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まだ出ない?株式会社ソラジマの第7期決算公告─遅れる理由と隠される赤字構造

はじめに

わたしは以前webtoon事業を行っている企業の
決算書解説の記事を出しました。

その続編の記事を制作したいのですが
2025年8月7日現在、多くの企業がすでに2025年3月期の決算公告を終えている中、株式会社ソラジマの公告だけが確認できないという状況が続いています。

本記事では、同社の過去の決算データから読み取れる深刻な財務構造と、
現在起きている“公告の遅延”が意味するものを徹底的に分析します。

さらに、累積赤字の膨張率、従業員を抱えるために必要な人件費など、
数値ベースですべてを可視化・検証します。

ちなみにわたしは株式会社ソラジマの立ち上げ当初クラウドファンディングを成功させる、出版社の編集を紹介する、インフルエンサーを紹介するなどの手助けを行いました。詳しくはこちら



第1章:異常な公告遅延─
2025年8月に入っても沈黙

2025年3月期(第7期)の決算公告は、通常であれば以下のスケジュールで実施されます:

  • 決算期:3月31日

  • 定時株主総会:6月下旬まで

  • 決算公告:6月末〜7月中が一般的

第6期ソラジマの決算書も昨年7月末に掲載されています。
しかし、2025年は8月に入っても、一般的な方法では確認出来ていません。


第2章:過去の財務実績と赤字の膨張

以下が過去の決算数値の変化です:

年度    純利益    利益剰余金         総資産
2021年 ▲1,846万円   ▲3,329万円         7,382万円
2022年 ▲1億849万円 ▲1億4,178万円 3億5,915万円
2023年 +5,013万円    +5,013万円     14億7,718万円
2024年 ▲5,161万円    ▲148万円        17億7,235万円

官報データベースで誰でも確認出来ます。

簡単に見方を説明すると、
・純利益は文字通り利益です。
売上から経費を引いた数字で会社に残るお金です。
・利益剰余金は累積の利益です。
2023年の利益剰余金がリセットされているのは
「欠損填補」という
資本剰余金と相殺して数字を良く見せる手法です。
デメリットとして繰越欠損金が相殺され、利益が出たら税金を払わなければなりません。翌年の利益は本当は相殺できたのに「欠損填補」をしたため
およそ1800万の税金を払う必要があったはずです。

● 赤字の拡大率

  • 2021→2022年:ー1,846万円→ー1億849万円

  • 純損失は約5.9倍
    これはYouTube事業の時の赤字です。ソラジマはシステム化して事業を拡大するのは上手いのですが、収益化にまで繋げられないのがここでも出ています。

  • 2023→2024年:+5,013万円→ ▲5,161万円(-202.9%の悪化)
    → 増減幅:▲1億174万9,000円

欠損填補のリセットを抜きに
利益剰余金を計算すると-1億7,856万 888円
つまりソラジマは自社で一度も利益を出したことがありません。
このYouTube時代の事業拡大のやり方を
webtoonでも継続していると赤字幅は5.9倍、
つまり第7期の赤字は▲5,161万円×5.9倍、
約3億円の赤字と予想します。
しかし決算書を遅らせている訳ですから、
資産形成、繰越金などを利用し赤字幅を減らすはずです。数字として1億円の赤字程度に抑えてくると個人的には予想します。


第3章:なぜ遅らせてでも数字をよくしなければならないか

ソラジマは現在5億円の出資と
シリーズBと称して10億の出資、
さらにはデッドファイナンスで2億の融資を受けています。
融資や出資を受ける場合、
必ず決算書を提出する必要があります。
理由は返済能力があるかないかを判断するためです。
当たり前ですがお金を借りたらそれを返さねばなりません。
それを成果で返すのか、お金で返すのか
通常2期連続赤字は絶対に避けなければいけないラインです。
なぜなら「シリーズB」というのが
「お金を投入すれば利益が拡大していくだけ」
の状態のことを言うからです。
それが出資を受けた途端に赤字転落では話になりません。
なので絶対にいい数字を出さなければいけないのです。


