「なんでもできます」と言われたのに全然できなくて、結婚式本番10日前に責任者とバトった話
結婚式というのはたった1日で年収を吹っ飛ばす。
しかしながら何度も参加してもあの多幸感は変え難い経験だと思う。
色々まあ、書くことがあれば書くのだが、
最短最速女性管理職になりたくて仕事に奔走。
30歳での社内恋愛婚約破棄をぶっかました。
気づけばウエディングドレスを着るものではなく眺めるもので、
ユニクロのスーツとお呼ばれドレスでクローゼットが埋まっていた。
友人や後輩の結婚式にたくさんお呼びいただき、
気づけば支払ったご祝儀は60万を越えた。
結婚式は挙げるものではなく、参列するものとなり、
わたしは34歳を迎えた。
転勤をきっかけに5年ぶり?に幼馴染の初恋相手に連絡をとった。
LINEギフトが誕生日を教えてくれたからだ。
この男が1年後、夫になる。
馴れ初めはまた別の機会として、
わたしはかなり凝り性なタイプだ。
カレーのスパイスやセルフネイルキットなど、
頻繁に使うかどうかは別として一式揃っている。
料理が好きとなれば食生活アドバイザーの試験を受ける。
対して夫は、ゴルフをやると決めたら家の庭にネットを張り日々猛特訓。
3ヶ月でスコアは90を叩き出した。
つまり、二人ともこだわりが強く、凝り性なのだ。
そんな我々の婚姻届がこちら。
ほぼタタキは夫がつくり、法的に受理されるよう、
ココナラで整えてもらった。

岡山出身者としての敬意を込めて使わせていただく。
クセがすごい
たまたまわたしたちは恐竜が好きで、
彼はT-rex、わたしはモササウルスが好き、
あとはブラキオサウルスとヴェロキラプトルを…。
…背景のジュラシックマリッジってなに?
翌日本当に婚姻届を出せていたのかどうか、
婚姻届受理証明書を取りに役所に行った。
そのとき担当のご婦人から「あれは、オリジナルですか?」と聞かれた。
「はい」と、少し照れながら答えた。
「夫が、作りました」と。
はじめて「夫」と呼んだ記念日である。
まあそれはいい、とにかくわたしたちがくっつくとこうなってしまうということをお伝えしておきたかった。
プロポーズでもらった薔薇は押し花にして永遠の花束にしてしまう程度には、凝り性であり、
思い出というものにすこぶる情念があるのだ。

34歳初婚、結婚式など挙げるつもりはなかった。
少し恥ずかしいというのと、
実家は岡山市からさらに車で1時間半の津山市というところで、
全国転勤のわたしにとって、仲のいい友達や同僚は岡山に住んでいない。
式を挙げる場所もピンとこないし、自分自身のウエディングドレス姿など、もっとピンとこなかった。
夫は、結婚式はしなければならないと言った。
親への責任、新たなる家庭への覚悟、お世話になった人たちへの感謝、すべてにおいて、結婚式はやるべきたと言った。
夫のその覚悟を受け入れた。
そうと決まれば場所を決めて、式場を決めて。
ちょうど式場を探していた後輩が、「ここご飯美味しかったです!」とブライダルフェアの写真を送ってくれた。
美味しそうだったし、ブライダルフェアの予約をした。
ーフェア当時。
「うちなら何でもできます!お二人の理想、全部形にしましょう!」
ビジネスの世界で生きるわたしたちの凝り性スイッチと仕事スイッチが完全にオンになった。
恐竜が好きで、恐竜だらけの式場にしたいと伝えた。
ビジネスにおいて「いった・いわない」問題は家にトイレがあるくらい自然発生する。
我々はビジネスカップルだ、式場の写真を撮り、AIで加工し、担当者に確認した。
「これ、できますか?」

