あなたは大丈夫?AIで書いた文章のAI臭を消す22のチェックリストを公開
お疲れ様です、ぽんずです。
「AIで文章を書いてるけど、どうやってAIっぽさを消したらいいかわからない…」
自分もずっとそう思っていました。くろ(Claude)と毎日noteを書き始めて、最初の1ヶ月はXのポストに半角スペースが混ざって投稿が崩れたり、出来上がった文章を読み返して「…これ、誰の文章だろう」と思うことの繰り返しだったんです。
でも、毎日書いて、毎日直してを繰り返すうちに「AIっぽさの正体」が見えてきました。気づけば22項目のチェックリストになっていたんです。あくまで自分用に作ったチェックリストですが、GWなので公開しちゃいます。
くろと毎日記事を書いて気づいた「AIっぽさ」の正体
くろと一緒にnoteを書き始めたのは、2月の頭。
最初のころは、くろが出してきた文章をほぼそのまま使っていたんです。文法は正しいし、構成もきれいにまとまってる。「まぁ、これでいいか」で投稿していました。
異変に気づいたのはXのポストから。くろとのやり取りでは、ちゃんとした形で表示されていたんです。でもXに投稿したら、文字の間にガチャガチャと不自然な空白が入って崩れた。原因を調べたら、日本語の文中に混ざっていた半角スペースでした。
「あ、これわかる人が見たら、AI感満載のやつだ」と。
そこから意識が変わって半角スペースだけじゃなくて「いかがでしたか?」とか「〜という方も多いのではないでしょうか?」とか。くろの出力をそのまま使うと、こういう"AI定番フレーズ"がしれっと入ってくる。
2月の終わりごろには、コピペ痕跡系のチェックが5項目くらいに固まりました。
3月に入ると、今度は別のことが気になり始めたんです。コピペ痕跡を消しても、まだ「なんか違う」と感じる文章がある。読み返すと、固有名詞がない。会話の再現がない。語尾が整いすぎている。…要するに、温度がないんですよね。
これが「人間味の欠如」でした。コピペ痕跡は表面の問題で、人間味のほうは中身の問題。この2つを分けて考えるようになってから、チェックリストの精度が一気に上がった感覚があります。
Level1:これがあると一発でバレる10項目
まずは「これがあると一発でアウト」な10項目から。投稿前にこの10個だけでも確認しておくと、AI感はかなり減ります。
コピペ痕跡(1〜3番)
最初に潰すべきはここです。1つでも残ってたら、他がどれだけ良くても台無しになる。
【1番目】半角スペースが混ざる
文中や括弧の前後に半角スペースが入っている。日本語テキストには本来不要なので、投稿前にCtrl+Hで半角スペースを検索して全削除。これだけで見た目が変わります。
【2番目】マークダウン記法の残骸「#」や「**」がそのまま残っている。AIの出力をコピペした痕跡としては、これが一番わかりやすい。
【3番目】英語圏の記号混入
英語クォート「"」とか、キーボードで直接打てない横棒「—」とか。日本語では通常使わない記号が混ざっていたら、馴染みのある記号に置き換える。
冒頭と締め(4〜7番)
ここは読者の離脱に直結するので、コピペ痕跡の次に確認する場所です。
【4番目】冒頭が教科書的
「今回は〇〇についてお話しします」で始まる文章。対処法はシンプルで、冒頭の1文を削除して2文目から始めてみる。それだけで教科書感が消えることが多いです。
【5番目】読者を一般化して呼びかけるAI定番フレーズ
「〜という方も多いのではないでしょうか」を「自分も去年までそうだった」に自分の実体験に置き換えるだけです。
【6番目】接客フレーズ
「いかがでしたか?」「参考になれば幸いです」。見つけたら全部を即削除。なくても文章は成立します。
【7番目】締めが説教くさい
「ぜひ試してみてください」で必ず着地する。最後の1文を削るか、疑問文や余韻で終わらせる。
文体と中身(8〜10番)
【8番目】順接の接続詞が多すぎる
「そのため」「したがって」「このように」の連発。試しに削除して読んでみると、意外とそのまま通じます。
【9番目】固有名詞がない
人名・サービス名・会社名が一切出てこない文章。「あるツール」を「Claude」にするだけで具体性が出る。
【10番目】数字がないor丸い数字ばかり
「多くの」で逃げるか、「3つ」「5選」だけで終わる。自分の実数値を入れる。「作業時間が減った」を「40分かかってたのが15分になった」に変えるだけです。
