エネルギー通貨
エネルギー通貨といえば、ATP。アデノシン山林さん、いえ、アデノシン三燐酸(私のコンピュータくん、この変換候補の優先順位のアホさ加減が最近酷いんですけど…笑。)
QPのワンポイント英単語
adenosine triphosphate アデノシン三リン酸 C₁₀H₁₆N₅O₁₃P₃
tri-(3)+ phospho-(フランス語phosphoreリン)+-ate(酸塩)
phosphorus リン (phos-光+-phorus運ぶもの)
ギリシャ語 phōsphóros → ラテン語 phõsphorus から英語へ
いつだったかCowan先生が、「ATPはエネルギー通貨なんかじゃない」と言っているのを聞いたことがあるんですが、最初は「は?何言ってんの?」と一応は思いましたよ。でもCowan先生は、別に逆張りする人じゃないと私は認識していますので、「あれのことかな?」と段々とわかってきました。食べ物から作られるATPじゃ私たちの日々の活動を全然賄えないことが、知識として入ってきてましたから、おそらくそのことを言っているのだろうと。
さて、健康関連知識をつまみ食い的に集め始めて40年くらいでしょうか。特にこの5〜6年は、つまみ食いではないところまでどうにか来たかと思っています。その中で、私にとって最大の目から鱗は、「何をするのにもエネルギーがいる」と言う事実でした。
いや、そんなん当たり前なんですけどね。でも、おそらく以前の私を含め、皆さんは、その「何をする」が具体的に何を指すのかを考えたこともないのではないでしょうか? その具体的な中身が腑に落ちた瞬間の感動たるや、今でもある意味ジワります、笑。
私たちの心臓が動くのも、食べ物を口に入れ消化するのも、それが最終的に体の外に出るのも、サッカーするのも、相撲見るのも、パソコン打つのも、スマホを操作するのも、勉強するのも、答案書くのも、歩くのも、座るのも、お化粧するのも、ランチするのも、買い物するのも、なんでもかんでも、エネルギーがあればこそできることで。まぁ、この辺りくらいは、みんな(じゃないかも…)当たり前に理解していることですよね。
で、本当に目から鱗だったのは、眠るのにもエネルギーがいるとか、匂いや味がわかるのにもエネルギーがいるということに気付かされた時。エネルギーがないと眠れないなんて、考えたこともありませんでした。
新コロに罹った人が、「匂いと味がしなくなったから、これは普通の風邪やインフルじゃない!!!」って、実際でもSNSでも頑な人が多かったですけれど、いやいや、普通の風邪やインフルでも、酷い状態(糖のエネルギー代謝がかなり低くなっている証拠ですな)になれば、匂いも味もしなくなる様ですよ。
実は、新コロに「特有」とされたこの症状についてはかなり面白い話があるのですが、Alec Zeckさんが教えてくれたその話をまた探して、記事にしようと思ってます。
さて、健康情報を集め始めて何年か経った頃、「糖質制限」の話が聞こえてきました。曰く、「農耕が始まって糖質摂取→インスリン過剰→血管炎症が病気の原因」とのことで、その界隈の医療関係者の中には、かなり攻撃的な発言をする人もいました。
曰く、「糖質は解糖系で2ATP、全部で38ATPしか作れない。でも脂肪からは最大129ATP作れる」と。だから、糖質を控えて脂肪を摂れと。中には、糖新生と言う機能が備わっているから、糖は一切いらないと言う人までいましたねぇ…。「断糖肉食」なんて言葉を聞いたのもこの頃…。
その時、別にダイエットだの、血糖値だのについて何の関係(懸念)もなかった私だったので、「ふーん」ぐらいに思って、別に何も調べようとも思いませんでした。ご飯ほど美味しいものはないし、饅頭もおはぎも桜餅も美味しいし、ヨーグルトに砂糖がなければ美味しくなくて食べられないし、飛脚は、ご飯とたくあんだけで、大阪↔︎江戸間を元気に走っていたらしいし、同じくご飯とたくあん+たまの卵や魚程度であっただろう昔の普通の農家の女性が、米俵を担げるくらいの体力あったらしいし…?????
で、ほぼ何の知識もない私でしたが、「糖新生」と言う言葉を初めて聞いた時に「いやいや、そこまでして体には糖が必要だから、緊急時に備えてのバックアップシステムとちゃう?」って一瞬で思ったこと、すごーく鮮明に覚えているんです。何の知識もなかった頃だけに、あのことだけは「自分で自分を褒めたい」笑。
「糖新生があるから糖を取らなくていい」んじゃなくて、そこまでするほど糖は不可欠なんだってこと、一昨日の記事で引用させていただいた餅匠しづくさんの説明を再度スクショで。本当に大事なことです。

あと、もう一つ、実は「糖新生があるから糖はいらない」と言っていたある医療関係者の投稿をしばらく読んでいた時に、その人の人となりが透けてきて、ほぼネガティブ一辺倒な印象が伝わってきたのです。SNSでしか知らない人でしたが、その投稿からいやーな雰囲気がバンバンと出ている。愛の鞭的な感じが全くないタイプのネガティブ。念のために書いておきますが、自然療法など健康に目覚めた人なら誰でも知るような有名人ではなく、おそらくほぼ無名に近い人です。
以前、誰の言うことを信じたら…と言う記事を書きましたが、基本的に、「誰が言うから正しい/間違っている」と言う捉え方はとても危険と思っています。ただ、やはり、発信者の持つオーラって、判断の一つの手がかりにはなるとは思うんですよね。
「糖は悪」と言っていたその人の超ネガティブオーラのおかげで、すぐに「この人の主張は間違い」とわかりましたから、わかりやすくて良かったです、笑。
ちなみに糖質と脂質のATP総数についての説明、奈々🍯さんの投稿で勉強!

体の仕組みを学べば、糖を毛嫌いするのは馬鹿げていることとわかってきます(そもそも「甘いものは美味しい」が答えですけどね。その甘さは本物の糖に限ると言う条件はありますが)。体内でブドウ糖が働けなくなっている理由を知ることが、全ての現代人に不可欠だろうと思います。
ATPは、本当の意味ではエネルギー通貨じゃない。そんな話もまたそのうちに書きたいと思っています。
Let us learn how our body works and not be fooled by any seemingly plausible explanations for health.
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