一生に一度の、年収を吹っ飛ばす1日だ。
だったら、参列してくれた大切な人たちが心の底から驚いて、楽しんでくれる、わたしたちにしかできない最高の式にしたい。
「うちならできます」
なるほど、できるんだな、そう思った。
さすがにT-rexを迫り出させたりなどは叶うとは思っていないことを伝えた。
この時点で「できない」といわれたのは、ジュラシックパークのロゴ使用のみ。(著作権の問題)
そして、見積を提示された。総額200万を切っていた。
(年収吹っ飛ばないじゃん!!!)
わたしたちは顔を見合わせて、うなづいた。
そういえば顔合わせはまだだが、
幼馴染で実家徒歩3分だし、
親同士PTAで一緒だったし、まあいいだろう。
即日契約。だってできるって言ったもん。
岡山県出身の田舎者、
お車代の腹を括り、親族への旅行もセットでプレゼントすると覚悟を決めた。
場所は、首都・東京。
そこからのわたしたちの熱量は、
さながら新規のビッグプロジェクトを立ち上げる新規事業部そのものだった。
仕事の合間を縫ってプロットを練り、
演出を考え、持ち込みの段取りを組み、
夜な夜な作戦会議を重ねた。
スプレッドシートを構え、
タスクと担当を分け、抜け漏れがないようチェックしていく。
この時点で脳内はジュラシックマリッジで、
しかしながらも感謝の気持ちをたくさん伝えられるようなエンタメ溢れる唯一無二のパーティーにしようと決まっていた。
本番に向けて具体的な打ち合わせが進むにつれ、
あの時の「なんでもやれます!」のメッキが、音を立てて剥がれ始めたのである。
「あ、それは規約でちょっと難しいですね……」
「前例がないので、安全面を考慮するとできかねます」
打ち合わせのたびに繰り出される、
お決まりの「できません」のオンパレード。
おいおい、あの時の威勢のいい営業トークは一体どこへ行ったんだ。
こちらが提案するアイデアに対して、
代替案を出すわけでもなく、
ただ「無理です」とシャッターを下ろされる日々。
数ある中のひとつが、オープニングムービー。
著作権の問題で、元ネタが彷彿とされるものはNGとのこと。
この、元ネタが、というのは難しいところで、
情熱大陸に出たい、が夢の一つのわたしとしては、
情熱大陸風ムービーを撮りたかった。
YouTubeにも転がっているし。
だめだった。元ネタもろばれだし。
とりあえず時間もない、依頼したらお金もかかる、
どうにか無料フォーマットを駆使して、
ワーナーの映画が始まるかのようなムービーを仕上げた。
ワーナーが当時Netflixとの買収合意の話があったため、Netflix側へ著作権の件を確認。
結婚式での利用について問題ないとの回答だった。
が、式場はだめだった。
ワーナーっぽいからダメだと。結婚式場からすると、我々からお金を得ているため、ムービーで流した場合「商標利用」に当たると。
作り直していただけますか?と言われた。
ムービーについたした時間は1ヶ月を越えており、
データではダメと言われてDVDに焼くための準備までして、
ココナラに依頼したにもかかわらず、だめと。
代案があるわけでもなく、こっちで責任取るから(オープニングムービーの写真はSNSに載せないなどのルール付など)やらせてくれと話をした。
結局、一筆書くことで決着したが、
一筆書いて終わるなら情熱大陸やってたわ、という気持ちがないわけでもない。
ロジックが破綻している気がした。
次にテーブルの装飾。
恐竜大好き夫婦、テーブルの花以外にも色々置きたい!飾りたい!
が、披露宴会場へのもちこみは全面NG。
いや、さすがに聞いてない。
食べ物が出てくる空間である披露宴会場は、
安全面を考慮して持ち込みNG。
しかし、テーブル札としてならOKとのこと。
むずすぎる。
夫が「テーブル札を観葉植物で作った場合、食べ物に葉っぱが落ちたとしてもそれはいいんですか?」と聞くと、「はい」と言っていた。
ロジックがさっぱりわからないが、
食い下がってもしょうがないので、テーブル札を作ることにした。
アイアン棚に装飾グリーンを貼り付け、
恐竜を散りばめ、アルファベットを貼り付けた。

ここに至るまでも一悶着あった。
この切り株、ひとテーブルあたり2200円。
Temuのリンクを送ってここから買って欲しいと頼んだが、だめだった。
そして、テーブル札はこの切り株の上におけるサイズじゃないといけない、
この装飾グリーンが持ち込みOKか確認させてほしい、など連絡がきた。
いや、まて、もうこの数作ったぞ?

