第1回|人生初の一目惚れと、大学4年間の片思い
このNOTEは、不倫を繰り返して妻子と別居した私の「異常さの原因」を掘り下げるために書き始めました。
まず、妻との出会いから、書き起こしたいと思います。
第1回は、私がまだ「魔族」の本性に自分でも気づいていなかったころの話です。
最初の出会いは、誰もいない教室の前で
妻との出会いは、大学に入ってすぐのころでした。
4月半ばの、最初の授業の日。
その日は、第二外国語の授業がありました。
僕が選んだのはドイツ語。
直前に、教室が変更になっていました。
私はそれを知らなくて、誰もいない教室のドアに張られた
「本日3限のドイツ語の授業は、B棟の403教室に変更しました」
という案内を見ていました。
そこに現れたのが、
女優の細川直美によく似た、きれいな女の子でした。
透明感があって、キラキラしていて。
目元には優しそうな笑みを浮かべていました。
僕は、初対面の人に話しかけるのがとても苦手なのだけど、
このときは何のためらいもなく声をかけました。
「もしかして、同じドイツ語の授業の人ですか?」
そう尋ねると、その子は
「はい、教室変わったんですね」
と笑顔で答えてくれました。
それが、妻でした。
ほとんど一目惚れでした。
不慣れなキャンパスを
きょろきょろしながら一緒に歩き回って、
「403教室」に着いたときにはもう、
ほとんどの学生が席に着いていたのを覚えています。
教室に入るとき、
「間に合ってよかったね」と言葉を交わして、
僕たちは開いている席に腰を掛けました。
告白するだけのエネルギーがなかった僕。入学直後に襲われた「うつ」
ドイツ語の授業は週2回。
細川直美似のその子とは、何度か一緒にランチをしたり、
サークルの新人説明会に一緒に参加したりする仲になりました。
でも、そこまででした。
当時の僕には、そこから一歩踏み込んで
「好きです」と伝えることも、
「付き合ってください」と申し込むことも、結局できませんでした。
なぜなら。
僕は大学入学直後から、ひどい「うつ状態」だったから。
「告白する」という行動には膨大なエネルギーが要ります。
当時の僕には、そんなエネルギーは一滴も残っていませんでした。
うつになった原因とか、浪人時代に犯した失敗とかについては、おいおい別の記事で書くつもりです。
ちょっとだけ書くと。
僕は1浪して、第1志望の大学に入りました。
自分のポテンシャルはほぼ100%引き出せた、と言えるくらい、
死ぬほど勉強しました。
で、入った途端、大学に失望してしまいました。
過大な期待を抱いていたのだと思います。
こんなに勉強して入ったのだから、周りには、アタマが良くて、洗練されていて、話が楽しくて、「コイツすごいな」って思うような奴がたくさんいるんだろう。と。
でも、話してみると、どいつもこいつも、幼くて、もっさりしていて、話していても刺激を受けることなんか何もない。
よく言えば、あまりに素朴でした。
大学は「全国から田舎者が集まる場所」なので、そんなものかもしれません。
当時の僕には、
高校時代の仲間の方が、
よほどしっかりしているように見えました。
いま思うと、身勝手な印象論ですが。。。
授業が始まってほどなく、僕のメンタルは一気に落ち込んでいきました。
「もう行きたくない」
「ここは僕が来るとこじゃなかった」
「大学辞めたい」
「大学辞めたい」
「大学辞めたい」
そんなことばかり、考えていました。
あえなく失恋「あの子、夏休みに彼氏と旅行に行くんだって」
やがて、クラスメイトから、悲しいニュースを聞かされました。
「〇〇ちゃん、夏休みに彼氏と函館に旅行するんだって」
僕が一目ぼれしたあの子には、いつの間にか、彼氏ができていました。
どうやら、相手は別の大学に通っている人らしい、
という話も耳に入ってきました。
やっぱり、そうだよな。
あんなにかわいい子が、いつまでも放っておかれるはずがないよな。
僕の片思いは、片思いのまま、大学4年間にわたって続きます。
2年後に告白するも玉砕。逃げるように別のゼミを選んだ学生生活の後半
2年後にいちど、思い切って告白するのですが、この時も、成就しませんでした。
「ねるとん紅鯨団」の告白タイムでよくみる
「ちょっと待った~!!」みたいに、
ドイツ語のクラスで一緒だった男と競合した結果、
彼女は、その男の手を握ったのです。
彼女とドイツ語のクラスが一緒だったのは、2年生の終わりまで。
彼女が、同級生の男と一緒にキャンパスを歩く姿をみるのがつらくて、
僕は逃げるように、
ドイツ語のクラスメイトたちとは距離を置くようになりました。
3年から始まるゼミは、彼女と別のところを選びました。
もう忘れよう。忘れて、別の仲間を作ろう。
彼女の存在はずっと心の中にありましたが、学生生活の後半2年間は、できるだけ、彼女と接触しないように過ごしました。
就職浪人を経て内定。真っ先に連絡したのは、やっぱり彼女でした
そんな彼女と再会するのは、大学を卒業して半年後の秋。
まともに就職活動をしなかった僕は、
就職浪人していました。
大学に残ると学費がかかるから4年で卒業し、
「既卒生」として、先の見えない就活をしていました。
奇跡的に、志望業界から内定をもらったのが9月。
要領が悪くて就活に乗り遅れたアホな既卒生を
よく採用してくれたものだと思いますが、
会社の鷹揚さに助けられました。
内定をもらったあと、
僕が真っ先に連絡したのが、彼女でした。
連絡を取るのは、2年半ぶり。
(続きます)
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