とっても切ないミステリー小説_希望の糸/東野圭吾
今回はとっても切ないミステリー小説の紹介です。
東野圭吾さんの作品にも切ない小説はいっぱいありますがその中でも印象深い作品を紹介させていただきます。
またこちらの作品は東野圭吾さん作品の中の「加賀恭一郎シリーズ」のスピンオフ的な位置付けの作品としても有名です。
「加賀恭一郎シリーズ」については別の記事で触れていますのでそちらを先にご覧ください。
これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。
以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『希望の糸 / 東野圭吾』
作者
東野 圭吾さん
生年月日:1958年2月4日
出生地:大阪府大阪市生まれ
最終学歴:大阪府立大学工学部電気工学科卒業
主な受賞歴:
第31回江戸川乱歩賞(『放課後』)
第52回日本推理作家協会賞(『秘密』)
第134回直木賞(『容疑者Xの献身』)
第6回中央公論文芸賞(『ナミヤ雑貨店の奇蹟』)
第26回柴田錬三郎賞(『危険なビーナス』)
他、多数の作品で沢山の賞を受賞
概要
単行本発売日:2019年7月5日
文庫本発売日:2022年7月15日
出版社:講談社
主な受賞歴:特に文学賞は受賞していませんが、発売直後から重版が続くベストセラーとなり、読者からの高評価を受けています。
物語のあらすじ
小さな喫茶店を営む女性が殺された。
加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。
彼女の不可解な行動を調べると、ある少女の存在が浮上する。
一方、金沢で一人の男性が息を引き取ろうとしていた。
彼の遺言書には意外な人物の名前があった。
彼女や彼が追い求めた希望とは何だったのか。
感想
一見するとただの殺人事件ですが、物語が進むに連れて複雑に絡む過去の出来事が見えてくる、東野圭吾さんらしい作品と言った印象を受けました。
ミステリー要素に加えて、人間ドラマとして胸に迫るものがあります。
特に、被害者の女性の謎めいた行動の背景にあった“つながり”や、金沢で死を迎えようとする男性の”遺言”が物語に静かな波紋を与え、それが最後まで広がっていく展開に本を読む手が止まりませんでした。
冒頭でも書きましたが、こちらの作品は「加賀恭一郎シリーズ」のスピンオフ的な作品ですので、先に「加賀恭一郎シリーズ」を読んだ方が良いと思います。
タイトルまでの伏線回収を含めて、絶対に読んで欲しい作品です!!
加賀恭一郎シリーズ
加賀恭一郎シリーズは、東野圭吾さんによる人気の警察ミステリーシリーズで、刑事・加賀恭一郎を主人公とした作品群です。
ドラマでは『新参者』として、阿部寛さん主演でTBSの日曜劇場枠で放送されました。
(放送期間:2010年4月18日~6月20日、全10話)
特別ドラマや映画でも関連作品が多く放映されています。
今回は出版順のみ以下に羅列させていただきます。
出版順(発売された順)
卒業 - 雪月花殺人ゲーム(1986年)
眠りの森(1989年)
どちらかが彼女を殺した(1996年)
悪意(1996年)
私が彼を殺した(1999年)
嘘をもうひとつだけ(短編集)(2000年)
赤い指(2006年)
新参者(2009年)
麒麟の翼(2011年)
祈りの幕が下りる時(2013年)
※補足:
「希望の糸」は加賀シリーズ本編には分類されていませんが、松宮修平刑事が登場するスピンオフ的な位置づけです。

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