【建玉記録】日中関係悪化で下がった株、私が拾ったのは3銘柄だけ
結論から書く。7月28日からの6営業日で、私はインバウンド関連の3銘柄に合計3,118万円を入れた。そして今日の時点で、含み損は▲41万円。まだ負けてる。
【記録】2026年7月28日(火)
・09:02 日経平均 ▲412円。寄りから売り先行
・09:14 資生堂 ▲7.2% / 三越伊勢丹HD ▲6.8% / ラオックス ▲11.4%
・09:31 共立メンテナンス ▲4.1% ← ここだけ下げ方がちがう
・10:05 買い、入れた
森山前幹事長の対中外交をめぐる発言をきっかけに、日中関係の緊張が一気に再燃した。中国側のメディアが訪日自粛にふれ、翌朝の東京市場でインバウンド関連が横一線に売られた。ここまでは、ニュースを開けば誰でも見えるところ。
でもね、面白いのはそこじゃないのよ。
同じ「インバウンド」という看板を貼られた銘柄なのに、下げ幅が『2倍以上ひらいた』。11%落ちたものと、4%で止まったものがある。この差をつくっているのは、外交でも為替でもない。売上の中身だけ。
2026年7月時点の、私の口座の実測です。
この「実測」って言葉、伊達に使ってない。私はスマホの計算機じゃなくて、卓上のでかボタン電卓で叩く派。建値×株数を打つだけの単純な計算だけど、小さいボタンの電卓だと1回でも打ち間違えて、含み損の桁がズレたまま夜が長くなる。1,500円くらいで買えるやつで十分、ボタンが大きいだけで打ち間違いがぐっと減る。ここはケチる場所じゃない。
【この記事でわかること】
1. なぜ「インバウンド」の看板だけで一斉に売られたのか
2. 私が2020年に1,180万円獲られた、最悪の押し目買い
3. 機関が見ている「中国依存」の分解のしかた(無料で全部たどれる場所つき)
4. 拾った3銘柄の建値・株数・評価損益(全公開)
5. 拾わなかった5銘柄と、その除外の実数
6. 撤退ラインと、次に見るべき日付
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🇨🇳 日中関係悪化でインバウンド株が一斉安になった6営業日
デスクにいた頃はね、地政学のニュースが出ると最初にやることが決まってた。銘柄を見ない。ニュースを見る。そのニュースが『何日もつか』を先に決めるのよ。
今回の下げは、初日がいちばん雑だった。売られ方に選別がない。それはつまり、うごいているのが人の判断じゃなくて、機械だから。
「インバウンド」というタグで束ねられたバスケットが、そのまま投げられただけ。
指数連動の売り、テーマETFの解約、それにレバレッジ商品の巻き戻し。この3つが同時にくると、売上構成なんて誰も見ない。ラオックスと共立メンテナンスが同じ箱に入れられて、同じ日に、同じ方向へ落ちる。
ここが個人の取り分になる。
初日に全部売られて、2日目から3日目にかけて『中身のちがう銘柄だけが戻りはじめる』。私が見ていたのは、この戻りの速度差。
・7月28日(初日):ぜんぶ下げた。選別ゼロ
・7月29日(2日目):中国依存の低い3銘柄だけ、寄り天にならず横ばい
・7月30日(3日目):ラオックスがさらに▲4.9%、共立メンテナンスは+1.2%
この3日目の分岐を見てから、私は買い増した。
初日に飛びつくのは、獲られる側よ。
💡今日できること:あなたが今もっているインバウンド関連の銘柄を、下落率の順に並べてみて。上位と下位で、下げ幅が2倍ちがっていたら、そこに理由がある。
その並べ替え、頭の中だけでやると絶対に忘れる。私はトレード記録ノートに銘柄名と下落率を手で書き出してる。スマホのメモだと後で流されて消えるけど、紙に書いた順位表だけは3日目に見返せる。1,000円もしないノート1冊で、獲られる側から抜ける確率が変わるなら安いものよ。

