見出し画像

第2回|内定が出るまで連絡できなかった。4年半の片思いを動かした、9月のショートメール

このNOTEは、不倫を繰り返して妻子と別居した私の「異常さの原因」を掘り下げるために書き始めました。

まず、妻との出会いから、書き起こしています。

第1回は、大学入学直後に妻と出会い、一目惚れ…したけど、
それから4年間、片思いのままだった僕の暗黒時代について。

▶前の記事

第2回は、大学を卒業した後のことです。


大学受験と就活でダブル浪人。計画性と想像力がない僕は、いつも手遅れ

まともに就職活動をしなかった僕は、
就職浪人していました。

手遅れになってから、ようやくお尻に火が付く。
「ヤバイ」と思った時には、周りは皆、はるか先に行っている。
受験勉強をサボり、浪人した時と全く同じ。

僕は昔からそうでした。
計画性がない、
将来をリアルに想像できない、
先を見越して動くことができない。

これも、僕の異常性や欠陥の一つなのでしょう。
大学直後に襲われた「うつ」から、メンタルが戻り切っていなかった
側面もあります。

…この辺の自分の闇の分析は、おいおい書きます。

24歳の秋、奇跡の内定。ショートメールで真っ先に連絡した相手は…

話を戻しますと。

しょうもない既卒生(=フリーター)だった僕が、
奇跡的に、志望業界から内定をもらったのが9月。

真っ先に連絡したのは、やっぱり。

ずっと片思いしていたあの子でした。
大学入学直後からずっと好きで、
2年生の終わりに告白するも断られ…
その後はほぼ、話をすることもありませんでした。


連絡するのは、2年半ぶり。

彼女は周りの同級生と同じく、
その年の春に就職して、社会人になってるはず…でした。

卒業式にも出なかった僕は、
彼女がどんな仕事をしているのか、何も知りませんでした。

まだ、スマホがなかった時代です。
当時の連絡手段は、ガラケーのショートメールでした。

「就職が決まったよ」と報告し、一緒にご飯を食べる約束をしました。

あとでわかったことですが、
彼女はそのころちょうど、同級生の男と別れていました。

でもその時は、そんなこと、少しも考えなかった。
ただ、やっと就職が決まって、

彼女に会いに行く資格ができた。
早く話がしたい。
彼女の話を聞きたい。
顔を見たい。
…そんな気持ちでした。

誰と話しても気分が重かったうつ時代。唯一の救いが、彼女でした

前回の記事で書ききれなかったのですが、

わりと重い「うつ」に悩まされていた大学1年の頃、
何をしても気が晴れませんでいた。

気分が重くて、いつも体がだるい。
同級生と話す時は、無理に笑って、無理に話を合わせて。
やっぱり、ここは自分のいる場所じゃないな。
こんな大学、入るんじゃなかったな。
ああ、もう辞めてえな。
まだ何もしてないけど…

そんなことばかり考えていました。

でも。

入学直後に一目ぼれしたあの子と話す時だけは、
違ったのです。

僕の話を、本当に興味を持って聞いてくれるのが分かる。
心から、共感してくれているのが分かる。
僕に対して、優しい気持ちで接してくれているのが分かる。

彼女と話す時間だけが、大学生活での唯一の救いでした。

幹線道路沿いのデニーズで、2年半に再会。片思い成就のきっかけは…彼女を不幸にする端緒でした

その感覚は、2年半のブランクがあっても、全然変わっていませんでした。

彼女と待ち合わせたのは、
車がビュンビュン走る幹線道路沿いのデニーズでした。

たしか、彼女の家の最寄りのファミレスがそこだった…
のだと思います。

覚えているのは、2人してドリアを注文したことくらい。
何を話したのか、もう思い出せないけど。
とにかく楽しかったことだけが記憶に残っています。


細川直美似の彼女は、
4年半前と何も変わっていませんでした。
相変わらず、
僕の話を心から興味を持って聞いてくれて、
僕が感じたことに共感してくれて、
僕に対して、優しい気持ちで接してくれました。

職場では、つらいことがたくさんあるみたいでした。
それは、そのあと少しずつわかるのだけど。
その時は、彼女はそんな素振りはみじんも見せませんでした。

「また、話したいね」

そんな言葉を交わして、その日はバイバイ。

僕は心の中に、久しぶりに、あったかいものを感じました。

この日が、4年半越しの片思いが成就するきっかけに…
いや、彼女を不幸にするきっかけの日だったのかもしれません。

自分が「闇落ち」して、
愛を誓ったこの女性を裏切って、浮気しまくるなんて、
この時、当の僕も想像していませんでした。

このあと、もしかしたら人生で最も幸せだったかもしれない、
つかの間の短い時間が訪れます。

▶前の記事

▶次の記事


いいなと思ったら応援しよう!