見出し画像

長編小説はお好きですか?私がnoteで沼った作品は、こちらです|推し記事のご紹介

プロローグ


真っ暗な部屋の中。

スマホ画面の左上が、チラッと視界に入った。

01:13

明日、6:30に起きないといけないのに…
だから、もう寝ないといけないのに…

でも、
スクロールを、止められない。

これは、2026年1月下旬の、私です。

体調不良にも関わらず、とあるnoteを読み進めるのを止められず、睡眠不足に陥っていた、ツッコミどころ満載な私です。


実は、今回の記事を書くかどうか、私はかなり悩みました。
自分の古傷を、少々えぐることになるからです。

しかし、書いておかないと死ぬときに後悔するだろうと思ったので、いまこうして書いています。

私が今回ご紹介するのは、シリアスな作品です。

✔︎社会の闇を取り上げたノンフィクション作品
✔︎山崎豊子さんの『沈まぬ太陽 御巣鷹山篇』
✔︎村上春樹さんの『海辺のカフカ』

そういった描写に耐えられる方に向けて、書いています。

その点だけ、ご了承いただけると幸いです。

きっかけ


さて、私が睡眠不足に陥ったきっかけは、陽夢さんの、こちらの記事⬇️

陽夢さんは、かなり初期のころから私の記事を読んでくださっている、大切なフォロワーさんです。

創作とは縁が薄めの人生を送ってきた私とは違い、陽夢さんの人生は、脚本・お芝居・小説と、創作にあふれています

陽夢さんには、「クリエイター」という言葉が、とてもよく似合う。

noteでは、出版を目標に短編小説やショートショートを公開されています。

私がひそかに応援しているクリエイターさんの1人です😊

沼るとは、こういうことかもしれません


そして、陽夢さんの記事で紹介されていたのが、つばささんの長編小説でした。

つばささんの当時のプロフィールアイコンは、灰色の背景に、白い翼が描かれたものだったと記憶しています。

プロフィールアイコンがまさに、つばさ…🪽

どんなクリエイターさんなんだろう?

陽夢さんの記事に貼られていたリンクに飛んでみると、そこには61本の記事が収録されたマガジンがありました⬇️

マガジンのタイトルを見ると、『女子大生、セックス依存症になりました』という文字。
(以下、『JDシリーズ』と書かせていただきます)


これは、覚悟が必要そうだ…やめておこうか…

そんな思いが頭をよぎりつつ、意を決して第1話をクリックしたのが、ことの始まり⬇️

第2話、第3話と読み進め、そこから先はもう、止められない。

たしか、6日間で、61本全部読みました。

単純に割ると、1日あたり約10本ですね。
(皆さんは、寝てくださいね)


