社会に巣食う闇、ホラーミステリー_闇祓/辻村深月
のこのこbeer🍻です。
今回は大好きな作家さん「辻村深月」さんが書いた、初の本格ホラーミステリー長編です。
いつもの辻村深月さんとはちょっと違ったテイストを楽しんでいただけると嬉しいです。
これから本を読む方も既に読んだ方も見ていただけると幸いです。
以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『闇祓 / 辻村深月』
作者
辻村深月さん
生年月日:1980年2月29日
出生地:山梨県
最終学歴:千葉大学文学部卒業
主な受賞歴:
2011年 『ツナグ』 第32回吉川英治文学新人賞
2012年 『鍵のない夢を見る』 第147回直木三十五賞
2018年 『かがみの孤城』 第15回本屋大賞
概要
単行本発売日:2021年10月29日
文庫本発売日:2024年6月13日
出版社:KADOKAWA
物語のあらすじ
あいつらが来ると、人が死ぬ。
転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。
背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。
優等生の澪は、クラスになじめない要に気を遣ってこわごわ話しかけ徐々に距離を縮めるものの、唐突に返ってきた要のリアクションは「今日、家に行っていい?」だった――。
この転校生は何かがおかしい。身の危険を感じた澪は憧れの先輩、神原一太に助けを求めるが――。
学校で、会社で、団地で、身の周りにいるちょっとおかしな人。
みんなの調子を狂わせるような、人の心に悪意を吹き込むような。
それはひょっとしたら「闇ハラ=闇ハラスメント」かもしれない。
「あの一家」が来ると、みんながおかしくなり、人が死ぬ。
だから、闇は「祓わなくては」ならない――。
辻村深月が満を持して解き放つ、本格長編ホラーミステリー!
感想
独特な世界観と雰囲気が怖い作品です。
ですが、辻村深月さんらしい、どこか現実と非現実が曖昧な、静かで少し不穏な雰囲気が魅力的です。
複数の視点から語られる物語が複雑に絡み合い、読み進めるうちに物語に引き込まれていきます。
ただのホラーやミステリーではなく、現代社会が抱える問題や人間の心の闇に触れるようなテーマを感じる場面も多々あります。
ホラー要素はありますが、人間の内面を描くことに重点が置かれていると感じる部分もあります。さすがは辻村深月さん作品。
多感な高校生の時期を思い出す描写もあり、「確かにそうだよな」と共感する部分もあります。
ミステリー要素もあり、謎解きの部分もしっかりしているので、ホラーミステリーが好きな方には是非とも読んで欲しい作品です。
最後に
辻村深月さんの作品は感動するものやどんでん返し要素を含んだ作品もありますが、こういった闇を感じる作品もあります。
ホラーではないものの、陰鬱な気分になった作品を思い出したので、一つ紹介させていただきます。
ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった――。
ある日、学校で起きた陰惨な事件。
ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。
彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。
チャンスは本当に1度だけ。
これはぼくの闘いだ。
良い作品なので、興味がある方は是非とも読んでみてください。
また、辻村深月さんの作品に関する記事は過去にも書いているのでそちらも併せて読んでいただけると嬉しいです。
沢山オススメの作品がありますので、これからも記事にしていきたいと思います。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました!!
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