面倒くさいを超えた、エビチリを食べたい気持ち
「エビチリが食べたーい!!」
と冷凍むきエビを解凍したところまでは順調だったのですが。
「うわぁ、エビチリの素がない……」
いつも、エビチリを作るときはCookDoの干焼蝦仁を使うのですが、こんな時に限ってないなんて……。
「小松菜があるから中華炒めにしたら?」
母にはそう言われたものの、どうしてもエビチリが頭から離れません。
口の中はもう断然エビチリの気分。
それでも普段なら、「面倒だし炒めちゃおうか」となるのに。
どういうわけかネットでエビチリのソースの作り方を調べた私。
「……明日は雨でも降るんじゃない?」
と、普段の省エネな私を知る母は、窓から本気で空を眺めてしまいました。
失礼が過ぎますよ、お母上殿。
そんな失礼にめげずに見つけたレシピがこちら
私は玉ねぎじゃなくて、普通の長ネギを使いました。
エビチリって、ケチャップと鶏がらスープの素と豆板醤で出来ちゃうんですね……。
知らなかった。
CookDoの完成されたあのソースの味も手軽さも大好きですが、これだとソース代安く済むなぁなんて思ったりして。
ちなみにエビチリって中華の王道だと思っていたのに、実は日本発祥の料理で、中国本場の料理ではケチャップは使われていないんです。
かの有名な陳建民さんが、本場の「乾焼蝦仁」にケチャップを加えて日本人好みにアレンジしてくれた料理なんですね。
本場の味では、海老の殻を煮出した海老油(シャーユ)と、豆板醤がメインになるので辛みと海老の風味が桁違いだそうです。
今でこそ、辛い物好きな日本人は増えてきたけれど、陳建民さんがお店を開いたころは、まだまだ日本人に本場の乾焼蝦仁は辛すぎるということだったようで。
日本人にも美味しく食べてもらいたいという気持ちが嬉しいですね。
「これをしてあげたい」
「これをやりたい」
「こうなりたい」
そんな欲求は、気が付くと大きな原動力になっていて、いろんな気づきや結果を運んできてくれます。
普段は面倒に感じてやらないことも、苦にならないほど。
そんな自分を意外に思いながらも、頑張った先にエビチリが待っていると思えば、楽しめちゃうのが嬉しいところ。
誰かと食べるごはんを作るとき、作り手が必ずと言っていいほど口にする言葉があると思います。
「今日、何食べたい?」
料理を用意するという、言わば主導権は作り手にあるのに、口から出てくるその言葉。
当たり前の言葉だと思わないで。
面倒だなんて思わないで。
……レパートリーの少ない私は、救いを求める意味を込めて「何にする?」とお伺いを立てることも、しばしばですが(笑)
一緒に食べる相手に喜んでもらいたい。
子供たちにお腹いっぱい食べてもらいたい。
そんな気持ちが少なからず込められていることも、忘れないであげてほしいんです。
お料理上手な友人は、家族が「美味しかった」「これまた食べたい」と、残さずきれいに食べてくれた時に、また頑張って作ろうと気分が上るそうです。
「なんでもいい」
だからそんな答えはやっぱり、がっかりしちゃう😅
何を食べたいか解らない時でも、相手がくれた言葉と同じくらいには思いやりを持ってお返事できると良いですよね。
料理が得意でない私のような人にとって、毎日の食事作りでモチベーションを保つのは本当に大変なんです。
特に夏。
キッチンで蒸されているあの感じ。
自分自身が蒸し料理になるんじゃないかと思うほどツライです。
だから、たまには、作り手さんも家族が食べたいものではなく、自分が食べたいものを作るのもいいんじゃないかな。
「あー、美味しかった」という満足感が、明日からも頑張ろうって力になってくれるから。
今回、私はエビチリできちんと満足。
明日からも、程よく手を抜きながら、面倒くさいを超えられるご飯が食べられるのを、願うばかりです。
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