💸 2020年に1,180万円獲られた、最悪の押し目買い
先に自分の失敗から書く。完璧な口座なんて、この世に存在しないから。
2020年2月。まだ独立して間もない頃、私は訪日関連を「一時的な下げ」と決めつけて拾いにいった。理由は単純で、過去のSARSのときに株価が3か月で戻っていたから。
3か月で戻る。だから今回も戻る。そう思った。
結果は、▲1,180万円で投げた。
戻らなかったのよ。ニュースの持続期間を、私が勝手に3か月と決めていただけ。実際には国境そのものが閉じて、訪日客数は前年比マイナス99%まで落ちた。過去のパターンに、現在をあてはめた。それだけの失敗。
損切りした日の夜、証券アプリの数字を見て手が震えたのを、いまでも覚えてる。泣くほど悔しかった。
そのあと私が変えたのは、たったひとつ。
『ニュースを買うのをやめて、売上構成を買うようにした』
外交のニュースは、いつ終わるか誰にもわからない。でも「この会社の売上のうち何%が中国から来ているか」は、今日この瞬間に確定している数字なのよ。
わからないものに賭けるのをやめて、わかっているものだけに賭ける。
この切り替えを、当時いちばん腹落ちさせてくれたのが、事業のキャッシュフローの出どころで銘柄を選ぶという発想だった。過去のリターンがどこから生まれていたかを実データで分解していく『株式投資の未来』(シーゲル)は、テーマで買う癖を抜くのに向いてる。

🔍 中国依存20%未満、この線をどこで引いたか
ここ、たぶんいちばん知りたいところよね。
まず、証券会社のレポートは見なくていい。今回私が使った資料は、ぜんぶ0円で読めるものだけ。有料の情報は1円も買ってない。
機関が見ているのは、決算短信のきれいなページじゃないのよ。
有価証券報告書の、うしろのほう。「セグメント情報」の中の『地域ごとの売上高』という表。ここに、日本/中国/その他アジア/北米、と分かれて金額が載っている。四半期ごとに出す会社と、年1回しか出さない会社がある。
正直、この表の読み方だけで挫折する人を何人も見てきた。数字の並びに慣れてないと、どこを見ればいいか分からないまま閉じてしまうのよ。そこで手元に置いてるのが決算書の読み方 入門。セグメント情報の表がどこにあって、何をまず見るべきかが図解でわかる。1,500円前後で、この1冊さえ読んでおけば地域別売上の表は迷わなくなる。
そして、これがEDINETというサイトで全部タダで読める。金融庁が運営してる公的な開示システム。証券会社の営業さんが「うちのレポートで」と言ってくる資料の元ネタは、だいたいここ。
これを知らないと、年に何万円もレポート代を払うことになる。
ただ、ここで多くの人が止まる。「地域別売上」だけ見て終わってしまうから。
インバウンド銘柄の場合、それだと片手落ちなのよ。理由は2つある。
・ひとつめ:中国に店を持っていなくても、日本国内の売上のうち中国人観光客の比率が高い会社がある(免税店・百貨店がこれ)
・ふたつめ:連結の地域別には「香港・台湾」が中国と別建てになっていることがあり、合算しないと本当の依存度が出ない
だから私は、2つの数字を足して1つのスコアにしている。中国大陸の売上比率と、国内売上のうち訪日中国客が占める推定比率。この合成値が20点未満のものだけを拾った。
計算式そのものと、5銘柄の実数は、このあと有料パートで出す。
6営業日で、私は12回に分けて執行した。分割すると1回あたりの手数料が効いてくるのよ。当てにいくんじゃなくて、外れた時に撤退できる形にしておくための分割。1回で全部入れて外していたら、この▲41万円はもっと深い数字になっていたはず。
💎 この続き(有料パート)で手に入るもの
✅ 3銘柄の建値・株数・投入額・評価損益の全公開データ表
✅ 「中国依存スコア」の計算式と、そのまま使える判定早見表
✅ 拾わなかった5銘柄の除外理由と実数(なぜラオックスを見送ったか)
✅ 損切りライン/一次利確ライン/保有期限の3点セット
✅ 買う前にこれだけ見る、7項目の事前チェックリスト
あなたなら、この下げでどれを拾う? 銘柄名でもセクターでもいいから、コメントで教えて。私の3銘柄と1つでも重なってたら、たぶん見ているところが近い。
ここから先で、私が実際に打った建玉と、その判定基準の中身をぜんぶ見せるね。

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