【映画レポ】ズートピア2:前作を見事に超えた良作!大人も子どもも大満足🦊🐰
【#292、約4,500文字、写真約10枚】
ディズニー映画「ズートピア2」を見ました。その感想・レビューを書きます。以下、ネタバレを含みます。
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▶︎ 結論
大満足の映画でした!それは主に、1)テンポが良く、映像、脚本など、どれをとっても違和感なく感情移入できた、2)メッセージ性がクリアだった、3)キャラクターが魅力的で自分を重ねることができた、4)音楽が最高!だったためです。前作の満足感をしっかり超えてきました。是非、臨場感のある映像と音を劇場で、大切な人と見ることをオススメします。
映画名:ズートピア2(原題: Zootopia 2)
おすすめ度:★★★★★
監督:ジャレド・ブッシュ、バイロン・ハワード
上映時間:108分
公開日:2025年12月5日(米国:2025年11月26日)
HP:こちら
▶︎ 鑑賞のきっかけ

鑑賞のきっかけは『ズートピア』(2016年)がとても良かったから。特に音楽がノリノリだったことに加え、どのキャラクターも魅力的だったことを覚えています。
そのため『ズートピア2』が発表された時は「絶対見たい!」と、楽しみにしていました。今回は、子どもと見に行きました。
▶︎ あらすじ
動物たちが人間のように暮らす夢の都市“ズートピア”に突如現れたヘビをきっかけに、その誕生に隠された巨大な謎が動き出す。頑張り屋なウサギの警察官・ジュディと皮肉屋なキツネの相棒・ニック―正反対なふたりの絆が試される。
要は、過去に濡れ衣を着せられた爬虫類たちの正しい歴史を明らかにし、ジュディとニックが絆を強めながら、より良い世界をつくり上げるお話。
前作は、肉食動物と草食動物の違いにフォーカスしていましたが、本作では、哺乳類と爬虫類の違いに焦点を当てていました。
監督は、ジャレド・ブッシュ (『モアナと伝説の海2』脚本)と、 バイロン・ハワード (『ズートピア』監督、『塔の上のラプンツェル』監督)の2人。ブッシュは、前作で原案・脚本・共同監督を務め、本作では脚本・製作総指揮・監督にランクアップ。
▶︎ 感想

✔️ 非常に満足!
『ズートピア2』は、シンプルに「面白かった」と感じました。映像、ストーリーの内容やテンポ、声の演出、すべてが良かったです。鑑賞中、お菓子やドリンクを口にすることも忘れてしまうほどでした。
この臨場感や躍動感は、映画館でしか味わえません。是非、家族、友人、恋人で楽しんでほしいです。大人も子どもも満足できる、ホリデーシーズンにふさわしい作品でした。
また「映画ってこれくらいわかりやすくて良いんや」と感じました。劇中、頭の中を空っぽで楽しめました。この感覚が「リアル感」であり、感情移入できた証拠だと思いました。「良くない」と感じが部分はゼロでした。
直近で見た映画が『果てしなきスカーレット』だったため、それと比べてしまうと、『ズートピア2』は「最高」と感じざるを得ませんでした。改めて『果てスカ』は、テンポが悪かったと再認識しました😅
近年のディズニー映画は「2」が多いです。そして「1」を超える作品になかなか出会えません。その中で『ズートピア2』は、前作と並ぶか、もしくは、しっかりと前作を超えました。
✔️ 押し付け感のないメッセージ
本作からはたくさんのメッセージを受け取りました。ダイバーシティ(他人との違いを認め、理解すること)、正義、チームワーク(そばにいる人や仲間の大切さ)、素直な気持ちを言葉で伝えること、など。
『ウィッシュ』は、ポリコレが極端だと感じました。一方で『ズートピア2』は、ダイバーシティ色が強かったものの、変なメッセージの押し付けは感じませんでした。
物語の終盤では、いろんな動物(爬虫類も含めて)がヘビの家で仲良くパーティをしたり、ポップスターのガゼルが歌う野外フェスで、多種多様な登場人物が楽しそうに踊っているシーンは圧巻!見ていて、ウキウキしました。そのシーンがすべてを物語っていると感じました。
✔️ すんなり感情移入できる世界観
動物だけの世界観は、違和感がなかったです。細かいところをツッコめばキリがないものの、よくできた脚本と、魅力的なキャラクターのおかげで、違和感を感じる隙すら生まれまず、すんなり楽しめました。
ズートピア創設一族であるオオヤマネコのミルトンたちは、領土を広げ、水辺に住む動物や、爬虫類の住む場所を奪おうと画策します。オオヤマネコは縄張りを広げるという、動物の性質をベースにした脚本も面白いです。
起承転結も美しく、冒険あり、涙あり、友情あり。1度は壊れた録音機能付きのニンジン型ペンが修理され、それに「好きだぜ、相棒」とニックのセリフが録音されるなど、前作の伏線を回収するプロットもステキでした。
✔️ 当たり前に受け取ってしまう映像美

当たり前のように受け止めてしまいますが、映像美はすごかったです。動物のモフモフした毛並みは見ているだけで、撫でたくなるくらい。
直近で見た『果てしなきスカーレット』と比べると、(ジャンルは違えど)果てしなきテクノロジーの差を目の当たりにしました。
✔️ 歌が最高だZoo!
前作と同様、歌が最高でした!ディズニーは「歌がいい作品は内容もいい」という個人的な法則があります(『リメンバー・ミー』など)。
本作では、Shakiraが歌う「Zoo」は何度聞いても飽きない、ノリノリソングでした。説教くさい歌詞が1フレーズすらない点も良いです。
✔️ 魅力的なキャラクターと声優

