最後までいられるか不安だったけれど
「良かった、LIVEを
最後まで見ることができた」
前の私なら、こんなことを
喜ぶ日が来るなんて思わなかった。
ほぼ寝たきりの生活になって思ったのは、
「LIVEに行ける日は来るんだろうか」だった。
私は音楽が好きだ。
身体に響く音や空気を感じると
「生きている」感じがする。
だから、LIVE好きだ。
だから、
「もう、行けないかもしれないな…」
と、思ったとき苦しくなった。
座っていること。
それだけなのに15分くらいでダメな時がある。
だから、LIVEに行くまでは正直不安だった。
「車で送っていくよ」
と、旦那が言ってくれた。
今まで利用したことがない着席シート。
「あ…これなら、今のママでも
最後まで見ることができるかも」
そう言うと、子供たちは嬉しそうに
「ママ良かったじゃん」
そう言ってくれた。
子どもたちが行きたいと
言っていたLIVE。
チケットを取ったときは
「この頃には、治っているかな」
そう思った。
でも同時に
ちょっと難しいかもしれない
とも感じていた。
ある種、願掛けのような感じで
チケットを取った。
自分にとっても、外出が目標となるように。
いま、体調はまだ戻っていない。
ほとんど家の中で過ごしている。
だからこそ、会場に着いて
音楽が鳴り始めたとき。
ホッとした。
少し日常が戻った気がしたから。
まだ、仕事として何時間も働くのは難しい。
少しずつでもいいから、
出来ることを増やしていきたい。
「もう、二度と行けない」
と思っていた場所に行けた。
流れてくる音と声。
「僕のこと」
が、その日の自分に重なった。
行けないかもしれないと思っていた
LIVEに行くことができた。
私にとって、ものすごい大きな1日だった。

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