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神武征討記外伝「弱くたっていいじゃない~ハニマル君とカネビメの出会い」

こんにちは。
アレテーを求めて~
今日もトコトコ( ・ω・)
弁護士の岡本卓大です。

読者のみなさま、note版、神武征討記。
楽しんでいただけているでしょうか?

note版で初めて神武征討記を読んで下さった方はご存じないと思いますが、実は、神武征討記には外伝があります。
それぞれ、神武征討記に登場するキャラクターから選んだ主人公視点で描いた物語です。

この度、note版【神武征討記】本編の進行に合わせて、神武征討記外伝も随時、アップしていきたいと思います。
神武征討記外伝は、すべて無料記事。
無料のマガジンも作っています( ・ω・)

一人ひとりが主人公!

神武征討記本編と合わせて、神武征討記外伝も、ぜひお楽しみください( ・ω・)


神武征討記外伝
「弱くたっていいじゃない~ハニマル君とカネビメの出会い」


ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
「一人ひとりが主人公」の『神武征討記』。
今回の外伝の主人公は、サキタマハニマルです。

本編の関東争乱編より6年前。
出雲大社学宮(イズモタイシャマナビノミヤ)に入学する少し前の時期のお話です。

武蔵(埼玉県)行田にある埼玉(さきたま)王宮の練武場。
おや、ハニマル君が、武芸の稽古をしているようですね。
少しのぞいてみましょうか。


【サキタマハニマル】

サキタマハニマル「はにゃ~~~!!!」

師範「はぁ!」


勢いよく武芸の師範にかかっていくハニマル君。
しかし、ハニマル君の攻撃はかわされ、あっさりと師範に倒されてしまいます。


キバノヒンベイ「ああ~、ハニマル様~。」

師範「ハニマル王子。お怪我はありませんか?」

サキタマハニマル「だ、大丈夫。ご指導ありがとうございます!」

サキタマギョウダ王「むう・・・相変わらず、ハニマルは武芸の腕が上がらんのう・・・
これで民達を守っていくことができるのだろうか。」

オシノハスヒメ「まあまあ、あなた、あの子は優しい子です。
戦いには向きませんが、優しい民を思いやる王に成長してくれると思いますよ。」

サキタマギョウダ王「母親というのは、甘いものじゃのう。まあ、健康に明るく生きてくれれば、それでかまわんか・・・」

側近「サキタマギョウダ王様。秩父より、チチブミツミネ王様がいらっしゃいました。」

サキタマギョウダ王「おう。いらしたか。ハニマルよ。そなたも来い。」

サキタマハニマル「はにゃ?秩父の王様?」


秩父からチチブミツミネ王が来たようです。
ハニマル君は、サキタマギョウダ王とともに応接室に入ります。


サキタマギョウダ王「ようこそ、おいで下さいました。ここにいるのが、我が息子サキタマハニマルでございます。」

チチブミツミネ王「お招きいただき、ありがとうございます。
今日は、我が娘、チチブカネビメを連れて参りました。これ。カネビメ。ご挨拶せよ。」

【チチブカネビメ】

チチブカネビメ「チチブカネビメでございます。
サキタマギョウダ王様、サキタマハニマル王子様、お初にお目にかかります。」

サキタマハニマル「はにゃ~!かわいい!」

チチブカネビメ「あら。私のような、読書ばかりしている地味な女をかわいいなどと。お世辞でも、うれしゅうございます。」

サキタマギョウダ王「いや。ハニマルよ。実はな。
こたびは、お前とこのチチブカネビメ殿の縁談をしたいということで、我ら親同士では話し合ってきたのだ。」

サキタマハニマル「縁談!?この子と結婚できるの!?」

チチブカネビメ「縁談?聞いておりませんよ。父上。」

チチブミツミネ王「いや。カネビメよ。別に決まったことではない。
お前とハニマル殿が会ってみて、お互いに気に入るようであればだ。」

サキタマハニマル「僕!結婚したいです!」

チチブカネビメ「丁重に。お断りいたします。」

サキタマハニマル「はにゃ~!!!ソッコー、フラれた!!!」

チチブミツミネ王「これ、カネビメ。そのように即断しなくとも・・・」

チチブカネビメ「いえ。私は、そもそも結婚などいたしません。
高千穂におられる天孫一族の光の御子・神武様に軍師としてお仕えするために、日々、学問に励んでおります。
恋とか愛とか結婚とかには、興味はございません。」

サキタマギョウダ王「むう・・・それでは無理強いはできませんな。
まあ、この話は無かったということで・・・」

サキタマハニマル「はにゃ~!初めての恋!そして、いきなりの失恋!」


【カネビメにフラれるハニマル君】

あらあら、ハニマル君、いきなりフラれちゃったわね。
その後、出雲大社からの使者がやってきたため、サキタマギョウダ王とチチブミツミネ王は、その対応をし、ハニマル君とカネビメは、埼玉(さきたま)の町に出ました。

サキタマハニマル「はにゃ?カネビメちゃん、何を読んでるの?」

チチブカネビメ「この書物は、大陸の兵法書・孫子というものです。
兵法についての最も代表的な書物です。」

サキタマハニマル「はにゃ~!カネビメちゃんは、兵法書とか読めるんだ!すごいね!」

チチブカネビメ「私の夢は、天孫一族に軍師として仕えること。
そして、この戦乱の世を鎮め、平和な世の中を築くことです。」

サキタマハニマル「はにゃ~!すごいや!
僕、カネビメちゃんを尊敬する!」

チチブカネビメ「ハニマルさんには夢はありますか?」

サキタマハニマル「夢・・・う~ん。あんまり考えたことないや。」

チチブカネビメ「このような戦乱の世・・・生きていけるだけでも十分なことかも知れませんね・・・」

サキタマハニマル「カネビメちゃんは、どうして結婚したくないの?」

チチブカネビメ「母上は、いわゆる良妻賢母な方です。
もし、結婚して男性の妻になるのであれば、そのように生きるのが女の道なのかも知れません。
しかし、私は、女の身に生まれましたが、あらゆる智を極めたい。
そして、その智を人々のために役立てたい。
結婚して一人の男性に仕え、子どもを育てるという生き方は私にはできないし、したくありません・・・」

