中学受験サポート④|入塾して数か月。今、不安になっている親御さんへ
中学受験では、小学4年生から本格的に塾に通い始めるご家庭が多いと思います。
わが家も、「小学4年生から塾に通わせよう」と決めていました。
ある程度の流れは先輩ママから話を聞いていてわかっていたつもりでした。
それでも、実際に通い始めると、想像以上に大変でした。
授業のスピードについていくこと。
膨大な宿題をこなすこと。
毎週の復習テスト、毎月の公開テストに慣れること。
最レ算数のレベルに食らいつくこと。
どれも、最初から簡単にできたわけではありませんでした。
入塾して数か月が経った今、
親御さんも少しずつ現実が見えてきて、
こんな不安が出てくる時期ではないでしょうか。
「思っていたより宿題が大変で回らない……」
「復習テストの点数が全然安定しない」
「授業、本当に理解できているのかな」
「親はどこまで手伝えばいいのだろう」
今回は、わが家が小4のスタート期に実際に感じたこと、
そして「この時期にやっておいて、本当に5・6年で救われた」
と感じる土台作りについてまとめます。
通塾前:公開テストでVクラス判定をいただいても、実際の通塾は別物だった
わが家の場合、本格的に通塾する前の小3の10月から、
プール生として公開テストを受け始めました。
最初の3回はSクラス判定、
4回目の1月になんとかVクラスの判定をいただくことができました。
この準備期間のおかげで、「時間を意識して解く」「わからない問題は飛ばす」といったテストの形式には、少しずつ慣れることができたと思います。
しかし、テストである程度の判定をいただいていたからといって、
4年生からの通塾が楽だったわけでは決してありません。
実際にマスターコースが始まると、
塾のスピード、宿題の量、毎週のテストリズムに慣れるだけで、
親子ともに必死の日々が始まりました。
最レ算数での衝撃。少しの「背伸び」が子どもを変えた
小4の時、マスターコースは家の近くの教室、最レ算数は西宮まで通っていました。
最レ算数では、ありがたいことに学園長に直接教えていただく機会に恵まれました。
しかし、その授業スピードは想像以上に速く、親から見ると、
「本当に理解できているのかな……」
「難しすぎて、心が折れてしまわないかな」
と、最初は心配になることも多かったです。
授業中は「わかった!」と思っていても、
家に帰って解き直そうとすると手が止まる。
そんなことも日常茶飯事でした。
けれど、振り返ってみると、早い段階でレベルの高い環境に触れ、
「少し難しい問題に必死に向き合う経験」をしたことは、
本人にとって大きな刺激になりました。
周りに圧倒的にできる子たちがいる環境は、
親が家で「もっと頑張りなさい」と100回言うよりも、
子どもの「もっとできるようになりたい」という気持ちに火をつけてくれたように感じています。
もちろん、無理は禁物です。
宿題が完全に回らなくなっていないか。
体力が限界を迎えていないか。
子どもの表情が暗くなっていないか。
そこは、親が注意深く見てあげる必要があります。
ただ、「最初から完璧にできなくても、
必死についていくこと自体に価値がある」と割り切ることで、
私自身の焦りも少し軽くなりました。
4年生は「成績を一気に上げる時期」ではなく「勉強の型」を作る時期
4年生になると、生活のリズムが大きく変わります。
授業、宿題、復習テスト、公開テスト、テスト直し。
このサイクルが毎週のようにやってきます。
最初からこれを完璧に回せる子は、なかなかいないと思います。
宿題に時間がかかることもあります。
テスト結果に親子で落ち込むこともあります。
「親はどこまで手伝うべきか」と悩むこともあります。
でも、4年生のうちは、親が少し手を貸すことは決して甘やかしではないと思っています。
わが家では、勉強にスムーズに入れるように、以下のようなサポートをしていました。
「今日どこをやるか」のスケジュールを一緒に確認する。
丸つけは親が引き受け、子どもの負担を減らす。
間違えた問題に印をつけ、解き直しやすくする。
暗記ものを短時間で確認できる環境を作る。
「勉強しなさい」と言うだけでは動けなくても、
「まずこのページだけ一緒にやろう」
「丸つけするから解いてみて」
と声をかけると、子どもは動きやすくなります。
4年生は、完璧を求めるよりも、
塾のペースに慣れ、
宿題の習慣を作るための土台の時期だと割り切ることが大切だと感じました。
5・6年になって大きく変わる。4年の理科を侮ってはいけない理由
4年生のうちから、わが家が早めに意識してよかったと思っているのが、理科の暗記です。
息子は、自分の興味のあることにはのめり込むものの、興味のない分野にはなかなか関心が向かないタイプでした。
花のつくり。
