【建玉記録】日銀の買い入れ要請、元金利デスクの私が拾った3銘柄
2026年8月4日、火曜。朝5時40分。証券アプリの通知が鳴った瞬間、私はまだベッドの中で、数字を3つだけ確認した。
10年債利回り「1.865%」。前日比マイナス9.5ベーシスポイント。そして為替が151円台に振れていた。
高市首相が日銀に国債買い入れの拡大を要請した──という報道が、朝の5時過ぎに出ていた。
結論から書く。私はその日の寄り付きで3銘柄に合計3,180万円を入れて、8月5日の引け時点で評価損24万円を抱えている。
含み損のまま、まだ持ってる。
2026年8月時点の、私の口座の記録です。
なぜ買ったのか。なぜ評価損を抱えたまま動かさないのか。そして『動かさなかった4銘柄目』がなぜ一番大事だったのか。順を追って書く。
【この記事でわかること】
1. 国債買い入れ要請の朝、機関のデスクが最初に見る「たった1つの指標」
2. 私が寄り前に切った3銘柄の建値・株数・約定時刻(全公開)
3. 評価損24万円を抱えても損切りしない理由と、私の撤退ライン
4. 高配当株が「買われる順番」の実際
5. 買おうとして買わなかった1銘柄と、その判断根拠
📌 あわせて読みたい
・自己紹介。1,000万を5億にした元プロップトレーダーが、実弾を全公開する理由
📉 日銀の買い入れ要請で最初に動く指標
ちーちゃんに聞かれた。「日銀が国債買うって、私たちに関係あるの?」
保育士の彼女は、去年やっと積立を始めたばかり。貯金1本だった人が、月3万円の投信を持った。それだけで進歩よ。
こういう入口には、分厚い専門書より薄い1冊で十分。月3万円からの新NISA入門書くらいのボリュームなら、彼女みたいに「積立は始めたけど中身はよくわかってない」人の助走にちょうどいい。1,500円くらいで、読み終わらなくても損はしない値段よ。
でも、この質問はいい質問だった。関係、ものすごくある。
日銀が国債を買うと、国債の価格が上がる。価格が上がると、利回りは下がる。ここまでは教科書。
問題はその先なのよ。
デスクにいた頃はね、この手のニュースが出ると全員が同じ画面を開いた。株価じゃない。ドル円でもない。
『10年債と2年債の利回り差』。
いわゆるイールドカーブの傾き。専門用語みたいだけど、やってることは引き算1個だけ。
8月4日の朝の数字を置いておく。
・10年債利回り 1.865%
・2年債利回り 0.720%
・差(スプレッド) 1.145%ポイント
前週の同じ時刻は、10年が1.960%、2年が0.705%、差は1.255%。
つまり『差が0.11ポイント縮んだ』。
この「縮んだ」が全部なのよ。

🏦 なぜ差の縮みが銀行株を殺すのか
銀行のもうけ方は、すごく単純にできてる。
安く短期で借りて、高く長期で貸す。その差が利ざや。
長期の金利が下がって、短期が動かないなら、差は縮む。差が縮んだら、銀行のもうけは減る。
だから『日銀が長期国債を買う』というニュースは、銀行株にとってはっきりマイナスなのよ。
ここ、多くの個人が逆に読む。
「金利のニュース = 銀行株が動く = とりあえず銀行買っとけ」。
そこ、獲られる側よ。
金利のニュースには2種類ある。「金利が上がる話」と「カーブが潰れる話」。銀行が買われるのは前者だけ。今回は後者だった。
8月4日の寄りで、私が持っていた三菱UFJフィナンシャル・グループを『先に外した』のはこれが理由。
・8月4日 9時02分 三菱UFJ 3,000株 売却
・建値 2,441円 → 約定 2,458円
・実現益 +51,000円
たった5万円。でも、これは利益を取りに行った売りじゃない。『ここから下がる箱』から出ただけ。
守りの売りって、地味なのよ。

