将来が怖くなる日 やりたいのにできるか分からないと考えてしまう理由
なんとなく、
将来のことを考えるのが怖くなる日がある。
周りが進路を考え始めたり、
就職の話をしていたり、
恋愛の話をしているのを見ると、
少しだけ、胸がざわつく。
自分も同じように生きたい気持ちはある。
働きたい。
普通に笑って過ごしたい。
誰かと同じように、未来を考えてみたい。
でも、その前に浮かんでしまう。
「自分にできるんだろうか」
そんな感覚がある人もいるかもしれない。
僕も、これまで何度か考えてきた。
周りが当たり前のように話している未来が、
自分にも同じようにあるのか。
少し先のことを考えるだけなのに、なぜか怖くなる。
そんな時期があった。
僕は、生まれつき心臓にハンデを抱えている。
子どもの頃は、
病気のことをそこまで深く理解していなかった。
体育は見学だったし、
できないこともあった。
でも、正直に言うと、
「なんで自分だけ」と強く苦しんでいたかというと、
そうでもなかった気がする。
「ああ、できないんだな」
そのくらいの感覚だった気がする。
友達とゲームをして、
好きなことをして、
普通に過ごしていた時間の方が、たぶん長かった。
だからこそ、
大きくなるにつれて出てきた不安の方が強かった。
「やりたい」より先に、「できるのか」を考えてしまう
10代後半くらいから、
少しずつ将来の話が増えてくる。
進学。
就職。
働き方。
周りが前に進んでいくなかで、ふと考える。
学校に通えるんだろうか。
自分も働けるんだろうか。
体力は持つんだろうか。
普通なら、
「何をしたいか」で考えることを、
僕はいつの間にか、
「そもそもできるのか」で考えてしまっていた。
やりたい気持ちはある。
でもその前に、
体が悪くなったらどうしよう。
迷惑をかけたら。
続かなかったら。
そんな不安が、先に浮かんでしまう。
先のことを考え始めると、
答えのない不安が増えていった。
でも、やってみないと分からないこともある
実際に働き始めてからも、
通勤だけでしんどい日もあった。
30代に入ってからは、
息切れや動悸が少し増えた気がする。
めまいが強い日は、少し焦ることもある。
「これ、大丈夫かな」
そう思うこともあった。
でも、仕事そのものは、
ある程度できていた。
事務作業をしたり、
会議やイベントの設営を手伝ったり。
もちろん、周りと全く同じではなかったと思う。
でも、
“全くできない”でもなかった。
ここは、やってみないと分からなかったことだった。
無理をして頑張り続ける、というより、
「ここまでなら大丈夫そう」
を少しずつ確認してきた感覚に近い。
最初から諦めなくてよかった
病気があると、
「無理しない方がいい」
と言われることも多い。
それは大事なことだと思う。
でも、
無理しないことと、最初から諦めることは、
少し違う気がしている。
僕は、
「やってみてダメだったなら納得できる」と思うタイプだった。
もちろん、無理はよくない。
でも、
「本当はやりたかったのに、怖くて選ばなかった」
が残る方が、たぶん苦しかった。
だから、
できるところまで、やってみた。
その結果、
できないこともあったし、
思ったよりできたこともあった。
たぶん人生って、
その繰り返しなんだと思う。
将来が見えないままでも
正直、今でも分からない。
この先、どうなるのか。
何歳まで生きられるのか。
体がどう変わっていくのか。
考え始めると、不安になる日もある。
でも、
不安があることと、何も選べないことは、
同じじゃない。
完璧に安心してから進める人なんて、
きっと少ない。
少し怖いまま。
少し迷ったまま。
それでも、選びながら生きている人の方が、
多いのかもしれない。
もし今、
将来が見えなくて苦しくなる日があるなら。
「できるか分からない」と
思ってしまう自分を、責めなくていい。
その不安も、
ちゃんと生きていきたいと思っているからこそ、
出てくるものなのかもしれない。
そのうえで、
最初から全部を諦めなくてもいい。
できるところまで確かめながら、
少しずつ、自分なりの形を探しながら、
今日を重ねていけたらいいのかもしれない。
麗川アキ
以前、僕自身、
「働けるんだろうか」
と悩みながら仕事を探していた頃のことも書いた。
「やりたい」より先に、
「できるかどうか」を考えてしまっていたこと。
障害者雇用か、一般か。
「できるのか」と「やりたい」のあいだで、揺れていた頃のこと。
もし今の気持ちに少し重なるものがあれば。
無理のないタイミングで、のぞいてみてください。
そして、
不安がある中で、何を基準に選んできたのか。
「できるかどうか」より前に、
僕が大事にしたかったことについても書いています。
もし、今少し立ち止まっているなら。
こちらも、必要なタイミングで読んでもらえたら嬉しいです。
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