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フランス移住5ヶ月。火事トラブルで5部屋を転々とした結果、17世紀の貴族の邸宅に暮らせるようになった話

南フランスのエクサンプロヴァンス旧市街に家族3人で暮らしています。
フランスに来てから5ヶ月目になりました。

7月中旬、住んでいるアパート1階にあるレストラン厨房が火事になり、煙の影響で部屋に住めなくなりました。詳細はこちらの記事にて。

この夏はAirBnBを転々としていたのですが、5部屋目にして、凄い部屋に辿り着きました。

最初はAirBnBを転々としていたのですが(3部屋)、さすがに移動にも疲れ、娘の学校がはじまる9月から中長期で借りられる部屋を探すことに。2部屋目に借りたAirBnBのオーナーが親切で、数ヶ月単位で借りられる不動産会社を紹介してくれました。

そこで出会った部屋が、まあ凄かった。

エクサンプロヴァンス旧市街の南側には、17世紀から続く貴族や聖職者の邸宅が並ぶ「マザラン地区」という場所があります。

この地区にある貴族の邸宅に住めることになりました。

その建設、なんと1670年。皇室アカデミーの学長のために建設された邸宅だそうで、玄関のファサードや内装、庭園や噴水が文化財指定されています。日本だと徳川家綱の江戸時代で参勤交代をやっていた頃ですね。

エクサンプロヴァンス旧市街は第二次世界大戦の戦争被害をほぼ受けなかったこともあり、17世紀頃に整備された街並みがそのまま残っています。外観はそのまま。部屋の内装は5年前に現オーナーによってリノベされ、当時の内装や装飾を再現しながらも、キッチン家電は最新のものが入っているなど驚くほど暮らしやすいです。

内装やアンティーク家具、赤大理石の暖炉も素晴らしいですが、特に感動したのは光の美しさ。部屋に差し込む光でこんなに美しいものは感じたことがありません。

きっと、最初からこの物件に辿り着くことはなかったですし、部屋を転々とし、フランスの住宅ルールに慣れた今でないと暮らせなかったと思います。

さらに遡れば、モナコやフランスに足繁く通ってその世界を学んだり、東京で実践する数年間がなかったら、やはりここには辿り着けなかった気がします。移住5ヶ月で5部屋というのは、さすがに疲れましたが、全てが必要な経験だったのだろうと思います。

元のアパートの修理はまだ半年ほどかかるとのこと。ということで、今年いっぱいはこの部屋で暮らす予定です。

年初に夫婦で決めた今年の目標が、

「人生で最も美しい1年間を過ごす」

だったのですが、それが最高の形で叶ったように感じています。

阪口ユウキ

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