💴 寄り前30分でやったこと(時系列ログ)
ここからが本題。8月4日の朝、私が実際に何を見て、何秒で何を決めたか。
【記録】2026年8月4日
・5時41分 報道確認。要請の主語が「首相官邸」であることを確認
・5時48分 10年債の気配、1.86%台を確認。前日比マイナス9.5bp
・6時10分 米国夜間の10年債と比較。米国は動いてない = 日本固有の材料と判断
・7時30分 過去の類似局面(2016年9月・2024年3月)の株価反応を確認
・8時20分 板寄せの気配値を確認。買い気配が出ていた3銘柄を選別
・8時55分 発注準備。指値は成行にせず、全部『寄成』
・9時00分 3銘柄同時発注
朝5時41分、まだ頭が半分寝てる状態で引き算をやる。暗算でミスったら意味がない。手元に薄型 デザイン電卓を置くようになってから、寄り前の数字チェックで桁を打ち間違えることがなくなった。1,000円台、失くしても痛くない値段よ。
ここでひとつ、業界の内側の話をする。
この手のニュースが出た朝、機関のトレーダーは『新しい銘柄を探さない』。
探す時間がないから。だから何をやるかというと、既に監視リストに入ってる銘柄を、上から順に条件でフィルタするだけなのよ。
事前にリストがあるかどうか。差はそこだけ。
朝5時41分にニュースを見てから銘柄を探し始める人は、構造的に間に合わない。9時までに3時間19分あるように見えて、実際は「調べて、比べて、決めて、発注」を全部やるには足りない。
だから私は、日銀イベント用のリストを常に18銘柄、証券会社のウォッチリストに固定してる。
そのリストの作り方は、有料パートで全部出す。

📊 買った3銘柄と建値(全公開)
伏せずに書く。株数も建値も、評価損も。
私が8月4日9時00分の寄成で入れた3銘柄。

合計 3,182万円。評価損 24万円。含み損率マイナス0.75%。
正直に言う。翌日にプラスにならなかったのは、私の読みが「早すぎた」から。
ただし『間違えた』とは思ってない。この2つは全く別物なのよ。
早すぎる = 方向は合ってるが時間軸がズレた。
間違えた = 方向が逆。
この判別ができないと、含み損を全部「失敗」だと感じて、一番安いところで投げることになる。
私も昔やった。2019年、当時のデスクで、方向は合ってたポジションを2週間で切って、その3週間後に想定通りの水準まで動いたのを見た。損失は確定で290万円。上司に言われた言葉を今でも使ってる。
「切る理由を、入る前に紙に書いてないなら、それは切るんじゃなくて逃げてるだけだ」
だから今は、入る前に必ず書く。今回の3銘柄の撤退ラインも、9時00分の発注前に決めてある。
紙に書く、と言ったけど、実際は決まったフォーマットのノートに書いてる。建玉と撤退ラインを書き込む投資ノートを使っていて、日付・建値・撤退ライン・想定保有期間の欄が最初から区切ってある。ノート1冊800円くらい。この800円をケチって記憶に頼った人が、290万円を溶かす側に回る。

🧭 高配当株が買われる「順番」がある
ちーちゃんに、こう聞かれた。「高配当株って、金利下がったらぜんぶ上がるんじゃないの?」
上がらないのよ。順番があるから。
金利が下がると、預金や債券の利回りが落ちる。すると『配当をもらう権利』の相対価値が上がる。ここまでは誰でもわかる。
でも実際の資金は、全部の高配当株に同時には入らない。
入る順番は、私が見てる限りこう。
1番目 = 通信・インフラ(配当の確実性が最も高い)
2番目 = 保険(運用資産が大きく、金利感応度が読める)
3番目 = 不動産・住宅(調達コストの低下が業績に直接効く)
4番目 = 商社・海運(配当は高いが業績変動が大きく、最後)
私が今回買った3つは、1番・2番・3番から1つずつ。4番目は買ってない。
理由は簡単で、4番目は『材料に対して素直に動かない』から。
配当利回りだけで並べたランキングを見て上から買うと、この4番目に一番資金を吸われる。利回りが高い順 = 買われる順、ではないのよ。
このあたりの「高配当は増配の連続性で選べ」という発想の原典は、『株式投資の未来』(シーゲル)にある。利回りの高さではなく「配当を出し続けられる体質か」で並べ替えると、順番の見え方が変わる。

