「週刊ことさきく」第8回「日本の英語教育に革命をおこそう!」
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「週刊ことさきく」第8回をユーチューブにアップしました。
「日本の英語教育の革命をおこそう!」をテーマに、「そっちゃそ」さんをゲストに迎えて、熱く語りました!
内容は以下のとおりです。日本の英語教育について、英語発音の学習方法についてがメインテーマだったのですが、今回は、いつにもに増して、熱さがものすごいです。
あらゆる方に視聴していただきたいのですが、とくに英語教育関係の方は一部でもよいので、ぜひ視聴してみてください。きっとお役に立てる情報が見つかると思います。
以下、内容のまとめ(4700字)です。
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2:30 高橋
本日のテーマは、「日本の英語教育の革命をおこそう!」。とても大きな話になりそうです。では、成瀬先生。
【日本の英語教育について】
2:40 成瀬
今日のテーマの「日本の英語教育に革命をおこそう」は、20歳から英語をはじめた私が50年近くにわたって準備をしてきたことです。
この50年、日本の英語教育は根本的におかしい、根っこから変えないといけないと、ずっと思い続けてきました。
ただ、変えるためにはどうするかと考えて、理論と方法論を取り揃える必要があり、それには30年、40年かかると思っていました。
そしてそれを手に入れるために、この50年を費やしたといっていいでしょう。そして、ようやく去年から本格的に取り組みはじめました。
こうした状況ですから、いまは自信をもって日本の英語教育に革命、パラダイムシフトが起こせると思っています。
そしてそれを実現すれば、日本人は英語を10倍速で身につけられるようになるはずです。
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6:00
これを裏付ける一例をあげます。
某大学では、留学生に数十時間のレッスンをすることで日本語の基礎会話ができるようにする、というプログラムがあります。
それを主導してきたある教師の方から、「数十時間のレッスンで基礎英語会話ができるようになるというプログラムを、なぜ日本の英語教師の皆さんには、つくれないのでしょうか?」と、冗談でいわれたことがあります。
ショックでした。
まず、日本語教育と英語教育でそれほどまでの差がある、ということです。
これはおかしい、英語教育のほうが、なにか大きく間違っていると感じました。
そしてその状況が、英語教育ではない分野の人からは見えているというのが、もうひとつのショックでした。
8:40
こういう話を何人かの英語教師に話したところ、彼らの答えは、できないことのいいわけばかり、でした。
最初から、あきらめている。
その「負け犬根性」をなくすことが一番大切ではないか、強く感じました。
この「負け犬根性」の問題は、英語教育だけの問題ではなく、いまの日本と日本人全体の問題でもあると、私は考えます。
そこを、私は変えたい。
日本のあり方を変えたい。日本人の生き方を変えたい。やればできると、示したい。
そう思って、noteをみていたら、「そっちゃそ」さんが、ほとんど同じことをいっていた。それで、ここに来てもらった、という次第です。
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12.30 高橋
では、そっちゃそさん、いまの成瀬先生の話を受けて、コメントをお願いします。
12:40 そっちゃそ
わたしも、ほとんど同じことを考えています。
日本の英語学習は、問題設定を根本的に間違えています。
多くの日本人が英会話学校にいったり、英語アプリを使って英語を勉強したりしていますが、それ自体が目的化しています。
これが「手段の目的化」です。
英語学習をしているという安心感を得たいだけにも見える。
つまり、問題設定を全員が外している。
ここが変わらないと、何も変わりません。
まずは自分自身の思想哲学をかためることが重要です。
17:30 成瀬
思想哲学の部分が、私とそっちゃそさんは同じです。だから話が通じる。
英語教育に携わる人は、それぞれが確たる哲学を持つべきです。
☆☆☆
18:30 高橋
私自身はそうしたことは考えてきませんでした。
