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【第422回】 Agentforce : Agentforce for X での無料課金ユーザーの権限設定

Agentforce の Summer ’25 新機能リリース により、特定の Agentforce アドオンを利用している場合、社内ユーザーがユーザー起点で Agentforce を利用しても、生成 AI クレジット(Flex Credit)を消費することなく AI 機能を利用できるようになりました。

※ システム起点で動いた(例:外部システムからLLMをコールするなど)場合は無課金の対象外です。あくまでユーザー起点で利用した場合のみです。

利用対象

  • 標準(OOTB)で提供されている生成 AI 機能の実行

  • プロンプトビルダーで作成したプロンプトテンプレートの実行


対象 アドオン

この仕組みは、以下の Agentforce エディション と Agentforce アドオンで提供されています。

  • Agentforce 1 Editions

  • Agentforce for Automotive

  • Agentforce for Communications

  • Agentforce for Consumer Goods

  • Agentforce for Education

  • Agentforce for Energy and Utilities

  • Agentforce for Field Service

  • Agentforce for Financial Services

  • Agentforce for Health

  • Agentforce for Life Sciences

  • Agentforce for Manufacturing

  • Agentforce for Media

  • Agentforce for Net Zero

  • Agentforce for Nonprofits

  • Agentforce for Public Sector

  • Agentforce for Sales

  • Agentforce for Service

注意:Agentforce for Marketing は、現時点では対応していません。

最近、以下のような理由により、
意図しない Flex Credit の消費が発生するケースが増加しているとして、Salesforce から注意喚起が出ています。

  • ユーザーライセンスはあるが

  • 権限セットライセンスの付与漏れ

  • システム権限の設定漏れ

これらが原因で、本来は「無制限」で使えるはずの 社内 AI 利用が課金対象になってしまう ケースが発生しているようです。


設定が必要な背景

  • Unmetered User-Based AI 権限セットライセンスが利用できる環境が前提

  • 社内向け AI 利用(ユーザーコンテキストでの Agentforce 利用)は「無制限」 に利用できます

  • ただしこれは 自動で有効になるわけではありません

正しい権限設定がされていない場合、社内利用であっても Flex Credit が消費されますので注意してください


問題の本質:Unlimited User 設定漏れ

「Unlimited User」と呼ばれる設定は、正式には以下を指します。

測定されていないユーザーベースの AI 権限
("Unmetered User-Based AI" 権限セット)

この設定がされていないユーザーが Agentforce を利用すると、

  • 社内利用であっても

  • ユーザーコンテキストであっても

Flex Credit の測定対象になります。


必須となる 2 つの設定手順

Unlimited(Unmetered)として扱うには、両方の設定が必要です。
⚠️ どちらか一方だけでは不十分です。

① 各社内ユーザーへの権限セットライセンスの付与

  • Unmetered User-Based AI PSL

② 各社内ユーザーへのシステム権限の付与

  • 無制限のユーザーベースの AI(日本語名)

  • Unmetered User Based AI(英語名)

注意:システム権限は Einstein 設定 が有効化しないと表示されません。

それぞれの詳細な設定手順は、以下のヘルプを確認してください。


Digital Wallet との関係

  • Unlimited 設定が漏れているユーザーによる消費も
    👉 Digital Wallet ではカウントされてしまう(→ 課金対象)

  • そのため、Digital Wallet を監視していれば 異常 には気づける
    👉 ただし、気づいた時にはすでに消費が発生している点に注意


まとめ:必ずやるべきチェックリスト

  • ✅ Unmetered User-Based AI 権限セットライセンスが付与されているか

  • ✅ 無制限のユーザーベースの AI システム権限が付与されているか

  • Digital Wallet を定期的に監視しているか


いかがでしたでしょうか。

今後、将来的にはこの Unmetered User-Based AI 権限セットライセンスを利用するアカウントが増えてくると思いますので、ぜひ設定漏れの無いよう注意しましょう。まだ設定できていない場合は、一度ユーザーの権限の有無を確認した方がよいと思います。

今回は以上です。


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