そこにあるのは、究極のリアル


つばささんの『JDシリーズ』は、私小説

人名・地名など内容の一部は変更してあるものの、現実の世界で実際に起こった、リアルな体験談です。

記事の見出し画像を除き、『JDシリーズ』に挿絵はありません。
ただひたすらに、文字が続きます。

でも、文字だけなのに、まるで映画を観ているように、鮮やかな情景が脳裏にうかぶ。

だからこそ、読み手はその世界に引き込まれ、心を動かされます。

そして、それこそが小説の真髄なのだと、私は思います。


私は『JDシリーズ』を、三大欲求の1つに関連する消費物ではなく、1つの文学作品として捉えています。

性に関する依存症が入り口ではありますが、本質的に問われているのは、親のあり方

家庭という閉鎖的な環境において、親という存在が、子どもに対してどれほどの破壊的な影響力を持ち得るのか

『JDシリーズ』は、それを私たちにまざまざと見せつける。

なので、かつて親との関係に悩んでいた方や、今まさに親との関係に悩んでいる方、そして、これから育っていく子どもを持つ方にも、『JDシリーズ』はおすすめです。


私からもう1つ言えるのは、つばささんのような方は、1人ではないということです。

私の大学時代の同級生も、(親からの負の影響力という点で)つばささんと同じように、苦しんでいました。

つばささんもこの記事の最後に書いてくださっていますが、社会から、見えていないだけなのです⬇️

そこに魂が宿ることを、私は知っています


私が今回記事を書いた背景は、実はもう1つあります。

『JDシリーズ』を書き上げるまでに、どれほどの苦しみがあったのか、私には分かるのです。

だって、

私も昔、まったく同じことをしたから

大学生の頃に、依存症になったという意味ではありません。

私も、自分の過去を、私小説にして昇華したことがあるのです。


生きていくために蓋をして、忘れたつもりになっていた過去。

何らかのきっかけでその蓋が外れ、あふれてきた中身に対峙しないといけなくなった…

そのときの苦しみは、おそらく体験した人にしか分かりません。

逃げ場のない場所で、恐怖・悲しみ・絶望・その他あらゆる負の感情が、巨大な黒い波になって自分に襲いかかってくる

そう書けば、ある程度は伝わるかもしれません。

でも、実際のところは、本当に、体験しないと分からないのです。


そして、過去を昇華するために、物語を書く。

かつては、生きていくために、過去に蓋をした。

今度は、生きていくために、過去を空に還してあげるのです。

そうして生まれた物語には必ず、魂が宿ります

なぜならそれは、物語に姿を変えた、自分自身だからです。

「どういう設定にしたら、もっと面白くなるか」
「どうやったら、コメントをもらいやすくなるか」

そういったことを考えたり、「何を書こうか…」とパソコンの前で何時間も悩んだりする必要も、ありません。

全ての答えは、すでに自分の中にあるのです。


時間が経つにつれ、読者の反応が気になってくることはあるかもしれません。

ただ、少なくとも最初のうちは、何かに突き動かされるように、書くことになる。

私の場合は、強烈なフラッシュバックの中で、「書かなければならない」という声が聞こえ、勝手に手が動いて、パソコンに文字を打ち込んでいました。

つばささんも、同じだったかもしれません。


ちなみに、私が書いた私小説は、完成したのち数年で、文字通り空に還りました

データを保存していたUSBメモリが壊れて、パソコンにさしても反応しなくなりました。

後にも先にも、USBメモリが壊れたのは、あの時だけです。

選択肢は、1つではありません


お断りしておくと、『JDシリーズ』の内容は、重いです。

生き延びるために、長いあいだ眠らせておくしかなかった深い闇が、そこにあります。

生半端な気持ちで読み始めると、作品に飲み込まれてしまうかもしれません。


つばささんは、『ビー・クリエイション!』という、別の私小説も書かれています⬇️

『ビー・クリエイション!』は、つばささんの創作人生を切り出す形で書かれています。

なので、『JDシリーズ』に比べると、刺激が控えめです。

「刺激が強い小説はちょっと…」という方には、『ビー・クリエイション!』の方をおすすめします。


ちなみに、『JDシリーズ』には解説集があります⬇️

ワンクッションはさんだ形で『JDシリーズ』の世界をのぞいてみたいという方には、こちらがおすすめですよ。

おわりに|これこそが、noteの醍醐味なのかもしれません


noteを歩いていると、何かに導かれるように、特定の記事にたどり着くことがあります。

『JDシリーズ』に出会うまで、私は、noteで長編の私小説を読んだことがありませんでした。

検索したことさえ、ありませんでした。

・陽夢さんと私が、noteでつながったこと

・陽夢さんとつばささんが、noteでつながったこと

・陽夢さんの紹介記事をきっかけに、つばささんの『JDシリーズ』にたどり着いたこと

もしかしたら、それらはすべて、あらかじめ決められていたことだったのかもしれません。

そして、

気がつかないうちに点と点がつながって、書籍化されていない名作に出会うことができる

これこそが、noteの醍醐味なのかもしれませんね。


※記事を書き始めたときからある程度覚悟していましたが、やはり、完全無傷というわけにはいかないですね。

『note村シリーズ』いよいよ続編完成か…?というところまで来ていたのですが、執筆スピード低下につき、来週は別の記事をお届けします。

いいなと思ったら応援しよう!

水越なつめ 応援いただきありがとうございます📚

この記事が参加している募集