自分が英語が好きだから、それで勉強して、そしていまの英語関連の仕事につながっています。
思想については、あらためて考えなくてはいけないと思いました。
いま思いつくのは、文法をきっちりと理解するというのが自分の英語学数の根幹にあると思います。
もうひとつ、英語を学ぶというのはあくまで手段だと考えています。
それを明確にすべきだと思う。
多くの人が英語を勉強して点数をとるというところで止まっている。
けれども、なんのために英語を勉強するのかというと、日本語と同じように自分の考えをまとめてそれを表現できるようになるためだと私は思います。
20:00 成瀬
そっちゃそさんと高橋さんは、同じことをいっているのだと思います。
きっちりと自分を持って、なんのための英語の学習をしているのかを自分で考えて、それを定めることが大事だということです。
裏返すと、「英語を勉強するために英語を勉強する」という人が多すぎる。英語を勉強すること自体が目的化している。
問題は、こうした根幹に関する話を、ほとんどの英語関係の人が、しないのです。
英語はできたほうがいいですね、でおしまい。
だから、子供のときからやりましょう、という思考停止状態に入っている。
もちろんこうしたを一人一人が考えることが重要ですが、ほとんどの人にはそんなことを考える暇はありません。
だから英語の専門家たちが、そのモデルとして、自分の考えを示して、世の中をリードしていかなければならないのです。
22:00 そっちゃそ
私たちのような英語専門家ができることは、正解を提示することではなく、それぞれの確固たる考えを世間の人々に示していくことだと思います。
私自身は、日本人以外の人が考えていることがわかるようになるというのがとても重要なことだと思っていますし、それを実現してくれるのが英語だと思っています。
これはひとつの例示ですが、こうした例示を世間に示すことが重要、言い続けることが重要だと思います。
24:30 成瀬
これまでは、英語教師のあいだには、そうしたことを表立っていうことを憚ってきた風潮がありました。
だから、これからはみんなでそうした英語に関する意見をいいあえるようにしましょう。
いわなければ、わかりません。
☆☆☆
27:00 そっちゃそ
まわりにも、自分の意見が、なぜか響かない気がしています。
28:00 成瀬
この点については、私は超楽観派です。
いまは過飽和の状態ですから、なにかひとつのショックがあるだけで、一瞬にして結晶化が生じると考えています。
私自身は、そっちゃそさんの年齢のころは、いまいっているようなことは、世間からのつまはじきにあうことが怖くて、とてもいえませんでした。
だから数十年をかけて完全武装して、いまようやくこうやって話しはじめているわけです。
いいたいのは、私のような人が、かなりいるのではないかということです。
私やそっちゃそさんのように考えているけれども、怖くてそれをいえないという人が、かなりいると思います。
そうした人を私はぜひ発掘したい。
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【英語発音の勉強方法について】
32:00 成瀬
話を英語教育の具体論のほうにもっていきたいと思います。
いまの英語発音の教育の方向性は違っていると、私は思っています。
そっちゃそさん、英語の発音をどうやれば一番効率的に身につけることができるのでしょうか。
34:00 そっちゃそ
英語の発音を身につけるうえで外してはいけないことは、まず「リズム」です。
日本語と英語では、リズムがぜんぜん違う。そのことを知らないことが、まず問題です。
そして英語のリズムを身につけるための効率的な方法は、まず自分で発音できるようになること。
発音のアウトプットの逆再生がリスニングなのです。
37:00 成瀬
英語音声のインプットから入るのではなく、英語音声のアウトプットから入る、ということですね。高橋さん、どうですか。
38:00 高橋
おもしろいと思いました。
受動的に聞いてそれを真似するというアプローチではなく、まず仕組みを理解してそれから発音するという能動的なアプローチですね。
38:10 そっちゃそ
アウトプットできる語彙を増やすとインプットできる語彙は自然に増えます。
39:00 成瀬
そっちゃそさんがいったようなアプローチを使っている中学の英語授業は、ほとんどないと思います。