第4章:人件費構造──57名の社員を支えるコスト

ソラジマの従業員数は57名とされています。
官報に被保険者数57名となっているからです。
平均年収を500万円とした場合の試算:

  • 給与総額:2億8,500万円

  • 福利厚生費込み:3億2,775万円(約15%加算)

この数字は、毎年3億円以上の安定的キャッシュが必要であることを示しています。通常は3億円の利益がある状態でその人手を賄える人数を雇うのですが、赤字状態で人手を増やし続けました。
これまではスタートアップ企業として資金調達など優遇されてきたと思うのですが
(ボクもそうです、スタートアップ企業だからこそソラジマを精一杯助けました)企業の地力が問われるターンにきています。


第5章:出さないことが最大のメッセージ

企業は数字で語る生き物です。公告が出ないこと、出せないこと、それ自体が
「今は見せられない状況にある」
という明確なシグナルです。

黒字なら真っ先に出す。
赤字でも健全ならすぐ公告する。
それができないということは、
“構造的に赤字である”ことを企業自身がわかっているという意味になります。

私は過去にソラジマから実害を受けた立場でもあり、おそらく現社員よりも企業の姿勢を理解しているつもりです。だからこそ、今回の公告遅延や財務の構造に対しても、
「当時から何も変わっていない」と言わざるを得ません。

ここで挙げた分析はすべて、数字が語っているものであり、憶測ではありません。問題が起きたときに最も大切なのは、現状を正確に把握し、原因や構造を解き明かすことです。しかしソラジマはそれを一貫して伏せようとし続けてきました。
クラウドファンディング問題でも、それは明白です。

彼らにとって、このような事実を整理することは「都合が悪い」と映るかもしれません。
けれど、もし本当に会社を改善したいのであれば、
「都合の悪いこと」にこそ真っ正面から向き合わなければなりません。
事実、クラファンの問題は隠し通せましたか?
誠実に和解していれば、ここまで引きずることもなかったはずです。

この問題を隠して出資を受け、
融資を受けているのであれば、
後でバレる方がよほどまずいのです。

ならば最初に解決しておく。
とても簡単なことです。

**隠す姿勢が変わらなければ、組織そのものは変わりません。**
私はその現実を、経験として知っています。

このように
決算書からすべてを読み解ける能力を持つ人間は、
基本的に組織に入りません。

なぜなら、全部バレる上に、真実を語ろうとして言うことを聞かないからです。
真実を語れるのは優秀な証拠なのです。事業は全て上手くいくとは限りません。必ずマイナスの時はあります。大事なのはその時に事業とどう向き合うかです。

優秀な作品を作るボクにソラジマは最初、声をかけてきたんです。

「個人で優秀な作品をつくっている人がいる、この作品はお金になる」と
そしてわたしは初期の何も無かった頃のソラジマのクラウドファンディングを成功させました。
でも真実を見抜く力もあるので
会社にとっては都合が悪かったんです。

これはドヤってる訳でもなくソラジマにざまぁと言ってる訳でもありません。今ある問題を直視して関係するクリエイターは向き合って欲しいのです。
じゃないと自分が傷つくことになります。
事実YouTube事業を行っている時に動画制作に携わっていたクリエイター達はwebtoon事業に移行した時にどうしたのですか?
是非自分の身を護ることを考えて欲しいです。

もしソラジマの社員の方がこの記事をご覧になっているのなら、今、自分たちの身に何が起きているのかを冷静に見つめ、自らを守る術を考えてほしいと思います。

私もかつて、皆さんと同じようにソラジマを支えました。しかし、事業の失敗を私の責任にされ、事実は伏せられました。

どうか、同じような目に遭う方がこれ以上増えないことを、心から願っています。

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