サキタマハニマル「はにゃ?結婚したら、女は、良妻賢母で夫に仕えないといけないなんて、誰が決めたの?
カネビメちゃんみたいに優秀な女性は、どんどん活躍して、家のことは夫がやればいいんじゃないかな?」

チチブカネビメ「えっ?夫が家のことを?
それは・・・考えたことがなかったわね・・・」

サキタマハニマル「僕、今、夢ができた。
僕は、専業主夫になって、カネビメちゃんのことを支えたい!」

チチブカネビメ「まあ。面白いことを言う人ですね。ハニマルさんは。」

サキタマハニマル「ヘンかなぁ?」

チチブカネビメ「相手の女性が私であるかどうかは別として、男性がそういう生き方をするのも良いかも知れませんね・・・」


二人が話し込んでいるとき、埼玉王都に騎馬に乗った賊達が侵入してきました!


サキタマハニマル「あれは!毛野(群馬県)から来た賊達だ!」

チチブカネビメ「町を襲っている!」

サキタマハニマル「毛野の賊め!やっつけてやる!」

チチブカネビメ「あっ!ハニマルさん!」


騎馬賊A「パラリラパラリラ~~~!」

騎馬賊B「ヒャッハー!」

騎馬賊C「オラオラ!俺たちゃ、毛野の賊だぜ!夜露死苦!」

サキタマハニマル「はにゃ~!毛野の賊達!僕が相手だ!」

騎馬賊D「なんだ!こいつ!」

騎馬賊E「やっちまえ~!」

サキタマハニマル「うわ~!」


かっこよく飛び出したものの5人がかりで、ボコボコにされるハニマル君・・・


チチブカネビメ「お待ちなさい!」

サキタマハニマル「カ、カネビメちゃん・・・
ダメだ・・・逃げて・・・」

騎馬賊A「あ~ん。姉ちゃん。なんだ、コラ!」

騎馬賊B「服装は地味だが、よく見りゃ美人じゃねえか!」

騎馬賊C「ヒャッハー、俺達で味見してから、売り飛ばしてやるぜ!」

騎馬賊D「オラ、おとなしく脱げや!」

騎馬賊E「ぐへへ・・・」

チチブカネビメ「ふっ、他にすることは無いのですか?」


騎馬暴走族・夜露死苦(×5人)が現れた!


チチブカネビメの攻撃!
騎馬賊Aに15ポイントのダメージ!
騎馬賊Aを倒した!


騎馬賊B「な、なんだ!?この女!強いぞ!」

騎馬賊C「4人一斉にかかれ!」

チチブカネビメ「攻撃の陣!雷鳴陣!!!


チチブカネビメは雷を轟かせた!
騎馬賊達に稲妻がほとばしる!
騎馬賊達に平均25ポイントのダメージ!

騎馬賊達を倒した!


騎馬賊C「ひ~、覚えてやがれ~!」

チチブカネビメ「う~ん。どうして、賊は、いつも同じセリフを言って逃げていくのかしら。」

サキタマハニマル「カ、カネビメちゃん・・・めちゃくちゃ強い・・・」

チチブカネビメ「軍師は、常に君主の側で戦場に身を置くもの。
身を守る程度の武術は心得ておくものです。
ハニマルさん、怪我はありませんか?」

サキタマハニマル「うっ、いたた・・・」

チチブカネビメ「いけない。この薬を。手当てしますね。」

サキタマハニマル「う、うう・・・グスン・・・」

チチブカネビメ「ハニマルさん、痛みますか?」

サキタマハニマル「ううん。なんか情けなくて・・・
女の子のカネビメちゃんに助けてもらって、僕、男なのに、弱くて、何も出来なくて・・・」

チチブカネビメ「男だからとか、女だからとか・・・
そんなこと、どうでもいい。
あなたが私にそう教えてくれたはずよ。」

サキタマハニマル「カネビメちゃん・・・」

チチブカネビメ「戦いに弱くてもいいじゃない。
あなたの強さは、心の強さ、そして優しさ。
きっと、良い専業主夫になって、妻になる女性を支えてあげられると思うわよ。」

サキタマハニマル「じゃあ、僕と結婚してくれるの?」

チチブカネビメ「それとこれとは、話が別です。
はい。手当したわよ。これで大丈夫でしょ。」

サキタマハニマル「僕、絶対に、カネビメちゃんの良いお婿さんになってみせるよ!」

チチブカネビメ「はいはい。がんばってね。」


この後、サキタマハニマルとチチブカネビメは、ともに、出雲大社学宮(イズモタイシャマナビノミヤ)へ入学し、神武様達と出会うことになる。

神武様の軍師として神武十将軍の中心となるチチブカネビメ。
そのチチブカネビメを専業主夫として支えるサキタマハニマル。
この二人が夫婦となることは、神武征討記本編を知っている私達は、もう知っている・・・

神武征討記外伝
「弱くたっていいじゃない~ハニマル君とカネビメの出会い」



今後も、ぜひ、神武征討記( ・ω・)
よろしくお願いいたします。

歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?
弁護士 岡本卓大の描くかつて無いスペクタルドラマ!

神武征討記

アレテーを求めて~
今日もトコトコ( ・ω・)
にて、絶賛連載中


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