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真理を追い続ける覚悟

『チ。―地球の運動について
       ―』第4巻
「天動説」の大家・ピャスト
伯から研究を託されたバデー
ニが、修道院の目を離れて「
地動説」証明にさらに没頭し
           ます。
一方、オクジーはこれまでの
体験を物語として執筆し、知
の火を絶やさぬよう奮闘して
          います。
それぞれが希望を胸に行動す
る中、異端審問官ノヴァクの
登場など、圧倒的な絶望が静
  かに彼らへ忍び寄ります。
バデーニは、オクジーが持っ
ていたネックレスをきっかけ
 に地動説を完成させるものの、
研究が発覚すれば資料は焼か
 れ命も危険に晒されるという、
知を追う者たちの過酷な現実
       が描かれます。
また、科学と信仰の違い、そ
 して「批判を受け入れる姿勢」
という現代科学の根本的な精
  神にも触れられています。


チ。―地球の運動について―(4)
(ビッグコミックス)
魚豊 (著)


どれだけ絶望すれば、人は救
われるのか? 「天動説」の大
家・ピャスト伯から研究を託
されたバデーニは、「地動説
」証明へとさらに没頭する。
一方、オクジーは一連の体験
を物語として執筆し続けた。
それぞれが希望を胸に行動す
る中、圧倒的絶望が音も立て
ずに彼らの元へと忍び寄るー
ーー 眼を塞げ、耳を塞げ、凡
         庸であれ。
それこそが知性に対抗する唯
        一の手段だ。

チ。―地球の運動について―(4)
(ビッグコミックス)
魚豊 (著)
Amazonより

この4巻を読んで、希望が見
えかけた矢先に再び襲いかか
る絶望の重さに胸が締め付け
        られました。
バデーニが地動説の証明に没
頭する姿は、科学者の孤独と
 情熱をリアルに感じさせます。
一方で、オクジーが自らの体
験を文字に起こし続けること
で、希望を繋ごうとする努力
      が印象的でした。

特に心に残ったのは、科学と
信仰の葛藤、そして「批判を
受け入れ、未解決の波間に揺
れ動く覚悟こそが科学だ」と
       いう描写です。
これは単なる歴史劇を超え、
現代にも通じる知的探求の本
   質を鋭く描いています。

「眼を塞げ、耳を塞げ、凡庸
 であれ」という社会の圧力は、
真実を追う者にとってどれほ
        どの試練か。
私もこの物語を通じて、知る
ことの困難さと、それでもな
お進む覚悟の尊さを改めて考
    えさせられました。

バデーニらしいな!と思った言葉

「人間は“信じる”ことをやめ
    られない生き物だ。
ならばせめて、“自分で選んだ
 もの”を信じて生きたい。」

– バデーニ

このセリフは現代にも通じる
普遍的なテーマ「思考の自由」
「選択の自由」「個人の尊厳」を
 浮き彫りにする名言として、
   こころに刺さりました。

まとめ

『チ。―地球の運動について
―』4巻は、科学的真理の探
求がいかに過酷な闘いである
かを描きつつ、希望と絶望の
狭間で揺れる人間ドラマが深
    く胸に響く作品です。
私はこの巻を読み、知性に対
する社会の抵抗や科学の泥臭
い探求過程をリアルに感じ、
改めて「真理を追い続ける覚
悟」の重みを実感しました。
歴史と科学、そして人間の意
志が交錯するこの物語は、知
的好奇心と感情の両方を満た
 してくれる、必読の漫画です。

Kindle版

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❤️になってきた。より

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