とりあえず大丈夫ではあったのだが、自作すると伝えた時点で、懸念事項は伝えるべきであろう。
そしてわたしのこだわりである花束コースターについて。
この花束コースターを60名分編んで、「愛を込めて花束を」を流しながら再入場するという絵が頭にあった。
なので、契約をしたその日からコツコツ編み始めた。
ゲストのカラーを想像しながらひとつひとつ編んでいく…



が、案の定、言われた。
最後のプチギフトとして渡すならいいが、
再入場のタイミングでは持ち込みになるのでNGだと…
いや、待ってくれ、虫とか入れんし…
造花だって持ち込んでいる結婚式はあったのにそこまで厳しいかね?
この件も何か起こった場合こちらで責任を持つということで持ち込める話になるわけだが、
たった4回の打ち合わせの中で「できません」連呼が多すぎる。
というか、「(お金をかけたら)できます」という意味だったのだろう。
風船を散りばめたら追加料金、
テーブルクロスの色を変えたら追加料金、
花増やしたら追加料金。
恐竜の風船もぬいぐるみも持ち込めない中で、
理想の空間を作るにはとにかくルールの中で最大のパフォーマンスを発揮することと、
課金することが必要になった。
そもそも、仕事なら、クライアントに「なんでもやれます」と大口を叩いておいて、
いざ受注したら「やっぱり無理です」なんて通用しない。
そんな不誠実な仕事の進め方、ビジネスの現場なら一発で信頼を失う案件だ。刻一刻と迫る本番。
わたしたちのフラストレーションは、
完全に限界を迎えていた。
そして、本番をわずか10日後に控えたあの日。
ついに、わたしの営業職としてのプロ意識と、凝り性結婚式への情熱が、式場の責任者に向けて大爆発することになる――。
トリガーとなったのは司会者からのメールと、
プランナーがわたしの後輩のサプライズを無断で断ったことだった。
10日前になっても司会者原稿が届かない。
タイムスケジュールはできていたが、
どのタイミングでどんな声かけなのか、
非常に重要である。
メールにて原稿の状況を催促した。
ポイントは下記の通りだ。
披露宴への登場は、新郎が恐竜の着ぐるみで入場。
岡山県津山市出身の我々、
津山の星、B'zの「ウルトラソウル」の「hey!」に合わせて入刀。
再入場については、テーブルごとに分けた花束コースターをカゴごとお渡しするという話になっていた。
が、下記内容となっているメールが届いた。
・ウルトラソウルのサビで入刀
・披露宴再入場で新婦の着ぐるみをきて花束を配る
なんか、違うんですけど。
ていうかめちゃくちゃ大事なところ違うんですけど。
まあいい、この時点でさらに、
できることを提案して欲しいとお願いしているウエディングケーキについても、
イメージありますか?ばかりで提案もない、
10日前なのに。
我慢の限界がきていた。
大変申し訳ないけども、ビジネススイッチが入ってしまった。
「すみませんが1時間かけて話した打ち合わせな内容とことなります。
下記訂正ください。
・披露宴開始時に新郎が恐竜の着ぐるみで登場
・ケーキ入刀はウルトラソウル、hey!のhey!で入刀
・再入場で愛を込めて花束をに乗せて、花束コースターを配る
(書きながら笑けてきた、どんな結婚式やねん)
10日前というこのタイミングでこだわるにこだわったところを司会者が間違えている。
10万払ってお願いしている司会者が。
訂正依頼のメールの返答でわたしがブチギレた。
「すみませんそうでしたね!当日よろしくお願いします!」
待て、ミスの指摘をされて「!」つけるやつがどこにおる。
後輩なら別室に呼んで説教じゃ。
おっと、岡山弁が出てしまった。
あまりにも、わたしたちの結婚式、いや、
夫婦としてはじめて迎える共同プロジェクト発表会を軽んじすぎてはいないか。
そんな話を名古屋時代の上司に電話で愚痴っていた。
プランナーの女の子もたぶん10個くらい下で、