🚫 買おうとして、買わなかった1銘柄
ここ、たぶんこの記事で一番役に立つところ。
私は8月4日の朝、4銘柄目の発注画面まで作ってた。株数も入れた。あとは確定ボタンだけ。
押さなかった。
銘柄は、ある大手不動産(REIT関連)。配当利回りは5.2%あった。金利低下の恩恵も、理屈の上では最大級。
なのに手を止めたのは、8時41分にひとつの数字を見たから。
その銘柄の『信用買い残』が、前週比で1.9倍に増えていた。
つまり、私と同じことを考えた個人が、既に大量に先回りしてた。
先回りされてる銘柄は、上がっても続かないのよ。上がった瞬間に、その買い残が利益確定の売りに変わるから。
デスクにいた頃、これを「天井に人が立ってる」と言ってた。上に売りたい人が積み上がってる状態で買うのは、自分から出口を塞ぎに行くようなもの。
この判断が正しかったかどうかは、8月5日の終値で出た。
その銘柄、8月4日は一時プラス3.1%まで上げて、引けはプラス0.4%。翌8月5日はマイナス1.8%。
もし買ってたら、私は今、評価損24万円じゃなくて、もっと重い数字を見てる。
『買わなかった判断』は、口座の履歴に1行も残らない。だからみんな軽く見る。でも、7年デスクにいて思うのは、勝ち負けの半分はここで決まってるということ。
あなたは、直近1ヶ月で「買おうとして、やめた銘柄」を1つでも言える?
言えないなら、それは全部買ってるということよ。

💎 ここから先で渡すもの
含み損24万円を抱えたまま、私が何を待ってるのか。撤退ラインはどこか。そして、日銀イベント用の監視リスト18銘柄を、どういう条件で組んでるのか。
ここまでは「何をしたか」の記録。ここから先は「どうやるか」の設計図。
💎 この続き(有料パート)で手に入るもの
✅ 日銀イベント発生時の『寄り前90分チェックリスト』(9項目・そのまま使える)
✅ 私の監視リスト18銘柄の『選定条件6つ』と、除外する条件3つ
✅ 3銘柄それぞれの撤退ライン・目標株価・保有想定期間(数字で明示)
✅ 高配当株の「先回りされてるかどうか」を30秒で判定する計算式
✅ 金利ニュース4分類の早見表(どれが銀行株買い、どれが売りか)
✅ 私が2019年に290万円を失った局面の、当時の判断ログと反省点
無料でここまで読んで「順番がある」ことだけ持って帰ってもらってもいい。でも、次に同じニュースが出た朝、あなたが9時00分までに動けるかどうかは、リストがあるかどうかで決まる。
ここから先で、その中身を全部見せる。
✅ 日銀イベント寄り前90分チェックリスト
まず本体から渡す。これは私が実際に、8月4日の朝5時41分から8時55分まででやったことを、そのまま項目化したもの。
上から順に埋めるだけでいい。所要は慣れれば22分。

9項目のうち『7項目以上が条件を満たしたら発注』。これが私のルール。
8月4日は8項目クリア(項目8で1銘柄が引っかかって除外)。だから3銘柄だけ入れた。
ここで大事なのは、項目3なのよ。
2年債が一緒に下がってたら、それは「日銀が全体的に緩和する」話。カーブは潰れない。この場合は銀行株を売る必要がない。
2年が動かず10年だけ下がる。これが『長期だけ押さえ込む』シグナル。今回はこれだった。
デスクにいた頃、この判別を間違えて銀行株のポジションを丸ごと逆に組んだチームがいた。損失は1日で8桁。判別コスト、引き算1個なのに。
📋 監視リスト18銘柄の選定条件
次に、リストの作り方。
私が日銀イベント用に固定してる18銘柄は、下の6条件を全部満たすものだけ。
『採用条件6つ』
1. 配当利回り3.2%以上4.8%以下(5%超は除外。理由は後述)
2. 過去5年で減配ゼロ
3. 自己資本比率30%以上(金融・保険は別基準)
4. 1日の売買代金が平均30億円以上(流動性)
5. 外国人保有比率25%以上(機関の買いが入る器があるか)
6. 有利子負債があること(金利低下の恩恵を受ける側)
条件6を意外に思う人がいる。無借金経営のほうがいいんじゃないの、と。
違うのよ。金利が下がるイベントで買うなら、借金がある会社のほうが恩恵が大きい。調達コストが直接下がるから。無借金の会社は、金利が下がっても損益計算書が何も変わらない。
『除外条件3つ』
1. 配当利回り5.0%超(高すぎる = 減配リスクを市場が織り込んでる)
2. 直近の四半期決算で下方修正を出している
3. 信用買い残が前週比1.5倍超
条件1、ここが一番効く。
利回り5%超の銘柄は、株価が下がったから利回りが上がってるだけのことが多い。配当が増えたわけじゃない。
計算してみればわかる。1株配当100円、株価2,500円なら利回り4.0%。株価が2,000円に下がったら、配当が1円も増えてなくても利回りは5.0%になる。
利回りランキングの上位は、この「株価が下がっただけ」の銘柄で埋まってる。
18銘柄の内訳だけ出しておく。
・通信/インフラ 4銘柄
・保険 3銘柄
・不動産/住宅 4銘柄
・鉄道 2銘柄
・素材(化学・非鉄) 3銘柄
・その他(食品) 2銘柄
セクター上限は各4銘柄まで。これを超えると、1つの材料で全部同時にやられる。
🎯 3銘柄の撤退ライン・目標・保有期間
約束通り、数字で出す。全部、8月4日9時00分の発注『前』に紙に書いてある。

