にいる、鳥たちに視線を送りけん制する。



また、枝豆のタネを植えた。
厳選したタネがまだ残っていたからだ。



(フフフ、これで食べられないだろう)


植えたところの上に
半分に切った2Lのペットボトルをかぶせる。
もちろんキャップを取って。


(これで、絶対に鳥に食べられないな!)


これだと、急に気温が下がっても、
ペットボトルで温室効果が得られる。
しかも、成長も早い。




______数週間後。
初夏の食卓。

畑で厳選した枝豆たちが並んでいた。
鳥との戦いに勝って食べる枝豆の味は、格別だった。


ペットボトルがなっているのでありません。鳥対策です



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