リワークに通う人は「思っているほど。障害者に見えない」——見えない障害と社会の誤解
「リワークにいる人って、どんな人たちなんだろう」。
行く前、正直そう思っていた。「見るからに大変そうな人たちが集まっているのだろう」と。
全然違った。
普通の人たちがいた
初日、施設に入ったとき、ごく普通の人たちがいた。
スーツを着ている人、落ち着いた声で話している人、スマホで何かを調べている人。街中で見かけても「リワーク利用中の人だ」とは絶対に分からない。
それが当たり前なのだけど、当時の自分には意外だった。
「障害者に見える」とはどういうことか
「障害者に見えない」というのは、正確にはどういうことだろう。
精神的な困難は、外から見えにくい。身体的な障害と違って、見た目に表れないことが多い。だから「普通に見える」のは当然といえば当然だ。
でも同時に、「普通に見える」ことが誤解を生むこともある。「元気そうなのに、なぜ働けないのか」という周囲の理解されにくさは、見えない障害ならではの辛さでもある。
「普通に見える」からこそ
リワーク施設にいる人たちが「普通に見える」のは、「たいしたことない」からじゃない。
内側にあるものは、見えないだけで、確かにある。
そのことが分かったのも、リワークで同じ場にいた人たちのおかげだった。
行く前の自分へ
「あそこに行く自分」を恥ずかしいと思っていた時期がある。
でも、リワークで出会った人たちは、それぞれに真剣にやっていた。回復に向かって、地道に動いていた。
恥ずかしいとか、情けないとか、そういう感覚は、入った後しばらくで薄れていった。
シツカン / リワーク・アベール
博物館学修士(University of Leicester, Merit)| エンジニア | リワーク経験者
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