Level2:これを直すと人間味が出る12項目
Level1をクリアしても、まだ「なんか違うな」と感じる文章がある。それがLevel2の領域です。ここからは、ビフォーアフターで見たほうがわかりやすいので、全部つけます。
文体・構成(11〜12番)
【11番目】文の長さがほぼ同じ
短文と長文の落差がなく、一定のテンポで続く文章。
Before→朝の時間を有効活用することが大切です。早起きすると集中力が高まります。静かな環境で作業できます。
After→朝は集中できる。誰からもSlackが来ない、電話も鳴らない。あの静けさの中で手を動かす30分は、昼の2時間に匹敵する。
【12番目】見出しごとの文字量が均等
各見出しの本文が均等に配分されていて、濃淡がない。一番伝えたい見出しを厚く、補足的な見出しはさらっと。本命の見出しに10行使って、残りは3行ずつくらいでいい。
中身の薄さ(13〜15番)
【13番目】時系列・時刻が曖昧
「ある日」「先日」止まりで具体性がない。
Before→先日AIを試してみたところ、良い結果が得られた。
After→先週の金曜、22時過ぎに試しにClaudeで週報を書かせてみた。10分で初稿が出てきて固まった。
【14番目】セリフ・会話の再現がない
実際の会話が要約だけで処理されている。
Before→上司にAIの活用を提案した。前向きな反応が得られ、導入に向けた検討が始まった。
After→『それ、セキュリティ大丈夫なの?』開口一番それだった。でもそこさえ説明できれば、上司の目の色が変わった。
【15番目】感覚描写がない
音・匂い・手触りなど五感の要素がゼロ。
Before→深夜まで資料を作成して疲労を感じました。
After→時計を見たら23時半。肩がバキバキで、目の奥がじんじんする。それでもまだスライド8枚目。
人間味の欠如(16〜22番)
【16番目】書き手のポジションが見えない/推量で逃げる
賛成か反対か、どう感じたかが書かれていない。「〜と思われます」で意見表明を避けている。
Before→AIの導入には賛否両論がある。メリットとデメリットを踏まえた検討が求められる。
After→自分はAI導入に賛成。ただし『全部AIに任せよう』には反対。人間が考える部分を残さないと、ただの作業者になる。
【17番目】動詞が抽象的
「活用」「推進」「最適化」などビジネス汎用語の多用。
Before→AIを活用し業務を最適化した。生産性の向上にも寄与している。 After→議事録をClaudeに要約させて、週報はテンプレから自動生成にした。浮いた時間で部下の1on1を増やせた。
【18番目】口語のクッションがない
「正直」「まあ」のような話し言葉の挟み込みがない。
Before→AIツールを導入する際には、まず小さな業務から始めることが効果的です。
After→正直、いきなり大きい業務でAIを使うのは怖い。まずはメールの下書きとか、失敗しても痛くないところから。
【19番目】自虐や弱音がない
全体的に前向きで、書き手の弱さや迷いが出ない。
Before→AIを使いこなすことで、仕事の幅が広がりました。新しいスキルを身につけることができました。
After→最初の1ヶ月は、AIに出させた文章のほうが自分より上手くて普通にへこんだ。40代にしてこの敗北感かと。
【20番目】一人称の揺れがない
同じ一人称だけで通しすぎている。
Before→私はAIを使っています。私は毎日活用しています。私はおすすめします。
After→自分は毎日Claude使ってる。いや、正確には『使ってもらってる』のほうが近いかもしれない。
【21番目】語尾が整いすぎている
「です」「ます」が完璧に統一されていて崩しが一切ない。
Before→AIは便利です。作業効率が上がります。時間の節約になります。 After→AIは便利です。作業効率が上がる。いや、上がるなんてもんじゃない。もう戻れない。
【22番目】三段論法の積み上げ
「自信がつく→モチベが上がる→意欲が生まれる→成果が出る」のように、良いことが階段状に積み上がっていくパターン。現実はそんなにきれいに進まない。途中で止まったり、戻ったりする。その凸凹を残すほうが人間味が出ます。
自分が実際にやっているチェックの順番
22項目を毎回全部チェックしてるかって言うと、してないです。正直、そんな時間はない。
