使えもしない物を「下取り」する通販の本当の理由
いつもありがとうございます!開運さんです。
今日もよろしくです😊
ここ数年、巷でちょくちょく耳にする家電通販などの「下取りセール」。
エアコンや掃除機、炊飯器なんかも下取りしてますね。
使わない家電を引き取ってくれるので助かるのですがその実態は・・
元々、下取りなんていうのは自動車屋が定番でした。数年乗った車を査定して、その査定した価格で下取りしていました。
「下取り」なので、新車の代金から下取り金額を差し引いた額を支払い、購入するわけです。
開運さんは若かれし頃、カーディーラーに勤めていたので査定士の資格を持っていましたから下取り云々のことは詳しいのです。
「査定」とはあなたが乗っている車の現在の価値を総合的に評価したもので、価格で表します。
この「下取り」という言葉が実は取引条件をややこしくしているのです。
先ほどの自動車の例ですが、多くの人は査定額がそのまま下取り額だと思ってしまいます。
が、実は違います。
「下取り額」は査定額プラス値引きです。
現在あなたが乗っている車が査定額30万円だとします。検討中の車の値引きが20万円なら、下取り額は合計の50万円になります。
営業マンは、基本的に純粋な値引き額を言いたがりません。なので値引きと査定額とをごちゃ混ぜにしてあいまいにし、下取り額いくらと伝えるのです。
ではなぜ営業マンは査定額と値引き額とを混ぜるのでしょうか。
答えは、値引きを多く見せるためです。
「20万円値引きします」と言うより、
「あなたの愛車を50万円で下取りします!」
の方がお買い得感が増すからです。
家電通販の下取りセールもそれにのっかった形です。
でもなぜ家電製品でも「下取り」戦略をとるのか。
車なら、下取りしても中古車として販売できますが、家電の下取りって、買い替える前のほとんど使い古したガラクタ物ですよね。
答えは、家電が壊れてから買い替えてもらうより、壊れる前に買い替えを促進させたいからです。そうすれば、自社で購入予定者を囲えます。
家電が壊れてから買い替えるユーザーは一定数います。
なのですが、家電が壊れる前に買い替えるユーザーを獲得したいのです。
レッドオーシャンの中にブルーオーシャンを見出す戦略なのです。買い替えユーザーを自社で囲い込めれば、それだけその市場でのシェアを獲得できます。
あなたが普段使っている物が壊れた場合、次に新しい物を買うまでにタイムラグが発生しますね。つまり、毎日使う物が使えないと困ります。
そこで、「壊れる前に買い替えましょう」と下取りセールでお得感を演出し購買活動を促すわけです。
顧客も買うキッカケがあると買いやすいので、下取りセールに食指が動くのです。この手法はいろいろな商品でも応用はできます。
特に、故障してしまうとすぐに間に合わない商品などには有効です。
たとえば、ガス給湯器なんかは毎日お湯を使うものですから故障してしまうと大変です。実際に交換工事となれば、商品と設置の準備とでも2,3日はかかりますから、古くなれば壊れる前に買ったほうがよい商品ではあります。
この家電の下取りセールは、下取りと称しても中身はほぼほぼ純粋な値引きです。下取り品は廃材処分品ですから価値はありませんからね。
それを、「いくら古くても〇万円で下取りしまーす!」なんて呼びかけられれば、「えっ?こんなにボロいのにすごいわ」ってなります。
しかも、下取り価格を差し引いての価格は、決して他社より安くはなく世間の流通価格とほとんど変わりません。元から値引分を乗せているようです。
とはいえ、自由価格競争ですから公正取引委員会から目を付けられなければいいのでしょうが・・・
開運成彦
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