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這い寄る混沌:壱

皆さん お待ちかね、走燐です。

PV数的には、そんなに待たれてなかったかもしれません(笑)

まぁ、このシリーズに至っては
拡散とか、そんなに求めてないのでね。

そうでなかったら、こんなタイトルにはしてないわけです。


↓前回。チュートリアル記事


↓次回。


(『這い寄れ! ニャル子さん』見てたなぁ〜当時 )

一体、どこに這い寄るっていうのか …

それはーー 内緒、です。

書きたかったんですけどね
そこまで奔放じゃないですよね、noteここ



本シリーズの趣旨


さて
チュートリアル記事まで出したのに
なぜか説明されなかった
本シリーズの目的でございます。

(いずれかの領域に) 高い潜在的資質を持ちながらも
数多の心理バイアスによって、雁字搦めに縛り付けられてしまい
本来の能力を発揮出来なくなってしまった人達の
潜在能力を引き出す事で、行動選択の余地を増やそう
、という試みです。


元々持っている能力の、阻害されて弱った部分を活性化するだけですので

【 補足:PC環境に例えると
CPU増設やグラボの交換等の、潜在能力を含めた大掛かりな変化ではなく
メモリー解放に相当する、脳内作業台の整理による一時的な能力の向上 】

既に自身の力を発揮されている方にとっては
厨二成分マシマシの怪文書にしか映らないかも知れませんが

そういうものとして、お楽しみ頂けたら幸いです。




掛け替えのない友


どこを向いても 苦しくなってしまう人は
自分が何を大事に思っているのか
問い直してみることも、重要だと思います。

本記事を覗いて下さっている人の中には
一つの対象に意識を向けた瞬間に
優先度順に、ズラッと選択肢が現れる方も多いのではないでしょうか。

しかし、処理能力も無限にあるわけではないので
どこかで必ず、コストの削減が生じています。

❴ 突如、脈絡なく
「何で『奴はデュエ○ストだ』を『ベジタリアンだ』に変更したんだよ、集○社のバカヤロー!!」
と叫びながら、400メートル全力疾走する ❵

みたいな、普段ならまず選ばないだろう選択肢は
意識の俎上にも上がらなくなっていくのです。

【 補足:❴  ❵
『ボボ○ーボ・ボーボボ』がアニメ化された際の
著作権に日和った改変の内の一つ。
ボーボボの頭の中から武○遊戯が「オシリスの天空竜を召喚するゼ!」と叫ぶ姿も見たかったが、実現せず… 無念 】


最適化の済んだ価値観で煮詰まってしまうと
苦い現実が、壁となって迫ってくるように感じてしまいますよね。

これは、幾分人を選ぶ提案ですが
処理能力に余裕があるなら、最適化は多少甘めに留めておいて、選択肢の数を増やす事が
ちょっとしたストレスの低減に繋がる場合もあるので、人によっては おすすめです。

最も顕著で かつ馴染み深いものが、『死』ですね。

「私は何時でも、自分の人生を終わらせる事が出来る」
この事実が、どれだけ私を助けてくれたことか。

人生ハードモードを自認しているマイノリティにとって、『死』は苦悩の終着点ではなく
辛い人生をすぐ傍で並走し続けてくれた、掛け替えのない友であります。
( 分かりませんか? この感覚 )

人間は、『生きている』ことを能動的な行為として意識しすぎなのです。

『生きている』とは、状態です。
常に頑張っているのは肉体の方であり、意識はその上でふんぞり返っているに過ぎません。

身体制御から溢れた余剰分の処理能力を分けてもらっているくせに、デカい声であれこれ要求する
肉体にとってのノイジーマイノリティが意識なのですから。

『死』は、選択肢として何時も傍にあります。

一度『死』を選ぶと、生の選択肢は失われる
『死』を身近に感じることで、生の儚さを意識することに繋がり

“たまたま生きていた” 今日に
「 まぁ‥ いいか 」
と、思える寛容さが生まれるのです。


【注意:
「可哀想な私を見て、同情して欲しい」と思って『死』を意識する事は、因果の起点を他者に依拠する危険な傾向であるので、お勧め出来ません。
「ホントに死んじゃうよ?」という意味ではなく
「それ全くの無意味だよ?」といった危険の意。
ここをご覧の皆様にとっては言うまでもない事とは思いますが、念の為 】




最も鋭い刃


選択肢を保持するというのは、必ずしも
「優先順位の低い選択をして、生産性を落としてリスクを増大させる」
事を目的としたものではありません。

弁証法が上手く機能して、棚ぼた的な新案が降りてきたなら、採用を検討するべきでしょうが
ほとんどの場合、増やした選択肢を実行する事はないでしょう。

では、なぜ 増やす必要があるのか?

人類が獲得した『言語化』の力には
曖昧模糊な『未知』の世界から その極々一部を切り出して、理解可能な概念と紐付ける事で
脳内に世界と(一部)対応する劣化モデルを作成して
意識の俎上に、操作可能な “情報” を提供する能力があります。

簡単にいうと
『事象の輪郭を捉えて、「名前」や「意味」の紐付けをする力』です。

これは、言い換えると
世界中のあらゆるマテリアルは
“情報” として脳内に取り込まれた時点で
その密度も量も、著しく減少してしまう
ということです。

例えるなら
「岩石を物色して、小石を手に入れた」と思っても
実際には「小石をスケッチする権利を与えられた」に過ぎず
どんなに上手く描いても、重さ・匂い・手触りなど
2次元以外の多くの情報は失われてしまう
といった所でしょうか。

『実存』を得ることが叶わない、情報処理能力の乏しい人類が
『世界』と向き合う為に獲得した 最も鋭い刃が
『言語化』の力、というわけですね。


五感の規格に沿う形で取り込まれ、加工・統合された “情報” 達は
意識の俎上 (PCで言うと、メモリーに相当) に載せられた数に応じて、処理能力が分配されて行きます。

「余計な事を考えずに、全集中で一点突破した方が、物事は上手く行く」とよく言われているのは
この辺りのリソース配分を指しているのだと思われます。





『余白』を生み出す


まな板の上に、小魚1匹だけ乗っていたら
その1匹を捌く事だけを考えてしまいますよね?