なにしろ授業は全部英語でするのだから、そもそも日本語と英語の音声の違いを説明できません。やっているのは、受動的なリスニングだけでしょう。
40:00 そっちゃそ
まずはリズムのアウトプットトレーニングをやって、それからイントネーションなどのアウトプットトレーイングをやる。ひとつひとつの音のアウトプットトレーニングについては、その後にやるとよいでしょう。
42:30 高橋
私から見ると、逆転の発想です。
私は、ラジオ講座などで受動的に英語を音を聴いてそれを真似してアウトプットする、というアプローチをとってきました。
これが、ふつうの英語の好きな人の勉強方法だと思います。
43:30 そっちゃそ
認識すべきなのは、世界の人々の英語発音はそれぞれに大きく違うということです。それに対応するには、まず、ぶれないところを探して、そこを抑えておくことが重要です。
44:40 成瀬
私は、高橋さんの意見のほうが新鮮に聞こえる。そうか、そうやってインプットから英語の音が取れるんだ、と思いました。そして、それが「一般のやり方」だというのも新鮮だった。
45:00 高橋
英語の好きな人は、だいたいそういうやり方だと思います。
45:30 成瀬
いいたいのは、どっちがいいとかではなく、こういう話を嚙合わせることが大事だということです。どっちがいいという方向に話をもっていくと、おかしくなる。
45:40 高橋
いろいろなアプローチがある。
45:45 成瀬
そうそう。
いろいろなアプローチをうまく組み合わせながら、もっともよいアプローチを作り出していく。そうすると、10倍速に近づく。
これは、発音だけではなく、文法でも語彙でも同じことだと思います。
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【英語の学習で大事なこと】
47:00 成瀬
英語ができるようになるために大事なことは、反復練習と優れたコーチングです。
全体をまとめると、的確な理論、様々なメソッドの組み合わせ、目的にあった学習プログラム、そして優れた日本人によるコーチング、これらが揃うと、英語学習が劇的に改善するはずです。
英語発音に関して優れた日本人コーチになれる人材は、数多くいるはずです。
ただ、そうした人たちは「ネイティブになにかいわれると、どうしようと思っているのではないでしょうか。
しかし、それは間違いです。
日本人に英語の発音を教えるのには、英語ネイティブ教師よりも、日本人英語教師のほうがはるかに向いているのです。
このことを声を大にしていいたい。そっちゃそさん、どうですか。
51:40 そっちゃそ
まったくそのとおりだと思います。
優れたコーチは、英語と日本語を対比して指導できなければなりません。
そして日本人教師の強みは、日本語と英語とを対比して説明できるというところにあります。
53:00 高橋
自分なんか英語発音の指導はできないという人は、おそらくすごく真面目なのだと思う。
完璧でなければいけないと思っているはずです。
でも、完璧というものは、そもそも存在しません。
だから、コアの思想と方法論さえしっかりしていれば、完璧である必要はないわけです。
そういう考え方を、日本人全体、日本社会全体が持つべきだと思います。
54:20 成瀬
このビデオを何人の人に見てもらえるかわかりませんが、まずはこういう考えの人間がいるということを示したかったのです。
ここに私とそっちゃそさんと、二人いる。すごいことですね。
そしてこれを聴いて、第二、第三のそっちゃそさんが出てくるのではないか思います。
【日本人英語教師の皆さんへ】
55:00 成瀬
日本人の英語教師の方は、どこかコンプレックスを持ちながら英語を教えている方が多いのではないかと思います。
その自信のなさの根っこにあるのが「ネイティブ崇拝」です。
私とそっちゃそさんの最大の共通項は、ネイティブ崇拝がないことです。
そっちゃそさん、ネイティブ崇拝、ないですよね。
55:50 そっちゃそ
ないです。それを持つと、マイナスの影響しかない。
56:40 成瀬
そしてネイティブ崇拝のシンボリックなものが、英語発音です。
であるから、これをいかに壊すか、このマインドコントロールから日本人と日本社会がいかに抜け出すかが、私たちの大きな課題です。
たいへんなことだけれど、こういうところから革命を起こしたいと考えています。
(つづきは↓)
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