自分の場合、チェックは2段階に分かれています。人間がやるパートと、AIにやらせるパートです。
まず、くろと一緒に記事を作るとき。見出しが決まって、各パートの本文が出てきた段階で、自分の目で確認しているのはLevel2のほうです。語尾が整いすぎてないか、会話の再現が入っているか、固有名詞がちゃんとあるか。ここはAIには判断しにくい部分なので、自分で見ます。
んで、最後に「ぽんず語」を注入する。単なるワイの口癖ですけどね。「正直」「ぶっちゃけ」「地味に大事で」みたいなクッション言葉とか、体言止めとか。
くろの出力はどうしても丁寧語寄りになるので、ここで自分の温度に合わせる作業が入ります。
一方、Level1のほうはくろの担当です。半角スペースの検索、マークダウン記法の残骸チェック、語尾の連続、感嘆符の数。こういう機械的に判定できるものは、スクリプトで一括チェックしたほうが速いし正確です。
整理すると、こうなります。
人間(自分)→Level2(人間味・温度感・ぽんず語の注入)
AI(くろ)→Level1(コピペ痕跡・フォーマット・数値基準)
これ、地味に大事なのが「順番」なんですよね。Level2を先に人間が見て、Level1をあとからAIに回す。逆にすると、フォーマットを整えたあとに人間味を足す作業が入って、せっかく整えた部分がまた崩れる。
チェックリストより先に大事だったこと
ここまで22項目を並べてきましたが、正直に言うと、チェックリストだけ回しても意味がないと思っています。
チェックリストはあくまで仕上げの話です。その手前に、もっと大事な工程が3つある。
ちゃんと自分の体験を出す
AIは素材がないと、それっぽい一般論しか書けません。「こんなことがありました」「こう感じました」を、まず自分の口から出す。くろに丸投げして「なんかいい感じにして」と言っていた頃は、出来上がった文章を読んで「…これ、誰の記事だろう」と毎回思ってました。
余さず言語化する
体験を出しただけだと、まだ素材のままです。くろが「それってこういうことですか?」と聞いてくる。「いや、もうちょっとこういう感じで」と返す。このラリーの中で、自分でも気づいていなかった考えが言葉になっていく。ここを省略すると、表面だけきれいな文章ができあがる。
AIが出したものをちゃんと壊す
くろが構成してきた文章を、そのまま使わない。見出しの表現を変える、語尾を崩す、順番を入れ替える。「壊す」と言うと大げさですが、要は自分の手で触り直すということです。この工程を経て初めて、チェックリストが仕上げとして機能します。
AI臭を消すだけでは足りない
チェックリストは「AI臭を消す道具」ですが、その前に「自分の臭いをつける工程」がないと、ただの無味無臭の文章になるだけなんですよね。
「脱AI感チェックリスト」のまとめ
AIで文章を書くこと自体は、もう珍しくない時代になりました。
でも「AIで書いた文章」と「AIと一緒に書いた文章」は、たぶん違うものだと思っています。前者はAI臭がする。後者は、書いた人の温度が残る。
このチェックリストは、自分がくろと毎日記事を書く中で「ここを直せば温度が残る」と気づいたポイントを並べたものです。22項目全部を毎回チェックする必要はないし、自分もしてません。まずはLevel1の10項目だけでも、投稿前に1回確認してみてください。それだけで、だいぶ変わるハズです。
それでは、お先に失礼します。
脱AI感チェックリスト(全22項目)
Level1:これがあると一発でバレる(10項目)
1.半角スペースが混ざる
2.マークダウン記法の残骸
3.英語圏の記号混入
4.冒頭が教科書的
5.「〜という方も多いのではないでしょうか」
6.接客フレーズ
7.締めが説教くさい・教訓化
8.順接の接続詞が多すぎる
9.固有名詞がない
10.数字がない、または丸い数字ばかり
Level2:これを直すと人間味が出る(12項目)
11.文の長さがほぼ同じ
12.見出しごとの文字量が均等
13.時系列・時刻が曖昧
14.セリフ・会話の再現がない
15.感覚描写がない
16.書き手のポジションが見えない/推量で逃げる
17.動詞が抽象的
18.口語のクッションがない
19.自虐や弱音がない
20.一人称の揺れがない
21.語尾が整いすぎている
22.三段論法の積み上げ
