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生き残るために私がいま、思うこと【AI学習対価還元プログラム正式始動を受けて】

noteがついに「AI学習対価還元プログラム」を正式に始動すると発表しました。

このニュースを受けて、Xでもnoteでも、
「還元額はいくらになるのか?」「同意すべきか否か?」
といった声がちらほらと見え始めています。

はじめましての方、初めまして!
いつも読んでくださっている方、こんにちは!こんばんは!
どうも、建築フォトグラファーの藤川です。

Xでは「建築写真キャット🐈というアカウントで活動しています。住宅や店舗の竣工写真、不動産物件写真などを関東を中心に撮っています。

私自身、このnoteでの活動然り、情報発信を仕事のひとつにしている身として、今回の動きには大きな関心を抱いています。
中でも特に気になるのは、以下の2点です。

  • 自分の書いた情報が「どこに流れ、どう使われるのか」

  • その対価はどのぐらいの頻度で、どれくらい得られるのか


結論から言えば、これらはどちらも、現時点では“ブラックボックス”です。

noteの「よくある質問」には、情報提供先の事業者名は非公開であると明記されています。
つまり、こちら側からはどこでどう活用されているかを把握することは、一切できないと考えて差し支えないかと思います。
これは不安になりますね。

とはいえ、noteさんはこのように記載しています。

Q. どのようなAI事業者にデータが提供されるのですか?提携先の事業者は公開されますか?

A. noteが契約を締結した国内外のAI事業者にデータを提供します。noteは、クリエイターのみなさんの権利が不当に侵害されることのないよう、提供先の事業者とは適切な契約を結び、データの取り扱いについて定めています。 ただし、具体的な提携先の事業者名は、契約上の守秘義務の理由から、個別に公表しておりません。

「noteのAI学習対価還元プログラムに関するよくある質問」より引用
https://www.help-note.com/hc/ja/articles/44723422427417-note%E3%81%AEAI%E5%AD%A6%E7%BF%92%E5%AF%BE%E4%BE%A1%E9%82%84%E5%85%83%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%88%E3%81%8F%E3%81%82%E3%82%8B%E8%B3%AA%E5%95%8F

ここが大事ですね↓

”noteは、クリエイターのみなさんの権利が不当に侵害されることのないよう、提供先の事業者とは適切な契約を結び、データの取り扱いについて定めています。”

noteユーザーである私たちは、その言葉を信じるしかありません。
noteさん、よろしくお願いします!と、素直に思い、祈っています。

実証実験の結果はどうだったのか?

noteは2月にこのAI学習対価還元プログラムの実証実験を開始しました。
その時の募集記事がこちら↓

そしてその結果、この実験に参加したユーザーに対して、4月末に実際に還元されました。
その時に私がXで行ったアンケートポストがこちらです。回答数は47票ですが、なかなか興味深いものとなっています。

そしてもっと正確なデータをnote公式さんは下の記事で発表しています↓

実証実験の詳細
申し込み期間:2025年2月25日(火)〜2025年3月6日(木)
参加クリエイター:1,218名※
総還元額: 5,028,056円
最大還元額: 401,506円
還元時期:2025年4月末予定
※参加クリエイター数は実証実験に参加した人数であり、一部対価還元の対象外となった方も含まれています

「AI学習でクリエイターに新たな収益の機会を提供。noteの実証実験に1,200名以上が参加し、総額500万円超を還元!」より引用
https://note.jp/n/nf35741e37ab3?magazine_key=m381ca57b071b

最大還元額、1人で40万円はやばいですね。

仮に上位層の方、5名ほどが40万円ほどを受け取っていると仮定してみましょう。するとそれだけで200万円。総還元額が500万円なので残り300万円。
さらに参加者約1200人のうち、還元対象者が1000人と仮定します。
残りの300万円を1000人で割ると、1人あたり3000円ほどとなります。

私がXで行ったアンケートと照らし合わせると、たしかにそんな感じだろうな、という結果ですね。

ここでやはり気になるのは、正式にスタートした時にどの頻度でどのぐらいの金額が還元されるのか、という点です。
これについて、個人的な予想ですが初期段階ではそれなりの金額が見込めると思っています。具体的には実証実験を少し下回るぐらいの金額ではないでしょうか。