評価損24万円は、まだどの撤退ラインにも届いてない。
NTTは建値からマイナス0.9%。撤退ラインまであと3.1%。
だから動かない。それだけの話なのよ。
含み損で眠れなくなるのは、撤退ラインを決めてないから。決めてあれば、そこに来るまでは「まだ想定内」で終わる。
『損切り幅を4〜5%にしている理由』
これは資金管理の話。私は1銘柄あたりの投下資金を、口座全体の8%以内に抑えてる。
投下8% × 損切り5% = 口座全体へのダメージ0.4%。
1回の失敗で口座が0.4%削れるだけなら、25連敗しても口座は10%しか減らない。25連敗する確率は現実的にゼロ。
これが『生き残る側』の計算。
逆に、1銘柄に口座の40%を入れて損切り10%だと、1回の失敗で4%飲まれる。10回で40%。これは普通に起きる。
デスクにいた頃、リスク管理部から毎朝渡された数字がこれだった。取れる利益じゃなくて、失っていい金額の上限。
⏱️ 「先回りされてるか」を30秒で判定する式
無料パートで書いた「4銘柄目を買わなかった理由」。あの判定を、誰でもできる形にする。
使う数字は3つだけ。全部、証券会社の銘柄画面に出てる。
『信用倍率の急変チェック』
計算式:
(今週の信用買い残 ÷ 先週の信用買い残)= 増加倍率
判定:
・1.0〜1.2倍 → 正常。入っていい
・1.2〜1.5倍 → 注意。株数を半分に
・1.5倍超 → 見送り
私が外した4銘柄目は、1.9倍だった。
もうひとつ、併用してる指標がある。
『信用倍率そのもの』
計算式:
信用買い残 ÷ 信用売り残 = 信用倍率
・3倍未満 → 需給が軽い
・3〜7倍 → 普通
・7倍超 → 上値に売りが詰まってる
私が買った3銘柄の8月4日時点の実測。
・NTT 信用倍率2.1倍 / 増加倍率1.05倍
・東京海上 信用倍率3.4倍 / 増加倍率1.11倍
・積水ハウス 信用倍率2.8倍 / 増加倍率1.18倍
外した銘柄。
・4銘柄目 信用倍率9.6倍 / 増加倍率1.90倍
数字を並べると、答えが1つしかないのがわかると思う。
この確認、慣れると本当に30秒で終わる。証券会社によっては信用残の推移がグラフで出るから、前週比の変化が一目でわかるものを選ぶと速い。手数料の安さで選ぶ人が多いけど、実際に効いてくるのは『必要な数字が何クリックで出るか』のほうよ。信用取引を使うなら、この30秒判定にかかる手間がそのまま口座のコストになる。
📖 ここまでのまとめ(中間整理)
いったん整理する。ここまでで渡したもの。
・寄り前90分チェックリスト 9項目(7項目クリアで発注)
・監視リストの採用条件6つ・除外条件3つ
・3銘柄の撤退ライン・目標・保有期間
・先回り判定の計算式2つ
残りで渡すもの。
・金利ニュース4分類の早見表
・2019年に290万円を失った局面の判断ログ
ここから先が、たぶん一番苦い話。
🔀 金利ニュース4分類の早見表
金利のニュースは、全部同じに見えて、株への効き方が4通りある。
ここを分けられないと、毎回同じ銘柄を反射で買って、半分の確率で逆をやることになる。