あまり言うと可哀想だなと思ったりもして、
でもモヤモヤするんだと言う話を聞いてもらっていた。
そして、一つ気になっていることを聞いた。
「サプライズとかの準備あるんじゃない?笑」
わたしは、過去たくさんの後輩の結婚式に参加してはサプライズムービーを作ってきた。
コロナ禍を経て余興がない式が多くなってきた中、
主役である後輩がどんなに会社で頑張り、愛されているのかをご両親、パートナー、その他ゲストにどうしても伝えたかった。
式場とコンタクトを取り、気づかれないよう準備してきた。
もしかして、わたしにもあるのかな、
なんて淡い期待を持ちつつ、
かつかつのスケジュールとちょっとお仕事が苦手なプランナー。
下手したらサプライズの時間ないですとか言いそうだなと思い、念のため聞いた。
元上司は、それは言えないよと最初は笑ったが、
本当にわたしが式場と色々やり取りをしていて、
いろんな懸念を持ったことを理解してくれたようで、
「時間なくて流せないって言われたみたいで落ち込んでたよ」と言った。
「やってんなあ」
わたしは後輩が好きだ、そんな後輩たちが時間を割いて準備したものを流せないだと?
夫に相談したのか?
誰の式だ?誰の判断だ?誰のお金だ?
後輩の気持ちは?あいつらの時間は?
本当に申し訳ないし絶対にやってはいけないとわかっている秘技を出すしかなかった。
「責任者の方、出していただけますか?」
担当者のプランナーからは、
「わたしはいつもお二人のお手伝いをしてきたつもりです。
なにがいけなかったでしょうか?」とメールが来た。
そのメールの署名には、
「お二人の結婚式を、お二人のありがとうを創ります」と書いてあった。
それは会社の理念であろう、
コーポレートメッセージであろう。
しかし、今までの打ち合わせを振り返っても、
「できるできない」の判断こそしたが、
創造・提案をすることはなかった。
ケーキの案だって結局トッパー(ケーキに突き刺す人形みたいなやつ)は持ち込みしていいという、
またロジック破綻な話があり、レイアウトもこちらで考えた。
プロデュースby彩加であって、プランナーはそんなにプランナーしてなかった。
そんな素晴らしい理念を掲げておいて、
「お手伝い」だと?ふざけんな。
こっちは12年、会社の企業理念、背中に彫って働いてんだよ。(比喩)
メーカー営業として働いて、
最も嫌な言葉は「責任者出して」だった。
同じことを言ってしまった。
わたしは、限界だった。そして、夫も。
担当プランナーは個人で対応しようとしていたが、
一次解答のメールで完全に信頼がなくなっていた。
怒りを受けたとき、必要なのは「なぜ怒ったか」の原因追求を先にすることではなく、
「自分の行動で怒らせた」という、事実を受けとめることである。
わたしたちが求めるのは「提案」であり、「可否判断」ではない。
プロとしての自覚と、仕事への責任感だ。
次の日、責任者含めたオンライン会議が実現した。
仕事終わり20時、決戦のゴングは鳴った。
こちらの疑念と質疑は事前にメールをした。
・司会者への不満
・サプライズムービーを断ったのは事実か、理由
・その他当初の「できます」からのギャップ、
代案がない対応への不満
ブライダルフェアの営業マンの説明不足、
プランナーからの提案の具体的な不備、
具体的に何が良くなかったかなど、
ひとつひとつ明確にして、謝罪された。
この件で大きいのは「できます」という大判風呂敷を広げた式場と、
それに「期待」をしていたこと、
金額に伴う演出の納得感というところである。
まあこの時点で金額は600万を越えてたし。
人の感動は期待以上の満足を叶えてはじめて価値になる。
期待以下はその逆になってしまう。そのいい例だ。こんな高額な商品を扱っていてなぜこんなことに…
話していて叱られてトイレ磨いて風呂掃除してきた日々が思い返され、
悲しくなってきた。