俎上に上がる対象が少ない時
意識は多くのリソースを投入して、問題解決に取り組みます。

狭い範囲へ意識を集中すると、人は雑多な情報の流入を嫌うので
自然と選択肢は狭まり、因果関係は収束していきます。

そうして、閉じた思考になってしまうと
外部からフィードバックされた情報も受け付けなくなり
無意識下の演算においても『当該の問題は解決済み』と判断されて直感も働かなくなり
同じルートをぐるぐる回って考え続ける事になります。

ここに、思い切って未検証のオブジェクトを追加投入してみましょう。
すると (人にもよるでしょうが) 、おそらく
煮詰まってループしていた思考は一旦脇にそれて
外の情報が流入できるだけの “余白” が生じます。

漫画で、よくわかる例を挙げるなら
『三月のライオン』の、このシーン↓
( 入院中の、おじいちゃんの独白になります )

ーー 家族ってのは 恐いもんだ
結束してるつもりで
全員で出口のないルールに
取り込まれてる事もある

誠二郎の時もそうだった
やつを何とかしなければと思い過ぎて
いつの間にか全員が
やつを中心に動かされていた

ボウズがいてくれて
だから 本当に よかった
端から見て
「え? それ おかしくないですか?」と
外のルール・・・・・
思い出させてくれる 人間

『三月のライオン』11巻 Chapter.107 より


誠二郎 (三姉妹の実父) の事は置いといて

家族ルールに縛られて ループ状態に陥りがちだった所を、外の人間 (主人公) が別軸のルールを示す事によって
相手 (誠二郎) の利益誘導を跳ね除けるきっかけになった好例といえますね。


続いては、『破壊魔定光』より
戦闘訓練におけるワンシーン↓

丞炎(ジョウエン)「···やるやんけ ソレやでソレ!」
「これはゲームやない… 相手が勝手に決めたルールに従う必要はないんや!」
「ルールが状況を創り出し 状況が勝利をもたらす! 生き死に賭けた戦いちゅーのはルールの崩し合いなんや!」
「状況を把握キャッチするんやない 掌握コントロールした者が勝利するんや」

『破壊魔定光』8巻 Battle 45 より


相手の示した条件を把握しようとして
煮詰まった思考になっている人を
悪意ある者が放っておく筈がありません。

次々に状況のテーブルを変えて追い込み
考える暇を与えないまま、搾取の構造に誘い込むのです。

( 過激な思想を持った団体が、良くやる手です )

思考の余白を持たない人間は
( ある意味真面目な人とも取れますが )
自分を切り崩そうと迫ってくる戦闘思考の人間に
対抗する術を、失っていきます。


このように
一つの悩みについて延々囚われる事は
非効率を通り越して、もはや危険であるので

例え優先順位の低い事柄でも
目下の悩み以外の何かを視界の端に留めおいて
考えを巡らせる為の “余白” を確保する。

これが、非常に重要であると
私は考えます。






種明かし


さて、長々と説明してきましたが
私が提案した手段など、実は一息で説明出来てしまいます。

考えが煮詰まったら (もしくはその前に)
ちゃぶ台返し的なジョーカー案をいくつか心に忍ばせておいて
一歩引いて、冷静に考えられるだけの “余白” を確保する

・・これだけ。


ならば何故、だらだらと長い説明をして来たのか

それは、

頭脳労働において、実際に働いているのは ほとんど無意識の方であり
間接的に、少しでも無意識をコントロールしようとする為には
強く、詳細なイメージを意識的に思い描く事が重要であるから
なのでした。

これは、神経・感覚が鋭敏であるほど効果的に
無意識に対して、働きかけることが出来ます。

簡単なようで、誰にでも取れる手段ではないので
ちょっと、人を選ぶ感を出してた訳です。

いわゆる『〇〇習得メソッド』的なものを期待された方、ごめんなさい。

これは、1を聞いて10を知る人達に対して
無駄に10の説明をして、100のイメージの材料をばら撒き
無意識を手懐ける手綱を組み立ててもらう

そういった、試みの一つでした。


【9/21 公開後 追記】

今回の記事も、他のクリエイター様の影響を受けている部分が幾つかあります。

全くの初見ではなく、記事を読んで「ああ、そうだよな… 」と再確認したから、意識に浮上したのかもしれません。

これまで、内省ばかりで あんまり知識(餌)を喰わずに記事を書いて来ましたが
最近は、他のクリエイター様の記事で見つけたトリビアなどを調べるのが楽しいのです。

たくさんの知識(餌)を頬張ったら
私はこれから、どう変わって行くのか?

これを楽しみに思えるのは
変てこな人生を送って来た私の
良かった事の一つなのかもしれません。

未来に対して、少しでも良い感覚を覚えたのは
本当に、久しぶりです。

内省ベースの記事を書くことで
私にも、良い影響があるような気がしたのが
とても嬉しかったので、つい書きたくなりました。

【追記ここまで】


また何か思いついたら、このシリーズは続けてみたいと思ってますので

いつもより濃い味の怪文書がお好みの方は
どうぞ気長に、お待ち下さいませ。


今回は、ここまで
読んでくださり、ありがとうございます。




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