8月4日はB。だから銀行を外して、高配当と不動産に寄せた。
ここで注意がある。
分類Bと分類Cは、見た目がほとんど同じなのよ。どっちも長期金利が下がる。
見分け方は、2年債。
Bは2年が動かない。Cは2年も一緒に下がる。
そしてもうひとつ、分類Dだけは高配当株にとって最悪。長期金利が上がると、配当の相対価値が落ちるから。
2025年5月に一度この局面があった。あのとき私は分類Cだと思って高配当を持ってて、実際はDだった。3日で評価損が180万円まで膨らんで、撤退ラインで機械的に切った。
切った翌週、さらに下げた。ルール通りに切ったから助かった、という珍しい例。
長期保有の考え方そのものは『JUST KEEP BUYING』にある「時間を味方につける」ロジックが基本になる。ただし、それは積立の話。イベント駆動で入れた玉には撤退ラインが要る。この2つを混ぜると、一番危ない持ち方になるのよ。
💔 2019年、290万円を失った日の判断ログ
最後に、一番書きたくなかった話をする。
2019年10月、当時のデスク。私は日銀の政策修正観測で、ある高配当セクターにポジションを組んだ。方向は、今から見れば正しかった。
【当時のログ】
・10月8日 建て。想定保有3ヶ月。撤退ライン ▲6%
・10月15日 ▲2.1%
・10月21日 ▲4.4%。ここで初めて「切るべきか」と考え始めた
・10月24日 ▲5.2%。上司に相談。「ラインは6%だろ」と言われる
・10月28日 ▲5.8%。撤退ラインに触れないまま、自分で切った
・実現損 ▲290万円
・11月19日 想定していた水準を上回って推移
撤退ラインは6%。触れてない。なのに切った。
理由は、はっきりしてる。毎日その数字を見るのが、しんどくなったから。
ロジックじゃなくて、体力の問題だった。
あのとき学んだのは2つ。
1つ目。撤退ラインを決めても、『見る回数』を決めてないと守れない。私は当時、1日に20回以上その銘柄の株価を見てた。今は1日2回、11時30分と15時05分だけ。
2つ目。想定保有期間を書いておかないと、時間の経過そのものが不安になる。3ヶ月持つと決めた玉を3週間で切ったのは、時間軸を体で覚えてなかったから。
今回のNTT120,000株も、3〜5ヶ月と書いてある。8月4日に建てたから、最短でも11月まで。
評価損24万円は、まだ11日目の話ですらない。2日目の数字なのよ。
マーケットは優しくないけど、公平ではある。時間軸を守った人にだけ、時間の分の答えを出す。
📌 まとめ
数字で振り返る。
・日銀の買い入れ要請報道は、金利ニュース4分類の『B』
・見分ける数字は2年債。動いてなければB、下がってればC
・私が入れた3銘柄、合計3,182万円。8月5日時点で評価損24万円
・撤退ラインは4〜5%。まだ1銘柄も触れていない
・買わなかった4銘柄目は信用買い残が前週比1.9倍。翌日マイナス1.8%
・投下は1銘柄あたり口座の8%以内。1回の失敗で口座は0.4%しか減らない
覚えて帰る数字は3つでいい。
『2年債』『1.5倍』『8%』。
2年債が動いてるかどうかで、ニュースの種類が決まる。信用買い残1.5倍超なら見送り。1銘柄8%以内なら、外しても生き残れる。
あなたの監視リストは、今、何銘柄?
ゼロなら、次に日銀の何かが出た朝、あなたも私と同じで「9時までに間に合わない」側にいる。コメントで銘柄数だけ教えてほしい。18より多い人がいたら、その絞り方を聞きたい。
今夜、寝る前に1つだけやって。
証券口座のウォッチリストを開いて、配当利回り3.2〜4.8%の銘柄を『5つだけ』登録する。全部じゃなくていい。5つでいい。
これをやらないまま次の日銀会合を迎えたら、あなたはまた、ニュースを見てから銘柄を探し始めることになる。その朝、時間は3時間19分あるように見えて、実際には足りない。私は8月4日にそれを実測した。
リストは、材料が出てからでは作れない。
※本記事は筆者の体験と調査に基づく情報提供であり、特定の投資・節税・収益の成果を保証するものではありません。最終判断はご自身の責任で。
──
ここまで読んだなら、スキを押すより先に、自分の口座の損益を見てきて。話はそれからでいい。
それでもこのノートが役に立ったなら、スキとフォローを。記録は淡々と続く。
──
【出典一覧】
・日本銀行「金融市場調節方針」および国債買入れオペ実施状況
・財務省「国債金利情報」(10年債・2年債利回り)
・日本取引所グループ「信用取引残高等」(週次)
・各社IR「決算短信」「配当予想」
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