美味しいご飯は、心に小さな灯りをともす。
『菜の花食堂のささやかなイベント簿 木曜日のカフェタイム』
人気シリーズの第5弾で、東京・武蔵野の小さな食堂「菜の花食堂」とその料理教室を舞台にした日常です。
オーナーであり料理教室の先生の靖子先生が、とびきりの料理を作りつつ、食堂に訪れる人や地域の人々の何気ない秘密や悩みを見抜いて優しく癒していきます。
菜の花食堂のささやかなイベント簿
木曜日のカフェタイム
碧野圭 (著)
「あの、ランチが終わったら、ちょっと話を聞いてもらってもいいですか?」
おいしいくて新鮮な野菜たっぷりの料理が評判の菜の花食堂は、"地元の逸品"に選ばれた瓶詰や予約制のディナーも評判の人気店。
オーナーの靖子先生は今日もおいしい料理を作りながら、誰かが抱えた秘密を見抜いて心配ごとでいっぱいの気持ちを癒してくれる──。
食べ物屋さんのご主人がお弁当を買いに来るのはなぜ?
頻発する空き巣事件に目撃者がいない理由は?
小さな食堂と料理教室を舞台に『書店ガール』の著者が描き出す、やさしくてほろ苦い日常ミステリー、待望の第五弾!
木曜日のカフェタイム
碧野圭(著)
✻登場人物✻
下河辺靖子(しもかわべやすこ)
菜の花食堂のオーナーであり、料理教室の先生。 人の秘密や悩みを見抜く鋭い観察眼と優しさを持ち、物語の中心となる存在12。館林優希(たてばやしゆうき)
食堂のスタッフとして働く若い女性。 シリーズを通して彼女の成長や恋愛模様にも重点を置かれており、本巻でも重要な役割を担っております。和泉香奈(いずみかな)
食堂のシェフ見習い。若さと熱意で食堂を支えます。川島さん
食堂のバイトや客として登場。最終話で優希への告白シーンが大きなポイントとなっています。奏太(そうた)くん
今回の物語の中心となる小学生。 彼の視点や出来事が本作の展開を彩ります。その他
地域の食べ物屋のご主人、食堂や料理教室の常連客など、日常に寄り添う脇役たちも多数登場し、食堂の温かな雰囲気を作っています。
◆あらすじ◆
今回の物語では、駅前フェスティバルの2日間限定イベントで菜の花食堂がお弁当を出店し、そのお弁当を買いに食べ物屋さんのご主人が来店するエピソードがあります。
また、近隣で頻繁に発生する空き巣イベントの謎や、目撃者がいない理由も描かれています。
物語は「書店ガール」の著者・碧野圭によるハートフルな短時間で、食べ物の描写も豊か。
美味しい料理の温かさに包まれながら、登場人物たちの心の機微やイベント解決を助けます。
オーナーの下河辺靖子、食堂スタッフの館林優希、シェフ見習いの和泉香奈、バイトの川島さん、小学生の奏太くんなどがおり、彼らを中心に日常のささやかなイベントが展開します。
全体に、料理が持つ「人をつなぐ力」と「癒し」のテーマが色濃く、優しくほろ苦い日常。
◉心に残った言葉◉
「おいしいご飯は、心に小さな灯りをともしてくれる。」
この一言は、菜の花食堂の温かい料理が、食べる人の心にそっと寄り添い、日々の悩みや疲れを優しく包んでくれるという物語全体の雰囲気を端的に表しています。
◆感想◆
食堂を切り盛りする、靖子は、今日も新鮮な野菜で料理を作りながら、お客さまやスタッフのちょっとした悩みにそっと耳を傾けます。
「あの、ランチが終わったら、話を聞いてもらってもいいですか?」 そんな言葉に込められた小さなSOSを、料理と一緒にそっと思って……それが靖子の日常の幸せです。
お弁当を買いにくる食べ物屋さんのご主人や、空き巣イベントが続く町の謎。
どれも「なぜ?」と思っても、お店や料理教室の仲間たちと一緒なら、一瞬気が向いて——「美味しいご飯は、心に小さな灯りをともしてくれて」 そんな一言通り、食べている人の距離をそっと縮めてくれる瞬間に何度もほっこりさせられました。
菜の花食堂の温もりや、登場人物たちのささやかな成長とやさしさが、私自身にも「今日も誰かの話をじっくり聞きながらご飯を作りたいな」と思わせてくれます。
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自己紹介
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