【寄り前メモ】トランプ関税13.3%、下がるのは自動車株だけではない話
「ねえりん、テレビで関税13.3%って言ってたけど、株ってもう全部ダメなの?」
──2026年7月31日、木曜の21時40分。中目黒『AELU』のカウンター。ちーちゃんはグラスの白(1,200円)に口もつけないまま、スマホのニュース画面をこっちに向けてきた。
結論から言う。この関税で私が拾ったのは3銘柄、投下したのは2,140万円。含み益は7月31日引け時点で+188万円。
そして『鉄鋼株は1株も買っていない』。理由は最後まで読めばわかる。
2026年7月時点の、私の口座の実測記録です。
「え、買ったの? 関税かかるのに?」
「かかるのはモノを米国に売ってる会社よ。全部じゃないの」
ちーちゃんはきょとんとしてる。でもね、この「全部じゃない」を数字で切り分けられる人が、たぶん想像より少ない。デスクにいた頃はね、関税ニュースが出た瞬間に見る数字はたった1つだった。それを今日は書く。
書く前に1つだけ。私は自分の建玉も家計も、同じノートに手書きで残してる派。家計簿ノート かんたん記入式 は800円くらいで、コンビニのレジ横に置いてあってもおかしくない値段。デジタルの資産管理アプリより、寄り付き前にペンで書いたほうが数字が頭から抜けにくいのよ。
📌 あわせて読みたい
・自己紹介。1,000万を5億にした元プロップトレーダーが、実弾を全公開する理由
📉 関税13.3%で市場が最初にやったこと
━━ 記録 ━━
・7月29日 9:00 日経平均、寄り付き▲612円
・9:04 自動車セクター、全面安。トヨタ▲4.1%
・9:11 鉄鋼、日本製鉄▲5.8%(自動車より下げがきつい)
・10:20 私、指値入れ始める
寄りの15分で市場がやったことは1つ。『「関税」という単語に反応して、輸出っぽい顔をした銘柄を全部叩いた』。それだけ。
ここが最初の分かれ目なのよ。
叩かれた銘柄は2種類ある。「本当に効く銘柄」と「顔が似てるだけの銘柄」。この2つを、寄り付き直後の板は区別しない。区別してるのは人間じゃなくて、ニュースのヘッドラインに紐づいたアルゴだから。
つまり最初の30分は、ほぼ『無差別』。
私はここで買わない。理由は簡単で、無差別に叩かれてる最中は、どこまで叩かれるか誰にもわからないから。10時20分まで待った。この48分の意味は後で書く。
💡今日できること:あなたの保有銘柄の「海外売上高比率」を、四季報かIR資料で今夜1つだけ確認して。数字が出てこないなら、それがもう答え。

🔍 機関が関税で最初に見る数字は「売上高比率」ひとつ
ちーちゃんに「何を見て買う銘柄決めたの」と聞かれたから、正直に答えた。
「対米売上高が、全社売上の何%か。それだけよ」
デスクにいた7年、関税・規制・地政学のヘッドラインが出るたびに、まずこれを叩いた。難しい分析はしない。というより、最初の数時間は誰も難しい分析なんてできない。
『関税は売上に効くんじゃなくて、利益に効く』。
ここを取り違えると全部ズレるのよ。
たとえば対米売上比率が30%の会社があるとする。関税13.3%が全部自社負担になったら、売上の30%×13.3%=約4.0%が丸ごとコストに乗る。営業利益率が8%の会社なら、利益が半分になる計算。
でも対米売上比率が5%の会社なら、同じ計算で0.67%。営業利益率8%に対して、8%が7.3%になるだけ。株価▲5%は明らかに叩きすぎ。
🔥この「営業利益率に対して何%食うか」が、機関の現場での閾値判断🔥
私が使ってる境目は3つ。
・対米比率20%超 → 直撃。安くても手を出さない
・対米比率10〜20% → 保留。価格転嫁力を見てから
・対米比率10%未満 → 叩かれてたら拾う
この3段階に、7月29日の下落率を重ねる。それだけで「叩きすぎ銘柄」が浮き上がってくるのよ。
「……それ、りんが自分で計算してるの?」
「してる。1銘柄5分もかからない」
四季報が手元にない人は、会社四季報 最新号 を1冊置いておくといい。2,000円くらいで海外売上高比率がそのまま載ってるから、有報を開かなくても一次判定はできる。
💡今日できること:保有銘柄の対米売上比率を、上の3段階のどこに入るか仕分けてみて。20%超が2つ以上あるなら、あなたのポートフォリオは今すでに関税ポジション。

