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日本一!?シカに注意な場所 (奈良公園)

日本全国には1,500枚以上のシカ柄の動物注意標識が設置されている。その中でも、数多くのシカ柄の標識、路面標示、看板、デリネーター (大型視線誘導灯)が設置されているのが奈良県奈良市の「奈良公園」だ。この公園周辺の約4.5kmの道路沿いには合計約30基の「鹿の飛び出し注意」標識が設置されている。これは日本有数の動物注意標識密度である。

奈良公園には2025年7月現在で1,465頭の野生鹿が生息している。合計数は増減するがここ10年では1,100~1,500頭の数を維持している。昨年生まれた子鹿 (生後1年未満)は334頭だった。

1,465頭のうち、子鹿は23%、メス鹿は56%、オス鹿は21%となっている。

奈良公園周辺には国道369号、国道169号といった幹線道路が通っており、自動車の往来が激しい。

2023年の調査によれば、シカが当事者になる年間総交通事故発生件数は123件、発生場所は県庁東交差点~近鉄奈良駅前 (国道369号) や県庁東交差点~福智院交差点 (国道169号)といった幹線道路上が多い。約6割がシカの死亡事故につながっており、73頭が交通事故で亡くなった。

奈良公園では幹線道路を横切るシカが頻繁に確認されるため、周辺道路には「鹿の飛び出し注意」標識が設置されている。

出典: 「動物注意」標識マップ

このほか、路面標示、看板、デリネーター (大型視線誘導灯)が設置されている。国道369号県庁東交差点~近鉄奈良駅前は片側2車線の大通だが、路面標示、看板、デリネーターが多く設置されている。

デリネーター (大型視線誘導灯)にはシカ柄が描かれている。

「鹿の飛び出し注意」標識に描かれているシカ柄はデリネーターと同様、角が「後ろ」に伸びている図柄で、(214の2) 「動物が飛び出すおそれあり」警戒標識の標準図柄 (角が「前」に伸びている)とは異なっている。

写真: 奈良公園で一番よく使われているシカの図柄 (角が「後ろ」に伸びている)
写真: こちらも角が「後ろ」に伸びているが、前述のものよりも「まっすぐ」で少し異なる
写真: こちらは(214の2) 「動物が飛び出すおそれあり」警戒標識の標準図柄 (角が「前」に伸びている)が使われている。設置された年代等により、採用される図柄が異なるようだ。

「鹿の飛び出し注意」標識の傍でシカが道路を横断している様子も頻繁にみられる。その場合、自動車はシカが完全に道路を渡り終えるまで停止してゆっくり待つ光景が見られる。

奈良公園のシカは飼育下ではなく野生動物であるため、うまく距離を取って付き合う必要がある。

日本全国にあるシカ注意標識の場所は以下の地図から確認できる。

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