そしてもうひとつ、思ったことがある。
わたしにとっての、リフォーム工事ということか?
我々は毎日、希価150万のお風呂を何台もご注文はいただく。
現場に打ち合わせに行ったり、採寸したり、
時にはショールームで接客を行う。
お客さんにとっては一生に一度のリフォームだ。
大きなお金が動く、ローンを組む方もいる。
わたしたち営業マンは、今度の会社の運営を踏まえ、
より付加価値のある高利益商品の販売を求められる。
だからといって普及価格帯を蔑ろにしていいわけはないのだが、
毎日パンクしそうな日々、わたしは普及価格帯リフォームに全力で向き合えてきたかと、ふと、思った。
わたしはプランナーの作業感がいやだった。
「ひとりで10組ものプランナーを同時に務めている中で、
わたしたちだけにかまってられないのはわかります。
ただ、あなたにとってたくさんの仕事のひとつでも、
わたしにとっては一生に一度の大舞台なのです。」
と、伝えながら完全にブーメランだった。
リフォーム工事のお客さんたちにそう言われたことはないし、
ありがとうといつも笑ってくれていたけど、
本当に期待以上の満足を超えられたのだろうか。
わたしは、あなたの人生を、
たくさんある中の1台にしてしまわなかっただろうか。
見積もった現場は覚えてきるようにしているけど、
本当に心は届いたのだろうか。
そんなことがふとよぎる中、まだ一緒に暮らしていなかった画面越しの夫がこう言った。
「プランナーのあなたを責めているわけではないです。
式場側の事情も方針があるのもわかります。
でも、期待してたんですよ、妻もわたしも。
プロの仕事というものに。
どんな結婚式を一緒に創れるのか、期待してたんです。
その期待が大きすぎたとこちらが理解するには、
額が大きすぎる。
そんな大きな金額の買い物、1日で年収吹っ飛ぶような買い物、したことありますか?
そこを、わかってほしいです。
できないなら理由を明確にして、代案を出す。
その代案は、わたしたちの性格を知っているプランナーさんじゃないとできないでしょう。
お願いします、最後まで」
我が夫ながら、こわ。
こんな人から呼び出されたくねえ〜〜〜〜
式場側からは、責任者の方が最後、
「お二人の結婚式を誠心誠意、創らせていただきます」と言ってくれた。
そしてプランナーの女の子も逃げることなく会議に出てくれた。
そしてひとつ提案があります、と。
(まさか、グレードアップ?減額…?)
「断念されたヘパリーゼ、こちらで原価で出させていただきます!」
ウェルカムスペースにヘパリーゼを置きたいとAmazonのリンクを送ったのだが、
会場指定の購入ルートで手配する必要があるとのことで、
リンクは1本200円のヘパリーゼだったが、
会場からの見積もりは1本900円になっていたので、ばかばかしくてやめた。という経緯があった。
ヘパリーゼ原価提案はさすがに吹いた。
原価でも400円だし、ていうかお金取るんかい!!
「減額も追加のサービスも望みません、こんなわたしたちに最後まで向き合ってもらえると幸いです」とお伝えした。
オンライン会議は終了、その後すぐ、
責任者からTodoリストの議事録、司会原稿が届いた。
次の日からプランナーの女の子は人が変わったようにメールの返事も早いし、
残っていた宿題事項をこなしてくれた。
苦しかったろうに、ありがとう。
ヘパリーゼ原価事件を経て、プランナーとも責任者とも一緒に結婚式を創っていった。
そして、わたしたちは式、当日を迎えた。
トラブル対応後に当人に会うのはかなり心拍数があがる行為だが、プランナーは笑顔で、
「おめでとうございます」と迎えてくれた。
さて、凝り性二人の結婚式がどうなったのか、
ご紹介しよう。
前撮りは昭和アイドル風、結婚証明書はゲスト全員の似顔絵を作成、
エスコートカードは航空券風、
新婚旅行先当てクイズなどウェルカムスペースがもうかなり、濃かった。