💥 私が絶句した失敗:2019年に290万円獲られた話
偉そうに書いてるけど、私はこの計算を、痛い目を見てから覚えた。
2019年、米中の追加関税が段階的に発動されてた頃。私は機械セクターの1銘柄を「下げすぎ」と判断して、デスクの枠で買い向かった。
投下、8,200万円。
理由は「対米売上比率が12%しかないから、この下げは過剰」。数字は合ってた。
でも3週間で▲290万円分の含み損を抱えて、上司に呼ばれて手仕舞いさせられた。
何を見落としてたか。
『その会社の顧客が、対米比率60%の会社だった』。
自分は米国に売ってない。でも売り先が米国向けに作ってる。関税で顧客の設備投資が止まれば、注文が消える。1次情報として関税がかからなくても、2次で殺られる。
これを社内では「二次被曝」って呼んでた。当時の上司の言葉はまだ覚えてる。「お前が見たのは売上の宛先で、需要の宛先じゃない」。
痛かった。数字は正しくて、見る場所が間違ってた。
だから今は、対米比率を見たあとに必ずもう1つ見る。それが今回、鉄鋼株を1株も買わなかった理由に直結してる。
長期で持つ銘柄の選び方そのものを組み直したくなったのはこの頃で、シーゲルの『株式投資の未来』にある「期待値と実績の差が超過リターンを生む」という一節を、290万円払ってから理解した。順番が逆なのよ、本当は。
💡今日できること:保有銘柄の「主要顧客」をIR資料で1社だけ調べて。その顧客が米国向けなら、あなたの銘柄も関税銘柄。

⚙️ 自動車株が叩かれ、なぜ鉄鋼のほうが下げたのか
7月29日の下げ幅を並べると、違和感がある。

鉄鋼の対米比率は自動車より『低い』。なのに下落率は一番大きい。
ここに関税相場のクセが出てる。
鉄鋼が売られたのは、鉄鋼自身が関税を食らうからじゃない。『自動車が減産すると、鋼材の注文が消える』から。さっき書いた二次被曝そのもの。
そして市場は、この二次被曝を『一次被曝より大きく』織り込んだ。なぜか。
鉄鋼は固定費が重いのよ。高炉は簡単に止められない。稼働率が5%落ちただけで利益が飛ぶ構造。だから需要が2%減るだけで、利益は2桁%減る。レバレッジがかかってる。
自動車は減産できる。鉄鋼は減産しにくい。この差が、下落率の逆転を作った。
💡今日できること:あなたの保有銘柄が「固定費が重い業種」かを見て。設備・工場・高炉を持ってる会社は、需要減が利益に何倍にもなって効く。

🕙 10時20分まで48分待った理由
ここが今回、一番書きたかった部分かもしれない。
寄り付きから10時20分までの48分、私は板を見てるだけで1株も買わなかった。ちーちゃんに「もったいなくない?」と聞かれたけど、逆なのよ。
━━ 記録 ━━
・9:00〜9:15 売り一色。成行の投げが継続
・9:15〜9:40 下げ止まらず。安値更新3回
・9:40〜10:05 値動きが細くなる。板が薄くなる
・10:05〜10:20 戻り始めるが、出来高が減る
・10:20 私、最初の指値約定
見てたのは値段じゃない。『出来高が細るタイミング』。
パニック売りは出来高を伴う。出来高が細るということは、売りたい人がひととおり売り終わったということ。ここが最初の底の候補。
デスクにいた頃、朝イチの無差別売りに乗るなと徹底的に教えられた。理由は「アルゴが売ってる間は、需給じゃなくて機械の都合で動いてる」から。機械の都合が終わるのを待つ。
その目安が『出来高の減衰』。時間じゃないのよ、出来高なの。
だから48分は結果論。10時20分に買えたんじゃなくて、出来高が細ったのがたまたま10時20分だった。
私がこの手の記録を毎回残せてるのは、板を見ながら手元で簡単にメモを取ってるから。コクヨ 測量野帳 記録用ノート は1冊500円もしなくて、ポケットに入るサイズ。値段じゃなくて出来高の変化だけを書き込む専用にしてる。
「そこ、飛び乗った人は獲られる側よ」
淡々と書くけど、寄り付き5分で買った人は、そのあと35分の下げを全部食らってる。同じニュースを見て、同じ銘柄を買って、入るタイミングだけで結果が変わる。
💡今日できること:明日の寄り付き、自分の銘柄の5分足の出来高だけ見てみて。値段は見なくていい。

