障害受容はむずかしい——障害者であることを受け入れるまでの過程
精神障害や発達障害の診断が出た。でも、それを心から受け入れるのはむずかしい。
書類には病名が書いてある。「障害者手帳を申請できます」と言われた。
でも、なんかまだ、自分のこととして受け入れられていない。そういう感覚がずっとあった。
「受け入れる」って何をすることなのか
「障害を受け入れましょう」とよく言われる。でも、具体的に何をすることが「受け入れた」状態なのか、誰も教えてくれなかった。
手帳を取ったら受け入れたことになるのか。障害者雇用で働いたら受け入れたことになるのか。自分でも分からなかった。
受け入れることと、諦めることは違う
「受け入れる」を「諦める」と勘違いしていた時期がある。
「自分はこういう人間だから、もうそれ以上を目指してはいけない」という解釈をしていた。でも、それは違う。
受け入れるのは「今の自分の状態」であって、「これからの可能性」じゃない。
今できないことがあることを認める。でも、それが永遠に続くとは決まっていない。
揺れていていい
受け入れには波がある。
「もう分かってる」と思っていたのに、ある日また「なんで自分がこんな目に」と感じる。それは受け入れが足りないんじゃなくて、そういうものだと思う。
感情は行ったり来たりする。それが普通だ。
自分のペースでいい
周りに「早く受け入れてほしい」という空気があっても、自分のペースでいい。
急いで「受け入れた顔」をしても、何も変わらない。
少しずつ、自分の状態と付き合い方を知っていくことが、受け入れることだと今は思っている。
シツカン / リワーク・アベール
博物館学修士(University of Leicester, Merit)| エンジニア | リワーク経験者
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