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#44【2026|新築投資】 工務店から好条件を引き出した提案・交渉の中身とは?

前回は、
工務店破産後、
新しい工務店を選んだ理由を書きました。

今回は、
工務店から好条件を引き出した
提案・交渉の中身について書きます。

どのような考え方で、
建築費や条件を交渉しているのか。

実例をもとに紹介したいと思います。

私は建築費を値切りません

私は建築費を値切っていません。

それでも、
建築費(坪単価)は相場よりかなり低く、
高利回り(最高表面利回り14%超)の
新築投資ができています。

工務店に
至れり尽くせりのサービスを求めながら、

「安くしてください。」

という、
一方的に工務店の利益を削る
価格交渉(値切り)はしていません。

私が提案しているのは、

工務店の利益を確保したまま、
原価と建築費を下げることです。

相手だけ、
自分だけが利益を得ても、
長くは続きません。

継続して取引するためには、
お互いに利益が残ること。

これが一番重要だと考えています。

標準化で原価を下げる

利益を確保したまま、
原価と建築費を
一緒に下げませんか。

これが私の提案です。

過去の間取り図や仕様書を活用し、
同じ仕様の建物を
毎年複数棟建築します。

つまり、
毎回ゼロから設計するのではなく、
間取りや仕様を
できるだけ共通化するということです。

毎回ゼロから考えれば、

配置計画、
間取り、
外観、
住宅設備、
内装仕様、
打ち合わせ内容まで、

全て作り直しになります。

しかし、
標準化することで、

こうした工程の多くは
繰り返す必要がなくなり、
工数を大きく減らせます。

材料や職人さんの人工など、
削れない原価があります。

一方、

企画検討、
仕様提案、
打合せ、
設備発注、
営業

など、

建築に直接関係しない工程は、
工夫次第で減らせます。

工務店の原価低減は、

・間接人件費の削減
・掛け率低下による資材価格の低下

によって実現できます。

つまり、
工務店は利益を減らすことなく、
建築費だけを下げることができます。

詳しくは、過去記事をご覧ください。


工務店にもメリットがある

これは、
建築費を下げるためだけではありません。

工務店側にも
大きなメリットがあります。

契約から竣工までの期間を
最短で組めるため、

施工から入金までの期間も短くなり、
資金繰りもしやすくなります。

さらに、
継続受注も期待できます。

工務店は利益を確保したまま原価を下げられる。

私もより低い建築費で建築できる。

だから、
この提案は
工務店にもメリットがある
「利益を生み出す提案」
だと考えています。

歩留まりの良い案件を作る

私の場合、普段から比較的
歩留まりは良いと思います。

つまり、提案や見積りをした案件が、
実際に建築まで進む確率が
高いということです。

土地取得実績、融資実績も十分にあり、
建築まで進む可能性が高いからです。

工務店によって異なりますが、

提案や見積りをしても、
実際に建築まで進む案件は
決して多くありません。

場合によっては、

10件提案しても、
建築まで進むのは1〜2件と
いうこともあります。

提案や見積り、打合せに
時間や人件費を掛けても、
受注できなければコストは回収できません。

一方、私の場合は、
8〜9割以上の確率で建築まで進みます。

工務店から見れば、
営業活動に掛けた時間や人件費が
無駄になりにくい案件です。

これが工務店でいう
「歩留まりが良い案件」です。

さらに今回は
工務店破産という特殊な状況でした。

土地購入、融資の事前審査、
土地購入資金の融資まで
終わっていたため、

通常よりも、建築まで進む確率は
さらに高い状態でした。

だからこそ、工務店も安心して、
時間や労力を掛けて
提案しやすかったのだと思います。

適度な競争状態がないと建築費は下がらない

ただし、
利益だけでは建築費は下がりません。

適度な競争も必要です。

競争が激しすぎれば
工務店から見て受注できる可能性が低くなり、
提案に時間を掛ける意味が
小さくなってしまいます。

私が意識しているのは
工務店にとっても「受注できる可能性が十分ある」
そう思ってもらえる適度な競争状態です。

どの工務店にも同じ提案をしています。

だから、一社に依存せず、
主導権を持つことを意識しています。

また、どの工務店でも
同じ品質、同じ仕様で建築できる状態を作り、

必要な
間取り、仕様、ノウハウは
自分で持っています。

それが、
価格交渉の主導権につながると
考えています。

詳しくは、
過去記事をご覧ください。


利益を生み出す価格交渉

この考え方の土台は、

親が工務店を経営していたことと、
自動車メーカーで学んだ
原価低減の考え方です。

原価低減とは、
相手の利益を削ることではありません。

工程を見直し、
無駄を減らし、
品質を維持したまま
コストを下げることです。

また、
親が工務店を経営していたことで、

工務店の仕事の流れや
利益構造を
身近で見ることができました。

だから、
どこなら改善できるのか。

その視点を自然と持つことが
できたのだと思います。

私の考える経営

工務店も儲かる。

だから、
私も利益を得ることができます。

値切るのではなく
相手にも利益が出る
仕組みを考える。

そういう関係だからこそ、
継続して仕事ができます。

それが、私の考える経営です。

ただ、この提案だけで
竣工後一括払いや、低い建築費が
実現したわけではありません。

次回は
なぜ工務店が、この提案を受け入れ、
好条件で契約してくれたのか。

「施主力」という視点から、
その理由を書きたいと思います。


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