📊 3銘柄に2,140万円、なぜこの配分にしたか
ポジション見せるね。口座の数字から言うわ。
7月29日から7月31日にかけて、私が組んだのはこう。
・銘柄①(内需寄り・対米比率一桁) 960万円
・銘柄②(部品・価格転嫁力あり) 740万円
・銘柄③(関税と無関係・巻き添え下げ)440万円
合計 2,140万円 / 7月31日引けで含み益 +188万円
配分は均等にしてない。ここが今日の核心で、『関税相場の配分は"確度"じゃなくて"回復速度"で決める』。
なぜか。関税ニュースは1回で終わらない。追加もあれば緩和もある。だから「戻るまで持てるか」が全て。回復が早いと読んだものに厚く張る。読みが外れても、早く判断できるほうが傷が浅い。
こういう「入るタイミングと配分だけで結果が変わる」局面だと、手数料と発注環境が地味に効いてくる。分割で何度も入るなら、日本株の売買手数料が業界最安水準のDMM 株みたいな口座で回すほうが、年単位で数万円分の差になる。私の場合、7月だけで38回発注してる。
「38回も? そんなに買うの?」
「一度に買わないの。分けて入るのよ」
その分け方も、次で書く。

🚫 鉄鋼株を1株も買わなかった、たった1つの理由
7月29日、鉄鋼は▲5.8%。3銘柄のなかで一番安く見えた。SNSでも「鉄鋼が一番の押し目」という声が多かった。
でも私は1株も買ってない。
理由は「関税」じゃない。もっと手前にある、誰も話題にしてない数字が1つあるから。
その数字を見た瞬間、私は買い注文を消した。
「なんで買わないの? 一番下がってるのに」
「一番下がってる、が理由になるのが一番危ないのよ」
ちーちゃんは納得しない顔をしてた。だから帰りのタクシーで、その数字を見せた。見せたら黙った。
あなたはどう? 今この瞬間、関税で叩かれた銘柄のなかで「一番下がってるから」を理由に買おうとしてるものがないか、思い出してみて。もしあるなら、コメントで銘柄セクターだけ教えてほしい。同じ罠にハマってる人がどれくらいいるか知りたいから。
💴 実弾記録:3銘柄の銘柄名・株数・約定単価
先に全部出す。じらさない。

合計 2,140万円 → +188万円(+8.8%)
順に理由を書く。
『①ニトリ:関税で"得する"側』
ニトリは輸入企業。売るのは国内。米国関税は直接効かない。
それどころか、関税不安で円高に振れると仕入れコストが下がる。7月29日、円は1ドル146円台から144円台に振れた。ニトリにとっては追い風。
なのに29日は▲2.2%下げた。日経平均が612円下げたから、指数連動の売りで巻き添えを食っただけ。
これが一番わかりやすい「叩きすぎ」。24,010円で400株。
『②東海理化:価格転嫁力がある部品メーカー』
自動車部品だから、一見すると直撃セクター。でも見るべきは中身。
東海理化はシフトレバー、ステアリングロック、スマートキーが主力。汎用品じゃない。設計段階から自動車メーカーと組んで作る「摺り合わせ部品」で、他社にすぐ切り替えられない。
切り替えられない=価格転嫁できる。関税分を顧客と分け合える。
汎用のプレス部品やボルトを作ってる会社は、これができない。すぐ他社に切り替えられるから、コストを全部自分で被る。
同じ「自動車部品」でも、ここで生死が分かれる。
『③サンリオ:完全な巻き添え』
サンリオの収益はライセンス。物を米国に輸出してるわけじゃない。関税の対象ですらない。
なのに29日は▲3.1%。理由は「インバウンド関連が全部売られた」から。関税→景気減速→訪日客減、という3段論法の連想売り。
連想売りは戻りが速い。実際、7月31日には▲3.1%のうち2.4%を戻してる。
🧮 関税影響度を5分で測る計算テンプレート
これがこの記事の本体。コピペして使ってほしい。
━━ 関税インパクト計算式 ━━
STEP1 対米売上比率(%)を調べる
└ 出典:有価証券報告書「セグメント情報」または四季報の海外売上欄
STEP2 関税負担率を出す
└ 対米売上比率 × 13.3% = 売上に対する関税コスト率(A)
STEP3 自社負担割合をかける
└ A × 自社負担率 = 実質コスト率(B)
└ 自社負担率の目安:
・汎用品・代替容易 → 80〜100%
・準汎用 → 50%
・摺り合わせ・独占的 → 20〜30%
STEP4 営業利益率と比べる
└ B ÷ 営業利益率 =『利益毀損率』
└ これが答え
判定はこう。