そして、挙式。
人前式なので、せっかくだし新郎新婦2名ずつ、
新婦側は新郎へ、新郎側は新婦へ誓いの言葉を問うてもらった。
「彼は情に厚いですが、乙女心はわかりません、それでも一緒に歩いてくれますか?」
「姉さんは料理好きで、一度ハマると毎日同じものを作り続ける期間がありますが、美味しいと食べてくれますか?」
わたしたちはそれぞれ、誓いますと笑った。
そして、指輪交換。
プロポーズから見守ってくれているぬいぐるみたちをどうしても式場に連れてきたかったので、
飛んできてもらった。

ゲストが風船からつながっているテープを前に回していくというもの。なお、風船16万。
大学からの親友がわたしの入場前からギャン泣きしてて、
つられて泣いてしまった。
一生で最も美しい化粧なんだから、やめてくれよなあ〜
そして、披露宴。

家でこの着ぐるみを着て歩く練習をしたが、
しっぽがいろんなところに当たって歩行はかなり困難を極めた。
現代に恐竜がいると大変だなあと思った。
稲葉さんに敬意を込めてケーキ入刀
みんな置物だと思ったらしいが、ケーキです

このあと元上司に主賓挨拶していただいたり、
会社人生で最も愛した男(めっちゃお世話になった先輩)に乾杯挨拶してもらったり、
写真撮ったり体感5分でお色直し。
特筆すべきは、お互いに薔薇の花束をサプライズしあったことだろう。



余興はなかったので、
お楽しみコーナーは新郎新婦で司会を回すクイズコーナー。
もう打ち合わせ疲れるのでうちらで回しますと時間の調整を含めて対応。
そして、サプライズムービーは無事流れた。
サプライズがあることを知っている逆サプライズ。
内容は知らなかったけど本当にびっくりした。
後輩たちがNo No Girlsオーディションのパロディをやり切ったのだ。
現所属の妹みたいな後輩たちも登場。
名古屋時代の上層部の皆様からのメッセージや、
平和園のちゃありいも登場。
(※詳細はこちら👉トイレ改修したら短歌できた話)
さらには妹から、参列できなかった94歳の祖母からのメッセージもサプライズ上映された。
ここまでサプライズまみれだと、
そりゃ、大変だよな…と思いながらありったけの水分を出し切るくらい泣いた。
離婚して女手ひとつで育ててくれた母もくちゃくちゃに泣いていたし、
物心ついたらPTA会長だった夫の父は最後のスピーチでずっと泣いていた。
結論、まじ結婚式最高!!!
みんな大好き人類最高!!!
ここに至るまで色々あったけど、
色々あることを乗り越えるのが夫婦として本当の意味での共同作業なのかもしれない。
プランナーの女の子のことも、責任者のことも、
今は本当に感謝している。
長くなってしまったが、
1日で年収以上が吹っ飛んでしまって、
いままた必死で働いているわけなのだが、
人の期待以上の満足を追求したいと、
ヘパリーゼ原価事件からわたしの意識は少し変わった。
わたしへの大きな気づきと、最大の幸せをくれた式場へ、
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
あー、あと5回くらい結婚式したーい

最後までお読みくださりありがとうございます。
よかったらこちらも見ていただけますと励みになります。
👉200スキありがとうございます!
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