才能は祝福か、呪いか
「ひゃくえむ。3」
アメフト部との運命のリレー
を目前に、陸上部の葛藤が激
しく交錯する。
かつて全国1位に輝きながら、
不登校となった陸上部部長
・仁神。
そのもとに再び集った仲間た
ちが挑むのは、金賞も記録も
残らない、ただ“尊厳”だけを
懸けた戦いだった。
仁神が語るのは、才能に翻弄
され、誰にも言えなかった孤
独と、失われた「熱」への渇
望。
走ることの意味とは何か。
才能とは祝福なのか、それと
も呪いなのか。
誰もが答えを持たないまま、
それでも彼らは前を向き、走
り出す。
運命の号砲が鳴り響く瞬間、
胸の奥底に眠っていた情熱が
再び燃え上がる。
勝ち負けを超えた、魂を賭け
た走りが、きっとあなたの心
を震わせる。
ひゃくえむ。3
魚豊 (著)
取材も、記録も、賞金もない。
懸けるのはただ、尊厳だけ。
アメフト部との決戦(リレー)
のため、不登校となった“元全
国1位”の陸上部部長・仁神の
下を訪れた一同。
そこで語られたのは、“才能”
に翻弄された、壮絶な過去だ
った。
仁神は再び、“熱”を取り戻す
のか?
運命の号砲が、鳴ろうとして
いる──。
魚豊 (著)
Amazonより
『ひゃくえむ。3』を読んで
最も心を揺さぶられたのは、
「走る理由」の純粋さです。
仁神が「尊厳のためだけに走
る」と宣言するシーンでは、
背筋が震えるほどの衝撃を受
けました。
勝利や報酬ではなく、自分自
身を証明するための走り――
その覚悟が、スポーツ漫画の
常識を超えた深みを生んでい
ます。
特に印象的だったのは、仁神
の過去の描写です。
才能ゆえに孤独を強いられ、
周囲とのズレに苦しむ姿は、
現代の「評価社会」に生きる
私たちにも通じるテーマでし
た。
彼が再び「熱」を取り戻す過
程で、”「才能は祝福か、呪い
か」”という問いが浮かび上が
ります。
自分を貫くことの難しさと美
しさが、アメフト部とのリレ
ーという形で爆発的に表現さ
れていました。
また、陸上部の仲間たちの結
束も見どころです。
記録に残らない戦いだからこ
そ、彼らのひたむきさが輝き
ます。
”「勝つためではなく、自分た
ちの存在を賭けて走る」”とい
う姿勢に、思わず「リスペクト
したくなる」と共感せずには
いられませんでした。
まとめ
『ひゃくえむ。3』は、スポ
ーツ漫画の枠を超えた「人間
讃歌」です。
仁神の苦悩と再生、仲間との
絆、そして尊厳をかけた走り
が、読む者に「何のために生
きるのか」という根源的な問
いを投げかけます。
勝利や記録よりも大切なもの
があると気付かせてくれる一
冊。
スポーツに打ち込む人だけで
なく、自分らしさを見失いが
ちな現代人にこそ読んでほし
い作品です。
Kindle版

2025年9月19日
映画公開『ひゃくえむ。』
「たった100メートルが、人生
を大きく変える。」
今、誰もが共感する奇跡の物
語が映画に。
………………
自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より
#私の本棚
#本
#読書
#勝手にオススメ本
#朝のルーティーン
#魚豊
#ひゃくえむ3
