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【第300回】 Marketing Cloud Next : 同意なしで外部 Web サイトを追跡

Marketing Cloud Next Growth & Advanced Edition では、ランディングページや外部 Web サイトにおける訪問者のアクティビティやエンゲージメントをトラッキングすることができます。

Web トラッキングの分類

Web トラッキングは、大きく 同意バナーの有無トラッキング対象のページ種別 によって、次の 4 つのパターン に分類されます。

・ ✖️「同意バナーあり」で Marketing Cloud ランディングページを追跡
✖️「同意バナーなし」で Marketing Cloud ランディングページを追跡
✖️「同意バナーあり」で 外部 Web サイトを追跡
「同意バナーなし」で 外部 Web サイトを追跡

本記事では、訪問者から同意を取得せずに行動をトラッキングする方法、つまり

  • 「同意バナーなし」で 外部 Web サイトを追跡するケース

に焦点を当てて解説します。


Cookie と同意について

Marketing Cloud Next では、ランディングページの訪問者を識別し、その行動を追跡するために Cookie を利用します。

一部の国や地域(例:GDPR が適用される地域)では、Cookie を使用したトラッキングを行う前に、訪問者からの 事前同意(Consent) を取得することが法的に義務付けられています。

一方、日本では現時点では Cookie 取得に関する 事前同意は必須ではありません。ただし、プライバシー保護の観点から、同意バナーを設置してユーザーに通知する運用が推奨されるケースもあります。


重要:Winter '26 の新機能リリースによる変更のお知らせ

Winter '26(2025 年 10 月中旬)より前に、外部トラッキングを設定している場合、設定を一からやり直してください
Winter '26 以前に構成された外部トラッキングは、最新の機能アップデートに対応しておらず、今後正しく動作しなくなります


トラッキング可能な行動

Web トラッキングを有効化することで、外部 Web サイト上での、以下の行動がトラッキング可能になります。

  • ページビュー

  • リンククリック

  • ボタンクリック

  • フォームの送信

注意点

外部 Web サイトのトラッキングでは、Marketing Cloud のランディングページをトラッキングする場合とは取得できる情報が異なります。

例えば、以下のような情報は取得されません。

  • page-scroll-to-bottom のイベント情報

  • クリックしたリンクの TEXTURL などの詳細情報

また、訪問者の OS やブラウザに関する一部の情報DLO(Data Lake Object)上では確認できますが、Website Engagement DMO には自動でマッピングされません。

  • これらの情報を DMO で利用したい場合は、必要に応じて手動でマッピングを設定してください。


同意なしトラッキングを有効にする手順

「同意バナーなし」で 外部 Web サイトを追跡するための手順は、次の通りです。

  1. 追跡への同意が必要の無効化

  2. Web サイトコネクタの作成

  3. 埋め込みコードの作成

  4. 外部 Web サイトに埋め込みコードの追加


設定手順

1. 「設定」で「Web 追跡」を検索し、「同意バナー」を選択し、同意バナーが必要を「オフ」にします。

2. 続いて、「設定」で「Web サイトコネクタ」を選択し、「新規」をクリックします。

3. 「コネクタ名」を決めて、作成をクリックします。

4. これにより、Web サイトコネクタが、瞬時に作成されます。

*******************

Spring '26 の新機能リリースによって、
これまで手動でインストールする必要があった

データストリーム

  • Web Tracking-identity(人データ)

  • Web Tracking-Behavioral Events(行動データ)

  • MarketingStreamingAppConfig_Home(キャンペーンとの関連付け)

は、Web サイトコネクタ作成時に、
自動的にインストールされるようになりました。

また、同じく Spring '26 新機能リリースにより、
同一の Web コネクタを複数のキャンペーンで再利用できるようになったため、キャンペーンごとに新しいコネクタを作成する必要がなくなりました。

*******************

5. 続いて、埋め込みコードを作成します。コネクタ作成時に、新たに表示される埋め込みコードセクションで「新規」をクリックします。

6. 「埋め込みコード名」を決めて、キャンペーンを関連付けて、同意バナー設定として「同意あり」を有効化 して、設定を完了します。

7. 「埋め込みコード」が作成されました。リンクをクリックします。

8. 画面に「埋め込みコード」が表示されるので、コピーします。

9. 今回の記事では、外部 Web サイトとして Marketing Cloud Engagement の Cloudpages に、同意バナーを設定します。ページの編集画面を開いて、「Code View」を選択します。

10. Head タグ内に、コピーしたコードを埋め込みます。

11. 次に、同意バナーを利用しない場合は、埋め込みコードの後に以下のコードスニペットを埋め込みます。

<script>
        const consent = {
            provider: "Salesforce Marketing Cloud",
            purpose: "Tracking",
            status: "Opt In"
        };

        SalesforceInteractions.init({
            consents: [consent],
        }).then(() => {
            SalesforceInteractions.initSitemap({ pageTypes: [] });
        });
</script>

12. 最後に、Cloudpages を公開します。

設定としては、以上です。


いかがでしたでしょうか。

これらのデータを活用することで、ターゲットをより精緻に絞り込んだセグメントを作成し、マーケティング戦略の最適化を図ることができます。

セグメンテーション例

  1. 直近 30 日以内に 10 回以上アクセスした顧客
    (例:高い関心を示している顧客)

  2. 今週更新された製品価格表ページの URL を閲覧した顧客
    (例:価格に関心を持つ可能性が高い顧客)

  3. 直近 30 日以内に 5 回以上 Web アクセスしている顧客
    (例:フォローアップが必要な潜在顧客)

  4. 過去に競合に負けた商談のユーザーで、直近 30 日以内に同種サービスの紹介ページを閲覧した顧客
    (例:再アプローチのチャンスがある顧客)

この Web 設定を行うと、匿名ユーザー(Anonymous User)のプロファイルが大量に作成される場合があります。

匿名ユーザーを対象外としたい場合は、データスペースフィルターで対象のプロファイルソースに isAnonymous NOT EQUALS 1 を設定してください。これにより、匿名ユーザーのプロファイルを除外した状態でデータを利用できます。

今回は以上です。


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