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評価はあるけどフィードバックはない。その違いが自信を少しずつ削っていく

「ちゃんとしたフィードバックは、もう何年ももらっていません」リーダークラスの方とのセッションで、驚くほどよく聞く言葉です。

評価結果は返ってくる。
昇給もしている。
役割も増えている。

だから、多くの人は自分なりに意味付けをして納得します。

「給料が上がったから、きっと評価されているんだろう」
「何も言われないってことは、大きな問題はないのかもしれない」
「期待されている…と思いたい」

でも、その状態は、かなり不安定ですよね。忙しく走っている間は気づきにくいし、成果を出している間も、なんとか前に進めます。

でも、少し立ち止まった瞬間に、見ないようにしていたモヤモヤが出てきます。

「自分の強みって何なんだろう」
「私は会社や上司に何を期待されているんだろう」
「この働き方のままでいいのかな」

評価されていないわけではない。でも、“どう見られているのか”がわからないのです。私はこれが、今の組織の中で起きている問題だと思っています。


「意味」が届いていない

期末になると、評価結果が届きます。時間のない中で自己評価シート書き上げ、提出して、数行のコメントや箇条書きの評価理由が返ってきて、最終的に給与に反映される。

でも、その中に本当に知りたいことは、あまり書かれていませんのが現実ではないでしょうか。

「どこがよかったのか」
「何が足りなかったのか」
「上司から見て、自分はどんな存在なのか」

そのような、自分が組織の中でどう見られ、何を期待されているのかが抜け落ちていることがあります。私は、これを単なるフィードバック不足というより、評価の「意味」が本人に届いていない状態だと感じているのです。


人は、少しずつ「間違えないこと」を優先するようになる

そうすると、どうなるか。人は少しずつ「間違えないこと」を優先するようになります。

挑戦より、無難。
相談より、自己完結。
本音より、正解探し。

表面的には普通に働けているけど、内側では、少しずつ縮こまっていく。報告や相談をすること自体が、“評価の対象”になっているように感じてしまい、頻度が減り、動き方が慎重になっていく人もいます。


1on1が「無難に乗り切る時間」になっていないか

1on1は、本来、そうしたズレや認識をすり合わせるための時間でもあるはずです。

でも実際には、「最近どう?」「困っていることある?」「やりたいことある?」そんなやり取りだけで終わってしまうことも少なくありません。

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。ただ、“自分がどう見られているか”という話が抜けたままだと、部下側は「無難に乗り切る力」だけを身につけていきます。

本当に必要なのは、お互いの認識を言葉にしてすり合わせることなのだと思います。


フィードバックを「取りにいく」という選択肢

だからもし、モヤモヤや不安があるなら、自分から少し踏み込んで聞いてみるのも、一つの方法です。

上司に評価してもらうためではなく、会社・上司・自分の認識をチューニングするためです。

たとえば、
①上司から見て、自分の強みと課題はどこか
②今回の評価で、どこが評価され、どこが物足りなかったのか
③チームの中で、どんな役割を期待されているのか
④これから先、どう動いてほしいと思っているのか

この4つだけでも、上司からどう見られているのかなど、自分の現在地がかなり見えやすくなります。


「そう見られていたのか」が、自分を動かす

本来、自分の役割や期待を確認することは、仕事を進める上で自然なことのはずです。でも多くの人が、「こんなこと聞いていいのかな」と感じてしまう。

それだけ、“評価される側は受け身でいるもの”という空気が、組織の中に染みついているのかもしれません。

でも、不安や違和感がある時ほど、“言葉にしてもらう”ことには意味があります。

人は、自分のことを案外、自分では見えていません。だからこそ、他者の視点を受け取ることで、「そう見られていたのか」「そこを期待されていたのか」と、自分を外側から理解できるようになる。

それによって、次にどう動くかも変わってきます。


自分のキャリアを、受け身にし過ぎない

もちろん理想は、上司側から自然にフィードバックがある環境です。でも現実には、忙しさやマネジメント経験の差もあって、そこまで丁寧に言語化されない職場もあります。

だから、“待つ”だけではなく、自分から対話のきっかけをつくってみる。それも、自分のキャリアを主体的に築く一つの方法なのだと思います。

それは媚びることでも、迎合することでもありません。自分の未来を、受け身にしすぎないということです。

もし今、
「この働き方のままでいいのかな」
「自分はどう期待されているんだろう」
「このモヤモヤの正体を整理したい」

そんな感覚があるなら、フィードバックをどう受け取り、どう行動につなげるか。上司との関係性をどう整えていくか。自分の強みや立ち位置を、どう言語化していくか。

感情論ではなく、戦略的に整理していくことで、見え方が変わることがあります。

キャリアや働き方のモヤモヤを、一緒に整理していきたい方は、LINEからお気軽にご相談ください。


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