謎解きの味わい
「菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日」
優希が通っている小さな料理教室「菜の花食堂」を舞台にしています。 靖子先生はこの料理教室のオーナーで、料理の腕前はもちろん、小さな謎や心の悩みを優しく解決してくれる「ミス日本の・マープル」とも呼ばれる存在です。
読んでいるとズッキーニやきゅうりの料理が出来上がり、心もお腹も満たされる、ほっこりした気持ちになれる一冊です。
日常の中にある小さな謎と、心に寄り添う優しい物語が織りなす、シリーズの第二弾です。
菜の花食堂のささやかな事件簿
きゅうりには絶好の日
碧野圭 (著)
「このあたりでは評判らしいですよ。ちょっとしたヒントから真実を見抜く、日本のミス・マープルだって」
グルメサイトには載っていない、だけどとっても美味しいと評判の菜の花食堂の料理教室で靖子先生が教えてくれるのは、ささやかな謎と悩みの答え、そしてやっぱり美味しいレシピ。
いつも駐車場に停まっている赤い自転車の持ち主は誰?
野外マルシェでご飯抜きのドライカレーが大人気になったのはなぜ?
小さな料理教室を舞台に『書店ガール』の著者が描き出す、あたたかくてほろ苦い大人気日常ミステリー、第二弾!
きゅうりには絶好の日
碧野圭 (著)
Amazonより
✻登場人物✻
靖子先生
菜の花食堂のオーナーであり、料理教室の先生。鋭い洞察力を持ち、小さな謎解きが得意な「日本のミス・マープル」とも呼ばれます。差し出しがましくなく、相手やタイミングを大切にしながら、人々の悩みや謎を優しく解きほぐしていきます。優希
料理教室の助手を務める女性。派遣社員として働いていますが、料理は得意ではありません。料理教室の仲間たちとの関わりや日常の小さな謎、成長していきます。料理教室の生徒たち単独
OL、幼稚園児のいるママ、料理上手な専業主婦、やがて料理を始めた高齢男性など、多様な背景や事情を持つ常連が登場し、それぞれがゆっくり問題や過去が物語に懐かしさが加わります。その他の人物
赤い自転車の持ち主の謎や、料理教室の周辺の人々がエピソードに絡み、物語の謎解きや人間ドラマを彩ります。
◆読むポイントまとめ◆
靖子先生の鋭い洞察力が日常のささやかな謎を優しく解きほぐしていく魅力です。 私は「ちょっとしたヒントから真実を見抜け、日本のミス・マープル」という言葉があるように、靖子先生が差し出がましくなく、適切なタイミングで誰かの悩みや謎を解く姿勢に心を動かされました。
また、物語には「いつも駐車場に来ている赤い自転車の持ち主は誰?」や「野外マルシェでなぜご飯抜きのドライカレーが人気なのか」といった小さな謎があり、それらが料理や人間関係と密接に関わっているので、読んでいるうちに自分も料理をしたように、心温まるを感じました。
さらに、登場人物たちのそれぞれの過去や悩みが丁寧に描かれていて、料理教室という温かな場所で人と人との絆や成長が描かれているところにも共感しました。
◉心に一番残った言葉◉
「ちょっとしたヒントから真実を見抜く、日本のミス・マープルだって」
靖子先生のさりげない観察力や包み込むような優しさが、彼女をただの料理上手な女将さんではなく、日常の小さな謎をさりげなくほぐしてくれる名探偵みたいに感じます。
◆感想まとめ◆
シリーズ第二弾となる本作では、おいしいレシピや野菜の知恵がゆっくり楽しめるのはもちろん、赤い自転車の謎やドライカレーが目立たずご飯抜きで人気になった理由など、肩ひじ張らないながらもペイントな日常の「謎解き」が展開されます。どの謎も料理がきっかけになっていて、素朴な温かさや登場人物たちの成長がじんわり伝わっていきます。 特に、「先生は差し出しがましく口を挟むわけでもなく、伝える人とタイミングを大事にしている」 姿勢に、料理同様、人生のささやかなレシピを感じました。
読んでいると本当にお腹が空いてきて、ズッキーニやきゅうりの料理を自分も作ってみた。 優しさと人間情緒、そしてちょっとした謎解きの味わいがクセになる一冊です。
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自己紹介
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