声優陣は誰も違和感がなかったです。ウサギの警察官であるジュディを演じる上戸彩はハマり役。微妙に舌足らずな感じは、新人警察官として獅子奮闘するフレッシュな印象を受けました。
私の子ども曰く「ヤギ(ガゼルのこと)、ウサギ、キツネ、ヤマネコの女、ニック、ダンサー、警察官がよかった」「アイドルが歌っているところがマジかわいい」とのこと。キャラクターに魅力がいっぱいだったことに加え、歌も良かったということでしょう(私も大きく同意)。
私が好きなキャラクターは、キツネのニックと、ビーバーのニブルズ(声:江口のりこ)。ニブルズは、ディズニー映画には必ず出てくるようなお調子者。彼は作品のメリハリをつける意味で良い役割を果たしていたことに加え、登場人物の危機を助ける重要なシーンも多かったです。
ディズニーには「味方の誰かが悪者」の法則があります(『ウィッシュ』ではマグニフィコ王など)。本作では「ははん…、市長のウマは見るからに悪者やな…」と思っていました。
最終的に、悪者はウマのウィンドダンサーではなく、オオヤマネコの連中(ミルトンやパウバート)でした。上手な脚本にすっかり一本取られました。結局、ウィンドダンサーはいいヤツでした(笑。
✔️ 言わなきゃ伝わらない

思っていても口に出さないと伝わらない、それも素直なカタチで。
ウサギのジュディは「ずっと憧れてた、こういう潜入操作!」と、周りに手柄を認めてもらいたいため、キツネのニックを巻き込んで突っ走ります。一方で、ニックは、やる気がないような仕草で「ここからは俺のやり方でやる」と安全な方法を取ります。
ニックは「事件なんてどうだったいい」「時には変えられない時もある」と言い、ジュディは「世界を良くするためには勇気をもって何かをしなきゃ」と意見が合わず「2人は違いすぎるのかも」と亀裂が生じかけます。
実はニックは、ジュディのことを心配しており「こんな事件のために死ぬことはない」「あいつを失いたくない」というのが本音でした。
その後、ジュディとニックが仲直りし、ハグするシーンはウルっとしました。ニックが「君と俺が違っても全然構わない」「自分の気持ちを伝えるのが下手だった」「1番の人生の宝物」と伝え、ジュディは「私も言えば良かった」「ニックが1番大切」と本当の気持ちを口に出して共有します。
「世界を良くする」を信条としていたジュディは、「いいの、ゲイリーのためだから」と、目的語が身近な人に変化します。これも、ニックが大切な存在と気づいた感情の変化が影響していると思いました。
「いろんな動物がいる。違いを探すと不安になるけど、話すことで自分らしさ、相手らしさを理解できる。一緒にいると仲間になれる」
物語の最後で、ニックが一人語りをするシーンが、作者の具体的なメッセージだと受け取りました。
作品中には、さまざまなメッセージがありましたが、私は「思っていることを伝える重要性」が頭に残り、痛感しました。これは『エヴァンゲリオン』でも『秒速5センチメートル』でも、さまざまな作品が伝えています。
そのため、私は、斜に構えているニックの気持ちがよくわかりました(それが作品に感情移入できた1番の理由かも)。中には、自我が強くて空回りするジュディに我が身を重ねる人もいるかもしれません。
✔️ ユーモアたっぷり、終始にっこり
ディズニーらしいユーモアも健在で、笑える部分が多かったです。私は、特に、モグラのポール・モールデブラント(声:小島秀夫)が使っていた極小のパソコンを、チーターのクロウハウザー(声:高橋茂雄)がチコチコ操作し、bot識別システムに四苦八苦するシーンが面白かったです(笑。
✔️ その他
雪国の迷路は『シャイニング』のパロディなのでしょうか。アメリカの積雪地帯で、そのような施設があるのは普通なのかな?

劇中、ユニクロのロゴが入ったラウンドミニショルダーバッグがありました(日本のUNIQLOが、世界のUNIQLOになったと感慨深い)。コカ・コーラを飲むシロクマがいるなど、小ネタも光っていました。
エンドロールの最後には『ズートピア3』を仄めかす演出がありました。次は「鳥類」の話みたいです。動物をテーマにすれば、話のネタは無限に出てきますネ。

家に帰って、子どもと一緒に図鑑でガゼルを確認しました(子どもは、ガゼルをヤギだと思っていた)。動物の知識もついて一石二鳥でした。
▶︎ まとめ

いかがだったでしょうか?映像、音楽、キャラクター、ストーリー、どれをとっても良かったです。説教に聞こえないダイバーシティ、気持ちを素直に伝えることなど、メッセージ性もクリアで納得感がありました。年末に幸せな気持ちにしてくれてありがとう!
▶︎ 気になった予告
『トイ・ストーリー4』を見終わった時は「もうトイ・ストーリーを無駄にこねくり回すのは止めて…」と思いました。「5」では、ipadのようなデバイスが登場します。
子どもをもつ親として、ipadとの付き合い方には悩むことが多いです。そんな現代で、トイ・ストーリーはどのような考え方を示してくれるのか?テーマがテーマだけに、「4」のことは一旦忘れて、興味があります(笑。
▶︎ 今日の映画飯

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