「参政党」支持の裏にある、不安と“新しい信仰”
「日本を奪還する!」という強いメッセージに心を動かされる人がいる。
参政党の支持の背景には、ただの政策論争を超えた、“物語”への共感があるのかもしれない。
不安の時代に、人は何を信じ、どこに救いを求めるのか――。
「日本を奪還する!」って、どういう意味?
この力強いスローガンに、胸が熱くなる人たちがいるんだよね。
もちろん、スローガンはどの政党にもある。でも参政党の場合はちょっと違う。「ほんとに日本が誰かに奪われてる」っていう感覚が、支持者の間ではリアルに共有されてるんだと思う。
じゃあ、彼らは何を「国と国民のメリット」として、この党に期待しているのか。ちょうどそれを問いかける投稿を見かけたので、リプライを眺めてみると、いくつか共通点が見えてくる。
参政党を支持してる人は、国と国民にどんなメリットがあると思って支持しているのですか?
— まき|脱スピで幸せになった人 #7月5日は脱スピの日 (@oyamada_maki) August 4, 2025
煽りではなく、本当にわからないので、ご教示いただきたいのです。
誰が聞いてもの納得できる回答できる支持者の方って存在するんですか?…
支持者が語る「参政党の魅力」って?
● 経済の立て直し
消費税の廃止や減税を通じて、国民の手元にお金を戻す。企業献金を受けない“クリーンな政治”を目指しているという声も多い。
● 外国人政策の見直し
「移民が多すぎる」「外国人が土地を買いすぎている」といった懸念から、日本人の暮らしや賃金を守る政策が必要だという立場。
● 国家の安全保障
スパイ防止法の制定や憲法改正を通じて、日本をもっと“守れる国”にしようという意識も強い。
党として打ち出してる内容と実際が合っているかどうか、現実的な話かどうかはさておき。
こうした主張の背景には、共通して「今の日本、ちょっとヤバいよね」という漠然とした不安が透けて見える。
そしてもうひとつ気になったのが、参政党の支持者の中に――もちろん全員じゃないけど――ディープステートとか、人口地震や人口津波、フラットアースみたいな説を信じている人たちが一定数いるってこと。
民間療法や政治系のデマっぽい話を、裏付けがあるかどうかに関係なく強く信じてるケースもあって、ぼくはちょっと引っかかったんだよね。
その「不安」、どこから来てるんだろう?
昔の人たちは、戦争や災害、理不尽な出来事に直面したとき、宗教に救いを求めていた。
宗教は、混沌とした現実に“意味”を与えてくれる物語だった。そこに安心があった。
でも現代の日本では、「宗教を信じる」こと自体が、ちょっと怪しまれるようになったよね。
オウム事件の記憶や新興宗教のトラブルもあって、「宗教=危ないもの」っていうバイアスも根強い。
その結果、人々が不安を抱えても、それを埋めてくれる“何か”が見つかりにくくなってる。
心の空白が、ぽっかりと残ったまま。
無宗教化する社会、信仰の「空洞化」は世界でも
こうした現象は、日本だけの話じゃない。
たとえばアメリカ。ピュー研究所(Pew Research Center)が2021年に発表した報告書によれば、アメリカの成人のうち約3割が無宗教者になっているんだ。
この調査では、「祈る頻度が減った」「宗教を重要と感じない人が増えている」といった変化も見られていて、信仰そのものが社会全体で揺らいでいることがわかる。
心の空白を埋めるもの、つまり、宗教が人の心の拠りどころにならなくなっているのは、日本に限った話じゃないんだ。
陰謀論は“現代の宗教”なのか?
アメリカの研究者も、この「心の空白」について分析しているんだよね。
NLMに掲載されているこの論文では、陰謀論が人々の心理的ニーズを3つの面で満たしていると分析している。
認識的欲求:「なぜこんなことが起こるのか」という疑問に、単純で明快な“答え”をくれる
実存的欲求:自分は無力ではなく、真実を知っているという感覚を与えてくれる
社会的欲求:同じ信念を持つ人たちとつながり、特別なコミュニティの一員になれる
これって、かつての宗教が提供していた心理的な役割にそっくりじゃない?
「信じたい物語」が先にあって、理屈はあとから
参政党を支持する人たちの主張の中には、たとえば「外国人による事件が増えている」とか「コロナワクチンで超過死亡が起きている」といった言説もあった。でも、これらは実際のデータに基づいて無かったり、現時点で科学的に証明されているわけではないよね。
とはいえ、信じている人にとっては「納得できる物語」であり、「公式が隠している真実」でもある。
既存のシステムに不信感を持つ人にとって、陰謀論は理屈よりも“しっくりくる説明”なんだと思う。
不安の時代、人は何を信じるのか
つまり、参政党の支持って単なる政策支持じゃなくて、「心の不安」を受け止めてくれるストーリーへの共感なのかもしれない。
それは、かつて宗教が果たしていた役割にとても近い。
政治が信仰の代わりになる時代。
ぼくたちは、正しさよりも「信じられる物語」に引き寄せられるようになっている。
そう考えると、今起きていることは単なる政党支持の話じゃない。
“新しい信仰”の誕生を、ぼくらは目の前で見ているのかもしれない。
あなたは、何を「信じる」?
ぼくたちは皆、多かれ少なかれ不安を抱えながら生きてる。
それをどう埋めるか、どこに安心を見出すかは、人それぞれ違う。
じゃあ、あなた自身はどうだろう?
不安を感じたとき、何を「信じる」ことで心を落ち着けてる?
もしよかったら、コメントであなたの考えを聞かせてほしいな。
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