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🎹【中1ピティナD級・スタート編第2話】1小節ずつ、身体に刻め。娘の譜読み作戦、始動。

課題曲が決まりました。
さあ、戦争です。


🎹ピティナコンペ、それぞれの戦い方



ピティナ・ピアノコンペティションに挑む子たちの目標は、一人ひとり違います。

全国大会入賞を目指す子。全国大会出場を目指す子。

そのレベルの子たちは、本選通過・全国大会で4曲を弾くことを見据えて、日々の練習計画を立てていることでしょう。

受験日程や会場まで、緻密に計算した作戦で臨んでいます。

まさに、チェスのように先を読む戦い。

では、娘の目標は何か。

シンプルです。

課題曲4曲を、自分にとってベストな演奏で、審査員の先生に聴いていただくこと。

そのためにまず、予選を通過する。

本選曲もきちんと仕上げて臨む。

地味に見えて、難しい。

どの世界でも、「やるべきことを最後までやり切る」ことが一番難しいのかもしれません。

なぜそう言い切れるか。

娘には、苦い過去があるからです。


🙀小5の「まぐれ通過」事件、勃発

時は遡ること2年前。小学5年生の初夏。

2回目の挑戦で、娘は初めて、ピティナの予選を通過しました。

本人も母も、驚愕しました。

正直、間違いなく、まぐれだと思いました。 

★まぐれの予選追加はこちら
↓↓↓


でも結果は結果。
本選への切符が、手の中にありました。

問題はここからです。

本選曲を、ほぼ練習していなかった。💦

「予選通過するとは思っていなかったので」という、なんとも清々しい言い訳とともに、娘は慌てて本選曲の練習を開始。

結果、未完成のまま本選のステージへ。

どうなったか。

緊張のあまり暴走事故発生💦

★暴走事故となった始めての本選の様子
↓↓↓


母と娘の心に刻まれた教訓はただ一つ。

「🔥まぐれを想定しない練習計画は、まぐれが起きた瞬間に崩壊する。🔥」

🗒️苦い経験から生まれた作戦


あの痛い経験を経て、去年から娘の戦い方が変わりました。

今年も同じ作戦で臨みます。

🎹4月末まで:4曲暗譜、最低限人前で通して弾ける状態に

🎹5月:ピティナステップに4曲で出場

ここで少し説明を。

「ピティナステップ」とは、コンクールではなく、アドバイザーの先生に演奏を聴いていただき講評をもらえる、ピティナ主催の演奏体験の場です。

審査される緊張感の中で弾き、プロの耳から直接フィードバックをもらえる。

本番前の最高の「練習試合」です。

5月は4曲全てを持ち込み、アドバイザーの講評をもらいます。

5月のピティナステップが終わったら、練習は予選曲に完全シフトします。

先生と一緒に細部まで仕上げ、磨き上げていく時間です。

ただし本選曲は忘れない。合間に1日最低1回は必ず弾く。

「まぐれ通過事件」の教訓を、今年は絶対に活かします。

🎹6月:隔週でピティナステップに予選曲のみで2回参加

アドバイザーの指摘事項を都度修正しながら、予選曲をさらに磨き上げていく

本番さながらの緊張感の中で弾くたびに、演奏は一段階ずつ仕上がっていくはず?

🎹6月末:1回目の予選

🎹7月頭:2回目の予選

予選が終わった瞬間、即座に本選曲の仕上げへシフトします。

夏休みに入ったら猛練習。

休みだからといって休んでいる場合ではありません。

🎹8月頭:運命の本選

改めて並べてみると、なかなかの強行軍です。

そして今年は、連休中に弾き合い会まであります。

我ながら、なかなかのスケジュールです。

強行スケジュール、望むところ。 4曲暗譜、ステップ、本番、逃げ場なしの数ヶ月。 でも、やると決めた。 ここから全部、取りにいく。 気合は、十分。


🎵娘の「1小節作戦」譜読みの秘密兵器



ここで少し、娘の譜読み方法をご紹介します。

ピアノ歴が浅く、音符を読むのにも時間がかかった娘が辿り着いた方法。

参考にしていたのは
ハ百板 正己様著
『超効率バッハ練習法』という書籍です。

何度も止まり、何度もつまずいた譜読み。 その流れを変えてくれたのが、この一冊。 我が家では「神書籍」認定です。



やり方はいたってシンプル。

でも、やってみると地味すぎて泣けてきます。

まず楽譜を1小節だけ取り出します。左手だけ超ゆっくり1回、ゆっくり5〜10回。身体に音楽が入るまで繰り返す。

右手も同じ。
それから両手。

要するに、1小節を完璧にしてから次へ進む。それだけです。

4小節進んだら、1〜4小節をつなげてもう一度。

また左手・右手・両手の順で確認します。

娘曰く「最初は『こんなんで大丈夫?』ってなるけど、気づいたら弾けてる」。

これを1日1ページ続けると、だいたい1週間で1曲の譜読みが完了します。

急がば回れ。1小節ずつ身体に刻んでいく。

遠回りに見えて、こういう積み重ねが一番確実に前に進む方法なのかもしれません。

娘には合っていました。

譜読み完了後は細部の練習と暗譜へ。

5月の連休には、最低限人前で通して弾ける状態にする。それが目標です。


1小節ずつ。 止まって、考えて、確かめて。 遠回りに見えて、一番確実な道。



🔥母にできることは、見守ること


曲の難易度は上がり、スケジュールはなかなかにハードです。

正直、母にできることはもはやほとんどありません。

送迎して、ご飯を作って、チョコミントを冷凍庫に忍ばせておく。

せめて娘が心折れないよう、一番近い特等席で見守ろうと思います。

さあ、D級の戦い、始動です。

これはきっと、ピアノだけではない。

「続ける覚悟」を試される戦いでもあります。


母にできることなんて、きっと多くはない。ご飯を作り大好きなチョコミントをそっと冷凍庫に忍ばせる。それでもいい。 一番近い場所で、折れないように見守ろう

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