その現象はまだ名前を持たない⑲|宿命は英語で何と言うのか
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宿命・運命・使命・天命
──文明翻訳シリーズ
by 天命コーチ® 庄司有幾
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「宿命」は英語で何と言うのだろう。
まず思い浮かぶのは
この言葉だろう。
Fate
あるいは
Destiny
人によっては
Karma を挙げるかもしれない。
どれも近い。
けれど、完全には重ならない。
その違和感は、
翻訳の精度の問題ではない。
もしかすると、
私たちはそもそも
違うものを見ているのかもしれない。
Fate:避けられない定め
英語の fate は、
「避けられない定め」という意味で使われることが多い。
語源はラテン語の fatum。
「語られたもの」という意味だ。
つまり fate とは、
すでに決められている出来事のことを指す。
逃れられない運命。
あらかじめ語られていた未来。
宿命に近い場所にも見える。
しかし、日本語の宿命には
もう少し違うニュアンスがある。
宿命は、
出来事そのものというより
出来事が起こる背景
に近い。
Destiny:人生の物語
もう一つよく使われる言葉が destiny だ。
Destiny は、
人生が向かっていく方向や
最終的な到達点を指すことが多い。
たとえば
"It was his destiny."
と言えば
「それは彼の運命だった」
という意味になる。
けれど destiny は、
人生の流れや到達点の話になりやすい。
つまりこれは
運命
に近い。
宿命とは、
少し場所が違う。
Karma:行為の結果
Karma はサンスクリット語で、
仏教やヒンドゥー教の文脈で使われる言葉だ。
行為と結果の因果関係。
過去の行いが現在を形づくるという考え方。
宿命に最も近いと感じる人もいるだろう。
ただし karma は
行為の結果
という意味合いが強い。
一方、宿命は
行為から生まれるとは限らない。
生まれた場所。
身体。
時代。
家族。
それらは、
行為の結果というより
条件
として与えられている。
地形としての宿命
もし比喩を使うなら、
宿命は
地形
に近い。
山があり、
川があり、
谷がある。
それは、
誰かが選んだものではない。
ただそこにある。
人はその地形の上で
歩き、迷い、選び、進んでいく。
その歩き方が
運命になる。
つまり
宿命は、
人生の流れそのものではない。
流れが生まれる地形のようなもの。
次に見ていくもの
宿命が地形だとすると、
もう一つの問いが生まれる。
では
運命とは何なのだろう。
地形の上で
実際に流れていくもの。
出来事の連なり。
選択の軌道。
次の記事では、
この「運命」という言葉を
英語と並べながら見ていく。
次の記事:
運命の英語
🌎 Official Global Edition
How Do We Say Shukumei in English?
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文明翻訳シリーズ
・運命とは何か
・使命とは何か
・天命とは何か
・偶然とは何か
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🖋️ 天命コーチ 庄司有幾
天命構造®/レゾナンス學™ 提唱者
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