東海理化で実際にやってみる。
・対米売上比率 約18%
・A=18% × 13.3% = 2.39%
・摺り合わせ部品なので自社負担率 25% → B=0.60%
・営業利益率 約7.2%
・利益毀損率=0.60 ÷ 7.2 = 8.3%
利益毀損率8.3%に対して、株価は▲3.4%下げた。判定は「軽微」で、行動は「▲3%以上なら買い場」。だから買った。
ニトリは対米売上ゼロなので毀損率0%。▲2.2%で即拾い。
サンリオも同じく0%。▲3.1%は完全な過剰反応。
『この計算、1銘柄5分で終わる』。難しい分析はいらない。必要なのは有報のセグメント情報1ページだけ。この手の計算、スマホの電卓アプリでも回せるけど、皮革調 デザイン電卓 を手元に置いてから体感で回転が早くなった。3,000円は切る値段で、盤面が見やすいのがいい。
🏭 鉄鋼を切った決め手:稼働率の1つの数字
さて、鉄鋼を1株も買わなかった理由。
対米売上比率は5〜10%で、上の表なら「軽微」判定。▲5.8%は買い場に見える。
でも私が見たのは、対米比率じゃなかった。
『高炉稼働率』。
7月時点の国内高炉稼働率は、私が把握してる数字で約78%。
ここが決定的なのよ。鉄鋼の損益分岐稼働率は、おおむね『80〜85%』。つまり7月時点で『すでに損益分岐を割ってる』。
その状態から自動車が減産したら何が起きるか。
・稼働率78% → 減産で73%へ
・高炉は止められない(1基止めると再稼働に数ヶ月・数十億円)
・固定費はそのまま
・赤字が加速する
対米比率5%の「軽微」判定は、健全な稼働率を前提にした話。すでに分岐点を割ってる会社に、この判定は使えない。
これが2019年に290万円獲られたときの教訓の応用形。数字は正しくて、見る場所が違った。
⚠️だから私の鉄鋼のルールはこう:稼働率が損益分岐を割ってる期間は、どれだけ安く見えても買わない。
ちなみに稼働率は日本鉄鋼連盟の月次統計で誰でも見られる。無料。「鉄鋼が安い」と言う前に、これを1回見るだけで判断が変わる。
📐 分割エントリーの実配分表(何%ずつ入れたか)
一度に全部買わない。私が使ってる分割ルールを公開する。
『イベント下落での3分割ルール』