昆虫の体の構造。
動物の分類。
植物の名前。
こうした知識は、5年生・6年生になってから一気に詰め込もうとすると、かなり苦しくなります。
なぜなら、6年生になると算数の難問対策、国語の記述、志望校別特訓、模試、入試練習などで、想像以上に時間がなくなるからです。
こちらの記事に詳しく書いています
▶6年生は想像以上に忙しい
その時期に「理科の基礎暗記」を一からやり直す時間は、なかなか取れません。
4年生の理科テキストには、植物や昆虫などの図鑑的な基礎知識がかなり詳しく載っていました。
実際、6年生になってからも、何度も4年生の理科テキストを引っ張り出して見返していました。
だからこそ、4年生の理科は「今すぐ点数に直結しないから後回し」
で終わらせるのではなく、
少しずつ土台を作っておくことが大切だと感じています。
暗記は「1回で覚える」のではなく「短時間で何度も繰り返す」
理科の知識分野を固めるために、
わが家ではテキストの要点をコピーし、
重要な部分をチェックペンで消して、
赤シートで隠しながら確認していました。
覚えにくい知識は語呂合わせを作り、
スキマ時間に繰り返し何度も確認していました。
間違えたものだけを短時間で見直す。
この「短時間で何度も思い出す」という暗記の習慣を4年生のうちに身につけられたことが、高学年になってから大きな助けになりました。
4年生のうちは、完璧を目指して覚え込ませる必要はありません。
「知らない言葉をそのままにしない」
「間違えたものを、お風呂上がりの5分で少し確認する」
「一度で覚えられなくても、また次の日に思い出してみる」
そのくらいの小さな積み重ねで十分です。
大切なのは、1回で完璧に覚えることではなく、何度も出会い、何度も思い出すことです。
お風呂上がりやドライヤーの時間、寝る前、朝の出発前など、生活の中の短い時間でも十分です。
高学年になると、算数や国語にかかる時間がどんどん増えていきます。
だからこそ、理科の暗記は「短時間で思い出す習慣」を4年生のうちから作っておくことが、あとから大きな力になります。
わが家では、実際に続けていた理科の暗記方法を、そのまま親子で使いやすい形にまとめました。
語呂合わせやイラストを使いながら、お風呂後5分でもクイズ感覚で確認できる内容です。
【塾で理科を習い始めたお子さんはこちら】
理科暗記①|高学年向け 受験で使える1週間の進め方
【ゆっくり楽しみながら始めたい方はこちら】
理科暗記①|低学年から差がつく1週間の進め方
植物分野は、覚えることが多く、似た植物も多いため、
最初に学ぶときにつまずきやすい単元です。
4年生の今だからこそ、少しずつ理科の暗記習慣を作りたいご家庭へ。
理科暗記マガジンシリーズでは、受験によく出る内容や、
子どもが覚えにくい・間違えやすいポイントを、
「どの順番で覚えると定着しやすいか」を考え、
わが家で続けていた学習の流れをもとに整理しています。
「何から始めればいいの?」と迷うことなく、
お風呂後5分で、無理なく理科の知識を積み上げられます。
理科暗記マガジンシリーズは、公開後、多くの方にご購入いただき、
ご好評をいただいています。ありがとうございます。
📖 灘中合格家庭の理科暗記マガジン一覧はこちら
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現在、昆虫マガジンと植物・昆虫総まとめマガジン
は8月17日まで、創刊記念価格で公開しています。
ご検討中の方は、ぜひこの機会にご覧ください。
おわりに
4年生から塾に通い始め、宿題やテストに追われる日々。
「このままで大丈夫かな」と不安になるのは、
それだけお子さんの受験に真剣に向き合っている証拠だと思います。
親御さんが焦ってしまうのは、当然のことです。
でも、今すぐすべてが完璧に回っていなくても大丈夫です。
授業についていこうとすること。
宿題のリズムを作ること。
テストに少しずつ慣れていくこと。
理科の知識を、短時間で何度も目に入れること。
こうした一つひとつが、5年生、6年生になったときの土台になります。
わが家も、最初から余裕があったわけではありません。
授業についていくのに必死でした。
宿題を回すのにも苦労しました。
理科の知識も、最初から安定していたわけではありません。
それでも、4年生のうちに少しずつ「勉強の型」と「暗記の習慣」を作っておいたことは、あとから本当に大きな力になりました。
入塾して数か月。
今、不安になっている親御さんにこそ伝えたいです。
焦らなくて大丈夫です。
今、必死についていこうとしているその経験自体が、お子さんの土台を確実に作っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