その理由は単純で、多くのクリエイターにこのプログラムに同意、参加してもらわなければ、note側がAI事業者に情報提供できないからです。

もし還元額が著しく少ない場合には質の高い記事を投稿している人ほど、AI学習に同意しなくなるでしょう。そうすると運営としてもビジネスが成り立たなくなるわけで、そこを考慮するときちんとそれなりに分配していく未来が想定されます。

しかしながらこれは初期段階での話に留まるのではないかと、個人的には考えています。
AI事業は今まさに急成長のフェーズにあり、その成長を支えるために、学習データの収集には最も投資が集中している時期だと言えます。つまり、今は情報ひとつひとつの価値が高く見積もられやすい。

しかし、今後データが十分に集まり、飽和してくれば情報に対する価値は相対的に下がっていく可能性が高い。
そう考えると、還元額も徐々に初期ほどは期待できなくなっていくかもしれません。

だからこそ、“今”このタイミングで参加しておくことには、大きな意味があるのかもしれません。

専門知識が“吸収される”時代に、どう向き合うか

AIの学習に自分の書いた記事が使われる。
つまり、自分の知見や思考、言葉がまるごと吸収されていくというこの構造に、正直言って、一定の危機感を覚える方も多いのではないでしょうか。

私も同じです。

でも、冷静に考えてみると、ネットに情報を書いている以上、それを完全にコントロールするのは現実的ではありません。

じゃあ、「発信なんてやめる」という選択肢があるかというと、それも違うと思っています。
なぜなら、もはや“知っている人だけが得をする”時代は終わりつつあるからです。

完全なブラックボックスで稼げる時代は、情報量が少なかった頃の話。
今は、誰かが発信すれば、その知見はすぐに拡がっていきます。
自分が書かなくても、いずれ誰かが似たようなことを発信する。しかも、あっという間に広まる。

だからこそ、私はこう考えるようになりました。

「どうせ誰かが発信するなら、自分自身の言葉で、きちんと伝えていくことが大切なんじゃないか」

知識や経験を発信することには、リスクもあります。
けれど、発信しなければ、何も伝わらない。
誰かの言葉として拡散されるよりも、自分の言葉として届けるほうが、きっと信頼されるし、意味がある。

ぶっちゃけた話、実際に間違った知識を公開した先行者たちに間違った知識を植え付けられた人たちも数多く存在しており、それを黙って見ていられなくなったのが私の情報発信スタートのきっかけです。

受け身で奪われるのではなく、自分の意志で届けていく。
その姿勢こそが、情報が溢れる時代において、自分の価値を守り、高めていく一歩になるのではないでしょうか。

「還元」は、金額の話だけじゃない

もちろん、「対価がいくらになるのか」は、実際かなり気になるところです。

頻度は?単価は?noteのPV数やスキの数と連動するのか?などなど。
でも、私はこの還元を「お金」だけの話としては捉えていません。

むしろ、「情報発信者がこれからどう生き残っていくか」の問題だと感じています。

私たちが大切に積み重ねてきた知識や経験。
それらが、“学習素材”として吸収されていくこの時代において、どう自分の立ち位置を確保していくか。

たとえば、

  • AIが学習できないレベルの“体験の深さ”を伝える

  • 学習される前提で、自分の名前や活動を広げていく

  • 還元制度を利用しながら、自分のメディアやビジネスを育てていく

こうした動きが、これからもっと重要になってくる気がしています。


最後に、「届ける意味」を問い直すとき

情報発信とは、単なる知識の放出ではありません。

「誰に」「どう届けるか」までを含めて、ようやく“価値”になります。

AIが学ぶのは“情報”ですが、私たちが築けるのは“関係性”です。
そして、そこにこそ、人間である私たちの優位性があると信じています。

AI学習対価還元の話から少し話が広がってしまいましたが、このタイミングで改めて、noteで発信することの重要性や、自分にとっての情報価値を見つめ直す良い機会になりました。

この答えは多種多様、正解はないと思います。
だからこそ皆さんもいま一度、考えてみてはいかがでしょうか。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

これからも、写真初心者向けのコラムからプロフェッショナルな建築写真の専門記事、SNS運用に関する記事まで、幅広く発信していきますので、ぜひフォローとスキをいただけたら嬉しいです。

では、また次回の記事でお会いしましょう!


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