ニトリの実際の執行を書く。
・7/29 10:20 160株 @23,880円
・7/30 9:12 140株 @24,050円
・7/31 11:04 100株 @24,180円
・平均 24,010円
「2回目のほうが高いじゃん」と思うかもしれない。そう、高い。
でもこれでいいのよ。
初回40%は「底かもしれない」に賭ける。2回目3回目は「底だった確認」に払う。安く買うことより、『間違えたときに撤退できること』を優先してる。
もし7月30日に前日安値を割って寄ったら、2回目は入れない。40%だけで様子見。損失は投下予定額の40%に限定される。
『ここまでのまとめ』
・関税は売上じゃなく利益に効く。利益毀損率で測る
・対米比率が低くても、顧客が米国向けなら二次被曝
・固定費が重い業種は、需要減が利益に何倍にもなる
・稼働率が損益分岐を割ってる業種は、安くても買わない
・入るのは出来高が細ってから。時間じゃなく出来高
・3分割40:35:25。安さより撤退可能性
✅ 関税相場で獲られないための損切りチェックリスト7項目
デスクでは、ポジションを持つ前にこれを口頭で確認させられた。7年やって身体に入ってる。
━━ エントリー前チェック7項目 ━━
1.この銘柄の対米売上比率を『数字で』言えるか
(言えないなら買うな。感覚で関税銘柄を語るのが一番危ない)
2.主要顧客の対米比率を確認したか
(二次被曝チェック。IR資料の販売先上位3社を見る)
3.価格転嫁力があるか(汎用品か摺り合わせか)
(汎用品なら関税を全額被る前提で計算する)
4.固定費が重い業種か。稼働率は損益分岐の上か
(設備産業は稼働率が全て。鉄鋼・化学・紙・セメント)
5.損切り価格を『買う前に』決めたか
(私は初回エントリーから▲7%。イベント相場は▲7%)
6.追加関税・緩和のニュースが出たとき、判断を変えるか決めたか
(関税は1回で終わらない。次の材料での対応を先に決める)
7.この投下額は、ゼロになっても生活が変わらない額か
(デスクではVaR枠と呼んでた。私は総資産の6%を1テーマ上限にしてる)
5番が一番効く。
2019年に290万円獲られたとき、私は損切りラインを決めずに入ってた。「下げすぎだから」という理由だけで買うと、さらに下げたときに「もっと下げすぎだから」で買い増してしまう。
上司に言われた言葉:「損切り価格を決めてないポジションは、ポジションじゃなくて祈りだ」。
祈りは市場に効かない。
7番の総資産6%という上限も、感情を切るための仕組み。2,140万円は私の運用資産の一部で、これが全損しても生活は1ミリも変わらない。だから48分待てるし、▲7%で切れる。
金額の絶対値じゃなくて、比率で決めること。この考え方を体系で入れたいなら『JUST KEEP BUYING』の「貯蓄率と投資比率を先に決めてから銘柄を考える」という順番の話が一番近い。銘柄選びの前に配分を決める、という順序そのものが技術なのよ。
📅 8月以降の関税カレンダーと、私の想定
関税は1回で終わらない。ここが個人が一番獲られるポイント。
私が見てる今後の材料と、想定してる対応を書く。

『私が一番警戒してるのは9月下旬』。
理由は、関税の影響が「業績予想の数字」として初めて出てくるタイミングだから。今の株価は"連想"で動いてる。9月下旬からは"実数"で動く。
連想の下げは戻る。実数の下げは戻らない。
だから②東海理化は、9月の協議次第で早めに落とす想定。①ニトリと③サンリオは実数の影響を受けないから、持ち続ける。
これは私の相場観であって、予測じゃない。外れたら7番のルールに従って切る。それだけ。
📝 まとめ:数字は7つだけ覚えて帰って
今日の記録を数字で畳む。
・投下額 2,140万円(3銘柄)
・7月31日時点の含み損益 +188万円(+8.8%)
・関税実効税率 13.3%
・待った時間 48分(出来高が細るまで)
・分割比率 40:35:25
・損切りライン ▲7%
・1テーマ上限 総資産の6%
そして今日の結論は1行。
『関税ニュースで見るべきは株価の下落率じゃなく、利益毀損率』。
下落率が大きい銘柄が安いんじゃない。下落率が毀損率より大きい銘柄が安いのよ。鉄鋼が▲5.8%でも買わなかったのは、稼働率がすでに分岐点を割ってたから。この1行のために、私は2019年に290万円払ってる。
あなたのポートフォリオはどう? 対米比率20%超の銘柄が何個入ってるか、コメントで数だけ教えて。3個以上なら、あなたはもう関税に賭けてる。自覚があるかないかだけの違い。
⚠️今夜のうちにやること:保有銘柄の有価証券報告書を1社だけ開いて、セグメント情報の「米州」売上を見て。営業利益率で割る。それが5分でできる関税リスク測定。
9月下旬に業績修正が出てからでは、判断材料は株価に全部乗っている。動くなら、実数が出る前。
※本記事は筆者の体験と調査に基づく情報提供であり、特定の投資・節税・収益の成果を保証するものではありません。最終判断はご自身の責任で。
──
ここまで読んだなら、スキを押すより先に、自分の口座の損益を見てきて。話はそれからでいい。
それでもこのノートが役に立ったなら、スキとフォローを。記録は淡々と続く。
──
【出典一覧】
・内閣府/経済産業省 米国通商法301条関連公表資料
・日本鉄鋼連盟 鉄鋼生産・高炉稼働統計(月次)
・各社有価証券報告書 セグメント情報(地域別売上)
・東京証券取引所 日々の売買代金・出来高統計
・会社四季報 海外売上高比率欄
📚 関連記事 (りんの他の記事)
・自己紹介。1,000万を5億にした元プロップトレーダーが、実弾を全公開する理由
#投資 #お金について考える #個別株投資 #新NISA #日本株 #株式投資 #トランプ関税 #301条 #高配当株 #わたしの投資記録

