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【言葉の力】心のゴミまで、持ち帰っていました

ある日の夜、

バッグの中を片づけていました。

財布。

ハンカチ。

読みかけの本。

使わなかったエコバッグ。

そして、

いつ入れたのか分からない

レシート。

一枚。

二枚。

三枚。

……多い(笑)。

「これは、いらない」

そう言いながら、

レシートを一枚ずつ捨てました。

すると、

バッグの中が

少しすっきりしました。

その時、ふと思ったんです。

私の心の中も、時々

こんなふうになっているなと。

誰かの不機嫌。
何気ない一言。
少し冷たかった返事。
その場に流れていた重たい空気。

一日が終わっても、

私はそれを全部、

家まで持ち帰っていました。

✅「何かしたかな」

✅「怒っていたのかな」

✅「あの言い方、まずかったかな」

家に帰っても考える。

お風呂に入っても考える。

布団に入ってからも、

もう一度、考える。

昼間の出来事なのに、

夜になると、再放送が始まります。

しかも、

頼んでいないのに何度も流れる(笑)。

以前の私は、

気になることを考え続けるのは、

真面目だからだと思っていました。

相手の気持ちを考えることは、

優しさだとも思っていました。

もちろん、

自分の言葉や行動を

振り返ることは大切です。

誰かを傷つけたなら、

気づくことも必要です。

謝ることも。

次はどうするか

考えることも大切です。

でも私は、いつの間にか、

自分のものではない感情まで、

持ち帰っていました。

☔相手が疲れていたこと。

☔相手に嫌なことがあったこと。

☔その人自身が
  抱えていた悩みや苛立ち。

それまで全部、

「私のせいかな?」

というバッグに入れて、

家まで持って帰っていたんです。

ずいぶん重たいバッグを、

毎日持っていたものです。

しかも、中身を確認せずに(笑)

ある時から、

気になることがあると、

自分にこう聞くようになりました。

「これは、誰の荷物だろう?」


私が言った言葉。

私がしたこと。

私が選んだ行動。

それは、私の荷物です。

必要なら、きちんと向き合う。

振り返る。

謝る。

そして、

次はどうするか考える。

でも、

相手の機嫌。
相手の感情。
相手が抱えている問題。

それは、

相手の荷物かもしれません。

私が勝手に持ち帰らなくても、

いいんですよね。

そう気づいてから、

私は心の中でも、少しずつ

仕分けをするようになりました。

✅「これは、私のもの」

✅「これは、違うかもしれない」

✅「これは今、考えても分からない」

一つずつ、

心の中で分けてみます。

すると、

不思議なことに、

心の中が少し広くなりました。

気づけば私は、

誰かの感情を置くために、

自分の心の居場所まで

狭くしていたのかもしれません。

私は長い間、

人を思いやることと、

人の感情を背負うことを、

同じだと思っていました。

でも、違ったんですね。

相手を思いやることは、

相手を大切にすること。

相手の感情を、

すべて自分の責任として

抱えることではありません。

そして、

自分の心を守ることは、

冷たいことでも

わがままでもありません。

私は、

世界にたった一人の大切な存在。

そして、

目の前の人も、

同じように大切な存在です。

だからこそ、

相手の人生まで私が背負わない。

そして、

自分の人生を人に背負わせない。

自分の荷物は、自分で持つ。

でも、重たい時には、

「少し助けて」と言ってもいい。

私は、

そんな関係こそが、

本当の意味で

お互いを尊重することなのかも

しれないと思っています。

言葉には、

心の中を整理する力があります。

「私が悪いのかな」

と繰り返す代わりに、

「これは、誰の荷物だろう?」

そう問いかけてみる。

たった一つ、

自分への言葉を変えるだけで、

心の中に散らばっていた出来事を、

少しずつ

仕分けられることがあります。

全部、持ち帰らなくていい。

全部、自分のせいにしなくていい。

心の中も時々、

片づける時間が

必要なのだと思います。


私は今日も、

バッグの中にたまった

レシートを捨てます。

そして、

心の中にも聞いてみます。

「何か、いらないものまで
 入っていませんか?」


バッグも心も、油断すると、

いろいろたまりますからね(笑)。


🍀小さな知識

心理学では、

自分と他者の感情や責任を

区別するための境界を、

「バウンダリー」

と表現することがあります。

相手の気持ちに寄り添うことと、

相手の感情を

自分の責任として背負うことは、

同じではありません。

「これは、誰の感情だろう」

「私にできることは何だろう」

そう立ち止まって考えることは、

自分と相手の両方を

尊重するための、

一つの視点になります。

相手を大切にしながら、

自分の心も大切にする。

そのためには、心の荷物を時々、

仕分けることも

必要なのかもしれません。

🎁今日の小さな問い🎁

あなたは今日、

本当は持ち帰らなくてもよかった

誰かの言葉や機嫌を、

心の中に入れていませんか?

もし一つだけ、

心のバッグから外へ出せるとしたら、

どんな荷物を

そっと下ろしたいですか?

詳しく書かなくても大丈夫です。

「今日は、この荷物を下ろします」

そんな一言だけでも、

コメントで教えていただけたら

嬉しいです。

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
初めて読んでくださった方へ。

私は、「言葉で心を整える」をテーマに、

毎日noteを書いています。

そして、

何気ない毎日の中にある
小さな出来事を、
人生の見方が
少し変わる言葉へ。

ありのままの今日を受け止めて、
明日へつなげる。

そんな想いで、

日々の出来事を綴っています。

よろしければ、プロフィールも

のぞいていただけたら嬉しいです
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