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港を臨む天空の城 鋸山を歩く ー ふらり旅 南房総 鋸南編【絶景おススメコース】ー

「あっ フェリーが金谷港を出てくよ。」

「ほんとだ」


春霞の先、遠くに見えるは、神奈川県三浦半島。
妻と並びたち、三浦半島に向かって出航してゆく船を眺める。少し汗ばんだ首筋に、春風が心地よい。

「昨日、乗ってきたヤツだね」

◇◇

ここは、房総半島の鋸山のこぎりやま、かつての石切場だ。廃墟となった石切場は、天空の城ラピュタを思わせる。

時がとまっている

えっ?

▼ また、石切場ですか?

はい、本日お送りする、なぐなぐツーリストのタビ先は、かつての石切場、鋸山のこぎりやまトレッキングです。石切推しの、なぐなぐです。笑

1か月ほど前に、紹介したのは
上から見る、コチラの絶景石切場でしたね。

笠岡諸島(北木島)にて


本日の石切場は逆、下から見上げます。横からも受け流しちゃいます。それでは、鋸山トレッキング、はじまりまじまり~

▼ 全体図とオススメ駐車場

本日のコース全体図は、コチラ

鋸山HPより引用

公共交通機関で来られる方
地図左下のJR浜金谷駅、もしくは金谷港からも歩ける。そう、船でも来られるんです。横浜あたりにお住まいなら、船旅もおススメ。

京急久里浜駅~バス~久里浜港---船---金谷港
と乗り継げば、横浜から2時間で金谷港に到着。

車の方、駐車場がわかりにくいので注意。地図の左下黄色線上に、いくつかPマークがありますよね。ここを目指そう。歩いていると見つけられるが、車の速度だと行き過ぎてしまう。ゆっくり運転しよう。

もし帰り(くだり)にロープウェイを利用するなら(後述)、最初からロープウェイ駐車場に停めよう。

時間制限なしの500円。(2025.03現在)
ロープウェイ利用者専用駐車場。
この駐車場から登山口まで、10分程度。

なぐツーポイント


お勧めは、上記地図で言うと「A→B→E→D→C→A」と巡るコース。登りは青線の「車力道コース」を進み、鋸山のこぎりやま山頂まで行かず、ラピュタの壁などを臨み、「関東ふれあいの道」で帰ってくるコース。

これなら見所の❶~❿を制覇できる。SNSで有名な11番の「地獄のぞき」はパスしよう!なぜなら、ピンクの道は有料(日本寺の境内:700円)なのと、ロープウェイから流れてくる人波で、うんざりなのだ。

そもそもSNS写真に騙されちゃあいけない、「地獄のぞき」は、歩く距離や料金に比べ、写真ほど見ごたえがないのだ(キッパリ)。

なぐツーおススメコース「A→B→E→D→C→A」は
所要時間:2~3時間
持ち物:トレッキングシューズ、飲み物

ちなみに地獄のぞきは、コチラ
これだけ見ると行きたくなるでしょ〜
なぐなぐを信じるか、行ってウンザリするかはあなた次第

地獄のぞきに行ったら、帰りはロープウェイになる。その場合は、最初に説明した通り、ロープウェイ駐車場に停めておくのが便利。


▼ 金谷港が近いわけ

ところで、さっき港からも歩けると説明しましたが、なぜだかわかりますか?そうです。勘の良い方は、ピンと来ましたね。切った石を、日本各地に船で運んでいたんです。(良質の石が取れる+港が近い)これが採石場の条件なんです。

三浦半島と房総半島を結ぶフェリーが残るのも、江戸時代から続いた石切場のおかげ。地理と歴史は、繋がっているのだ。50代になると単なる絶景だけではなく、由来や歴史との繋がりも楽しくなってくる。そして、これを紹介するのがなぐツー。

はーい、黄色の道を歩くよ。あっちゅうまに、A地点に到着。このルートは、看板が多くあるので迷うことはない。ここで、左の車力道しゃりきみちに進もう。

ジャンジャン行くよ。
B地点の車力道に入ってきました。

ここは、女性が活躍した場所、上部(丁場)で切り出された石を、女性(車力)が運んだんだ。石の重さなんと80kg。その80kgの石を台車(ねこ車)に3本積んで降りてくるんだ。しかも1日3往復、ひょえ~

何回ねこ車が通ったんだろう。擦り切れた石畳にわだちが残る。


こんなイメージです。

山道の案内板より


でもなんで、「ねこ車」と呼ぶんでしょうね。

現代でも、ねこに載せて運ぶけどね


途中には、打ち捨てられた石が残る。

ドミノ倒し・・ならず


はい、猫ネタに戻ります。

▼ 猫丁場


猫丁場と呼ばれる、石を切り出した場所に、なぜかハートマーク。脇道だが、ここから見る東京湾も素晴らしいので、ぜひ寄り道しよう。


メインルートに戻ってくると、いよいよ見所が現れてくる。

今回のコースで、私のお気に入りの場所のひとつ「切通し跡」

▼ 切通し跡

インディージョーンズの世界

石は表面より、掘り進んだ内部の方が良質。そこで、良質な石を求め上から下へ、内部へと掘り進む。結果として、人工池と壁ができる。
池のほとりに立ち、断崖絶壁を見上げる。写真では表せない威圧感だ。人類の欲望の大きさが、この圧倒的な景観を造り上げた。

この先に池が広がる


このあたりから高低差がなく、歩きやすい道になる。そして、吹抜洞窟、観音洞窟など見所もつづく。

あっ、申し遅れましたが、人気の場所は朝早くが勝負です。朝いちばんなら、近くの駐車場も空いてます。今回の旅では、君津駅前にホテルをとりました。登山口まで、40分ほどで来ることができます。人が少ないうちに回っちゃいましょう。


▼ 岩舞台

ここも私の好きな場所。

昭和60年まで採石された、鋸山最後の丁場(石切場)、機械化の跡が残る。ラピュタの世界だ。
遺構ファンの方にも、おススメの場所です。

10時になって、ようやく朝日が崖の上から顔を出してきた。

日陰だった岩舞台の幕開けだ。

廃墟が、少しずつ目を覚ます。




かつて栄えた場所は、うら寂しく、何かを訴えてくる。機械たちを眺めながら、ぼんやりと訴えを聞いていると、なぜだか心が落ち着く。

ゆっくり石舞台を歩き、そして深呼吸をした。


◇◇


はーい、これで鋸山の紹介はおしまい。
まだまだ、南房総の旅は続きますよ!


ー 次回予告 ー

宮崎にある、鬼の洗濯板?
いえいえ、違うんです。南房総にもあるんです。

次回も見どころ満載、おったのしみにー!

つづく…


島の丁場(採石場)も気になる方は、コチラ


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